僕の初めては全部、好きな先輩とだったのに・第1話

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僕の初体験の相手の話なんですけどいいですか?

僕が高校2年の時の話なんですけど、バイト先にまい先輩っていう人がいて、僕はその人を好きでした。
まい先輩は顔は本上まなみに似た丸顔で、実際ムチっとした体つきをしてました。
デブではないんだけど肉付きがいやらしい感じで、本人もあまり肌の露出は好きではなくて、「わたしって何着てもさわやかじゃないんだよねー」なんてよく笑ってました。
いっつも笑ってるような人で、笑顔を絶やさないというか、そのあたりの雰囲気も含めて本上まなみに似てるのかも。
友だちも多いみたいで、バイト先に同じ学校の制服の友だちがよく遊びにきてました。

彼女は僕が高校1年でバイトに入ったときは既にバイトにいて、直接仕事は教えてもらえなかったけど、よく色々アドバイスをくれました。
バイト先のカウンターが狭いこともあって、忙しいときは後ろを通るまい先輩の胸が背中越しに当たってドキドキしたりしてました。

バイト仲間何人かでご飯食べに行ったりもするようになりました。
そこで彼氏がいるかいないかの話になって・・・。

まい「彼氏ー?いないよーw」

なんて話してました。
でもあんまりエッチな話は好きじゃない(知らない?)ようで、軽い話ならノッて話してましたが、深い話になると俯いたり、違う話を振ったりしてました。
まい先輩は、彼氏に関しては「自分が好きになった人に好きになってもらえるって奇跡だよねー」みたいな乙女なことを言ってみたり、「でも届かないなら自分のことを好きって言ってくれる人と付き合うほうが幸せかも」みたいなことを言ってました。

バイト先の違う女先輩に、まい先輩が処女かどうかを軽く聞いたことがあったんです。

「まいは彼氏いたことなし、たぶんエッチもしたことはないはずだけどなー」

『したことはないはず』って言い方が妙に気になって、もうちょっと突っ込んで聞いてみると・・・。

「でも、なんかしたことがない雰囲気じゃないんだよねー」

とか、童貞の僕にはよくわからない返答でした。

バイト先でも僕がまい先輩を好きっていうのは周知の事実になってきて、バイトのシフトが同じ時とか、みんなが「がんばれ!」って言ってあがっていったり、わざと同じ時間帯に二人で仕事をさせてくれたりとか、(ちょっと露骨かな?)って気はしたけど、まい先輩は楽しそうにしてくれてました。

まい先輩と初めて会ったのは冬場だったんですが、季節も暑くなり、まい先輩もじょじょに涼しい服装に変わってきました。
でももともと露出を好まないまい先輩なので、胸元が見えるような服はあまり着なかったんですが、それでもタンクトップとかが多く、日に当たると茶色くなる綺麗な髪も上げるようになってきて、あまり日に焼けない白いうなじや首筋がまぶしかったです。
特に薄着になると胸元の主張が激しく、歩いてても“ゆっさ、ゆっさ”という感じでした。

でも時々遅刻してきたり(ほんの10分くらいですが)、妙に疲れたような表情を見せる時がありました。
バイトのシフトもよく変わってたりしてました。

まい先輩を好きだった僕はちょっと心配で・・・。

僕「最近薄着ですよね?それに疲れてるみたいだし・・・」

まい「暑いからねー。え?かずくん変なとこ見てるの!?」

僕「いや、そんなことないです!」

まい「やーらしー、かずくんやーらしー」

そう言って、「かずくんが私をいやらしい目で見るのー」とか言いながらバイト仲間のところへ言いに行ってからかわれたりしました。

“疲れてる”の辺りはスルーされましたが、そのやりとりで、思い過ごしだと考えるようになりました。

その頃にはまい先輩からメアドも教えてもらっていて、何の用もないのに時々メールしたりしてました。
(そこまでになるのに相当な勇気がいりましたが)

そこで水族館の話になって、まい先輩から『水族館行きたいなー』みたいなメールがきました。

僕はものすごい緊張して、誘おうか誘うまいか、ものすごく悩んだんですけど、結局誘えずじまいでした。
でもそれからすごく悩むようになって、バイト先でもちょっと僕の様子はおかしく見えていたみたいで、まい先輩にも「最近大丈夫?なんかあった?」とか心配されたりしました。

僕は童貞なりに勇気を振り絞って・・・。

僕「まい先輩、今日バイト終わってから話があります」

そう言いました。

まい「あ・・・うん、はい」

まい先輩も真面目な表情で答えてくれましたが、その日のバイト中は、僕もまい先輩もお互いに一切話さなくなりました。

バイトが終わって、帰り道は全然別だったんだけど、僕がまい先輩の家の方へ一緒に向かいました。
間が持たなかったので最初は「今日は忙しかった」とか、続かない話をしてたんだけど、もうここで別れなきゃって辺りで、僕が勇気を出しました。

