新卒の女教師に恋をして・前編

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オレが高校入学した時に、新卒で採用された国語担当の先生は池袋の大学出身。
顔や体の雰囲気は、入れ替わりが激しいモデル業界でCanCam、Oggi、CLASSYなどでモデルと活躍し、10代、20代、30代と異なる世代で上手く人気を維持してる小泉里子にどこか似ていた。
割りと美人だから人気もあったけど、ちょっとお高くとまった性格で嫌うヤツは思いっきし嫌っていたと思う。
後から分かったことだけど、先生も生徒にバカにされないように、いっぱいいっぱいだったらしい。

「良美先生って、大学時代にヤリマンだったらしいぜ」という噂も流れた。

このへんは高校生だから他愛ないです。

オレは、教師という存在があまり好きではなかったので、良美先生とも距離を置いていた。
教師が嫌いな理由は、オレの親戚に教師が多く、いちいち押しつけがましい人ばかりだったから自然に苦手意識があった。

現国の授業は、だいたい漫画を読む時間だった。
それか居眠り。
何をしていようと、うるさくしなければ注意しない先生だった。

それと良美先生は、オレが入っている軽音楽部の副顧問でもあった。
副顧問は名前だけだから、普段の活動では姿を見せないが、文化祭なんかだと顔を出す。
そんな時、彼女は生徒と友だち感覚で話したがり、それを喜ぶ部員もいた。
オレとバンド仲間は軟派系硬派だったから、うぜえ先生だと思っていた。
ちなみに部の顧問のKという男の教師が良美先生に惚れて、強引に副顧問にしたとの噂もあった。

高1高2と、オレにとって良美先生はどうでもいい教師の一人でした。
確かに体つきがエロいとは思ったけど、特別に親しくなりたいとは思わなかった。

ところが高3の秋から、少し様子が変わってしまう。
9月終わりか、10月の初めにオレは担任に職員室まで呼び出され、県主催のあるコンクールで入選したと知らされる。
恥ずかしながら詩のコンクールでした。
別に詩を書く趣味があったわけじゃない。
授業中に書かされたのを教師たちが勝手に選別して応募していた。
とにかく次の週に県庁で表彰式があるから出席しろ、との話だった。
それで、オレを県庁まで引率するのが下っ端教師の良美先生だと言う。

高校のある町から県庁所在地までは電車で40分くらいかかる。
表彰式は平日。
授業を休めてラッキーとは全然思えない。
何時間も教師と一緒に行動しなければならないのが憂鬱だった。
良美先生にとっても、不機嫌に黙り込んでいる高校生を連れて歩くのは楽しくなかったろう。
電車に乗ると、こちらの機嫌をとるように友だち口調で話し掛けてくる。

「M(オレの苗字呼び捨て)は、今、どんな音楽聞いてるの?」

「別に・・・。なんでも、です」

「・・・」

だがそのうちオレの好きなバンドの話題になって、結構熱弁をふるってしまった。

「なんだMって、結構話すんじゃん」と喜ばれると悪い気はしなかった。

表彰式は、なんだかんだと2時間近くかかった。
外に出ると雨が降っていた。
オレは手ぶらで傘を持ってなかった(鞄は、学校のロッカーに置いてきた)。
良美先生が薄いパープルの傘をぱっと広げ、オレの頭の上に差し出した。
ひとつ傘の下に入って駅までの舗道を歩きだす。

「背が高いんだ。何センチ?」

「180ちょっと」

何を今さらと思ったが、その会話で良美先生が傘を懸命に高く上げているのに気づく。
先生は160センチを越えるくらい。

「先生、オレが持つから」

断るのを制して、傘を取り上げた。
良美先生が濡れないように傘を持った手を背中に回した。
大人ぶりたかっただけでした。

淡いパープルの傘の中は、すぐに良美先生の香りでいっぱいになった。
空気が湿っているために、普段よりも匂いが強い。
いやでも良美先生が女だということを意識してしまう。

実は、オレは先生の下着を見たことがある。
2年の時の文化祭でお化け屋敷をやり、仲間内で秘かに下から覗ける場所を作った。
もっとも祭の期間中は出し物に忙しくって、覗けたのは15分くらい。
そのわずかな間に、たまたま良美先生が上を通った。
ばっちり見えたレーシーなパンティと、豊かな太ももには圧倒された。
(文化祭は秋だったけど、開放的な気分になってタイツもパンストも穿いてなかったらしい。これも後で聞いた話)