僕「ま・・・まい先輩」

声をかけるとまい先輩は振り向いて・・・。

まい「うん」

僕「あ・・・あの・・・」

たぶん時間は数十秒くらいだったかもだけど、僕の中では1時間くらい時間があって、その間まい先輩は僕の目をじっと見てて・・・。

僕「水族館、一緒に行ってください!」

まい「は?」

実際には「は」と「うぁ」の中間くらいの返事がきて、お互い無言になった。

僕「いや・・・あの・・・水族館に・・・」

まい「それだけ!?」

すると、まい先輩はちょっと怒ったような表情になってきました。

僕「いや、あの・・・」

僕がもじもじしてると・・・。

まい「告られるのかと思って超ドキドキしたよー、もー」

そう言って、深いため息をつきました。

僕「あ、いや、あの・・・」

どうすればいいのか分からなくてオロオロしていると・・・。

まい「もう、水族館くらいいつでも行ってあげるのに」

そう言って、手を伸ばして僕の頭をポンポンとしてくれました。
もっとも僕の身長は175cmあって、まい先輩は150cmないくらいだから、かなり手を伸ばしてましたが。
(実際はおでこの辺りをポンポンでした)

まい「じゃあ、またいつ行くかメールして。おねーさんは疲れたから帰ってシャワー浴びて寝るよ」

そう言って、まい先輩は帰っていきました。
まい先輩が家の門をくぐるのを見届けると、僕は「よっしゃぁぁぁ!!!」と叫んで自転車を全力で漕いで帰りました。

次のバイトのシフトの時はさっそくみんなにからかわれました。

「水族館おめでとう」
「勇気がなくて告れなかったんだって?」
「デートん時がチャンスだね」

なんて、まい先輩がいる時にも言われて、まい先輩は聞こえてるはずなのに聞こえないふりして、ちょっとはにかんだような顔をしてました。

何日かして水族館の日になりました。
僕は緊張して前日からあまり眠れず、当日も緊張と寝不足からよくわかんないテンションで待ち合わせの場所にいました。
到着まで何度かメールしてて、時間通りに来るのはわかってたけど。

やっぱりほぼ時間通りにまい先輩は来て、「もう来てたの!?早いよ」と。

暑いこともあって少し肌が汗ばんでいました。
その時のまい先輩は、頭はポニーテイルじゃないけど後ろで括ってて、ピンクのキャミを重ね着してて、結構短いミニスカでした。
いつもと違って、ちょっとオシャレというか、派手めというか、そんな服装にちょっと驚いてると・・・。

まい「今日、変?おかしい?」

僕「そ・・・そんなことないです。似合ってます」

「可愛い」と言えない童貞っぷりが悔しい。

まい「マジ?今日ちょっと頑張ったんだ♪」

と、僕の横について歩きます。
まい先輩を見るといつもより胸元が開いてて、ボリュームのあるまい先輩の谷間が見えてて、僕は悪いことをしているようになって、あまりまい先輩の方を見れなくなってしまいました。

すると・・・。

まい「なんか調子悪い?それとも機嫌悪い?」

そんな感じで聞かれたんで、「いや、緊張するッス」みたいな変なしゃべり方になって。

まい「いつもみたいにしようよ」

明らかにまい先輩もいつもと違ったテンションで(そう思ってるのは僕だけかも)、そこからはずっとまい先輩にリードされっぱなしでした。

水族館にいる間も、食事の時も、買い物してる時も、僕はまい先輩を見てた。
胸元とかは気にしないようにしてた。
正直見えてたけど、それよりもまい先輩が可愛くて可愛くて。

夕方くらいになって、どうしようかってなったときに、「あたし門限は10時くらいだよ」ってまい先輩は言いました。
それはつまり、10時までは遊べるってことです。
とりあえずまい先輩の家の近くまで帰って、ファミレスで早めの夕食にして、あと2時間くらいってとこで、まい先輩の家の近所の公園でダベることになりました。

そこで水族館の魚の話や、買い物の時の話をまい先輩はしてくれたけど、正直、まい先輩ばっか見てたから覚えてなくて・・・。

まい「ちゃんと聞いてるー?」

怒られたのでオロオロしてると、「かずくんって可愛いよね」って言われました。
そのときはなんかプライドが傷ついてw

僕「可愛いって何すか」

みたいに言ったら・・・。

まい「やだ、怒った!?」

みたいに半笑いで顔を覗き込まれて、顔が近くて・・・。
僕は緊張して、「あ・・・え・・・」とか言ってたけど、まい先輩は目を逸らさなかったので・・・。

僕「まい先輩・・・」

まい「ん・・・」

僕「僕、まい先輩のこと・・・」

まい「・・・」

僕「好き・・・です・・・」

地面が揺らぐようだった。
目の前のまい先輩が二重にブレて見えた。

まい先輩はしばらくじっと僕を見て、目を伏せて隣に戻ると一言。

まい「ごめん」

そう言いました。

さっきよりも地面が揺らいで、耳がキーンとなって、お互いしばらく黙ってました。
頭の中は、(なんでデートしたんだよ!?)とか、(やっぱり僕じゃ無理か・・・)とか、(好きな人いるのかな?)とか色んなことが頭の中を駆け巡ってました。

<続く>

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