良美先生は式典に出ると言うので、かっちりとしたスーツ姿。

(今日も、あんな大人な下着なのかな・・・)と想像したら下半身がもやもやしてきた。

駅に近づくと、道が混む。
人の流れを避けるたびに、二人の体は接触する。
ちょこちょこ触れる先生の肩や腕がやけに生々しい。
でも、オレは平静を装う。
先生を意識していることを悟られたくなかった。
そうしたら不意に先生がオレの二の腕を掴んで歩くのをやめる。

「疲れたでしょ。お茶してかない?」

「え・・・。あ、はい」

「K先生(軽音顧問)からは、どこにも寄らずに帰って来いって、釘を刺されてるんだけど。・・・内緒よ」

なんでKが出てくるんだ?と思いつつ、オレは頷いた。
駅前のコーヒーショップに連れていかれた。

「Mは、将来何になりたいの?」と良美先生の質問はありきたりだった。

けれども、聞き上手だったのは確か。
オレもちょうど思春期ならではの憂鬱を抱えていた。
先生に心のツボを押されたように、将来の悩みとかを長々と話しまくってしまった。
あっという間に2時間近く経っていた。

「今日はMと話せてよかったぁ」

オレも胸の中を吐き出せてすっきりしたけど、そうは言えない。

「はあ・・・」と浮かぬ顔をしてみせた。

「気になる存在だったから・・・かな?」と先生は照れたように笑う。

オレは心の中でため息をついた。

「気になる存在」って、教師が生徒の関心を学校に引きつけるための手口で、それを言うと、今度は良美先生が悲しそうな顔をした。

帰りの電車はラッシュアワーにぶつかった。
満員の乗客に押し込まれて先生と体がくっつく。
短い時間だけど、オレの腕が先生のバストをムギュッと押し潰す。

「ン・・・」

先生が眉をひそめる。

「すごい、混んでるね」

「え・・・。ええ」

バストの感触にオレの下半身はすぐさま半勃ち。
良美先生の胸は柔らかかった。
というか体全体が柔らかく感じた。
先生は扉近くの隅に立ち位置を見つけた。
オレはドア脇の取っ手を掴んで、その前に立つ。
チンチンを押しつけるわけにもいかないので、力を入れて二人の間を空けた。
オレの苦労を知らず、後ろのオヤジの背中がぐいぐい押してくる。
その圧力を押しのけていると、まるで満員の乗客から先生を守っているみたいになった。
電車が大きく揺れた時、先生がほっそりした指を伸ばし、オレの手首を掴んだ。
びっくりして先生の顔を見た。

「吊革の代わりを、お願い」

「いいですけど・・・」

確かにオレの手首は掴みやすい位置にあった。
だけど先生の大胆さにちょっと驚いた。
天然なのか、からかっているのか、判断つかなかった。
湿っぽくて不快な車内で先生の匂いが鼻をくすぐる。
会話はない。
話をするには近すぎる距離。
良美先生に握られた手首が温かくなる。
バッグを持つ先生の手の甲が、時々、オレの太ももに当たった。
チンポにも近くて非常にヤバい。

バストの柔らかい感触を自然と思い返してしまう。
ズボンの中でオレのモノがくるりと回って上向きになった。
ここで体が密着したら、いよいよ変態だ。
抵抗も虚しく、体が密着してしまった。
一瞬のことだったけど。
電車がカーブにさしかかり、乗客の体が一斉に傾く。
先生は、「あ」と小さい声をあげると、堪えきれずにオレに体重を預けてきた。

すっごく温かくて柔らかい感触。
太ももからバストにかけて、オレの体にぴったりくっついた。
顎のすぐ下に、先生の髪の毛。
みぞおちの上辺りに押しつけられる胸の膨らみ。
カチンコチンになった下半身で脇腹をグリグリしてしまった。
先生は「ご・・・、ごめん」と謝り、すぐ元の体勢に戻った。
だけど下半身の状態に気づいてないわけがない。
今思うに、オレの体もホルモン臭くてムンムンしてたと思う。
オレは気を静めるために、窓の外を飛ぶ宵闇の灯りを眺め続けた。

だけど先生が時おり身じろぎするのがわかる。
体温まで伝わってくる。
チンポもなかなか平常に戻らない。
また電車が揺れないかなあ、と不埒なことも考えてしまう。
・・・何駅か過ぎて、先生がオレの胸を指先でツンツンした。

「席、開いたみたい」

そう言われて振り返ると、いつの間にか車内はまばらに。

(こんなに空いているのに、オレは先生の間近に立っていたのか・・・)

恥ずかしさに、マンガやアニメみたいに顔がカァっと熱くなった。
先生だって、もっと早く言ってくれたっていいじゃん、と少し恨んだ。

<続く>