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僕(孝之)と智紀はクラスの女子たちと山間にある温泉に来ていました。
僕たちはバスを下りるなり、旅館に併設されている露天風呂にさっそく入りに行きました。
そこは天然の濁り湯で、きれいな乳白色をした温泉でした。
「はぁー、気持ちいい」
「ホント生き返るよな」
あまりの気持ち良さにしばし時間を忘れ、どっぷりと肩まで浸かる僕たち。
すると脱衣所に黒い人影が・・・。
「あれ、孝之たちがいるわ。なんでこっちにいるのかしら?」
「あっ、お前ら、なに勝手に入ってきてんだよ!」
声でいつもの女子であることに気付いた僕は、ガラスの向こうに映っていた人影に向かってそう言いました。
すると思いも寄らない言葉が返ってきました。
「あら、男風呂なら隣よ」
女子数人はそう言いながらガラスの扉を開けると、ぞろぞろと僕たちのいる所へ入ってきました。
「えっ、まさか、そんな・・・」
僕は驚いてそばにあった岩に後頭部を打ちつけ、智紀は浴槽で足を滑らせて挫いてしまいました。
「本当よ。5時になったら入れ替わるって書いてあったじゃない」
「早く出ないと他の女性客も来てパニックになっちゃうわよ」
「そ、そうか、分かった。すぐに出るよ」
「じゃあ私たち、ここで出るの待ってるから早くして」
「え、そこで?」
「そう、ここよ」
「いや、外で待っててくれないかな」
「なんで?ここはもう女風呂なのよ。私たちが出ていく必要なんてこれっぽっちもないじゃない」
「いや、だから俺たちが今から出るから・・・」
「だから私たちはここで待ってるって言ってるじゃない。分からない人たちね」
「分からないのはお前たちの方だろ。少しは気を遣えよ」
「イヤよ」
「お前らの言ってる意味が分かんねぇ」
「私たちには、なぜこれくらいのことが出来ないのか分からないわ」
「お前らひょっとして俺たちの裸を見るのが目的だろ」
「さぁね」
「それよりいつまでも意地を張って煮え上がるのを待ってるの。潔く私たちに裸を見せてここから出るの?どっちにするの?」
「ざけんな、早く出ていけよ」
「出ていけって言われて私たちが素直に引き下がるとでも思うわけ?」
「一体何が目的なんだよ」
「ズバリ、孝之と智紀のおちんちん鑑定!」
「お前ら、しばくぞ」
「ほら、出てけよ!」
バシャバシャ。
僕は手桶で掬ったお湯を浴びせて、なんとか彼女たちを追い出す作戦を試みるのでした。
案の定、彼女たちは脱衣所の方へ引き返していき、作戦は成功したかに思えました。
しかし・・・。
「服が、服が・・・」
美夏が僕の掛けたお湯を大量に被ってしまい、たった1人で風呂場の隅でベソをかいていました。
「えーんえーん、これ一張羅なのに・・・」
「あー、泣かしちゃった」
「美夏ちゃん、大丈夫?」
美夏を気遣う他の女子たち。
そして怒りの矛先は、お湯をかけた張本人である僕に向けられました。
「ゴメン、ついやりすぎた・・・」
しかし僕の謝罪に対する女子の反応は、とても冷ややかなものでした。
「ゴメンで済んだらお巡りさんはいらないのよ」
「そうよそうよ」
「美夏ちゃん、どうする?」
「ぐす、絶対許さないもん・・・」
「だからこうして何回も謝ってるだろ」
「回数の問題じゃないでしょ」
「美夏、本当に悪かった。だから顔を上げてくれよ、な?」
「美夏ちゃん、孝之たちもこれだけ謝ってるし、そろそろ許す気にならない?」
「・・・」
「待って莉子、美夏ちゃんが何か言いたげよ」
「どうしたの美夏。えっ?目の前で、孝之が、裸のまま、20回ジャンプしてくれたら、許してあげてもいい?・・・だそうよ、孝之」
「ぷふっ!!」
「なに笑ってんだよ、智紀」
「ごめん、つい・・・」
「さっきの、本当に美夏が言ったのかよ」
「当たり前じゃないねっ、そうだよね、美夏ちゃん?」
すると美夏は涙で濡れた顔をゆっくりと上げて静かに頷きました。
「ほらぁー」
「なんでこんなことに・・・」
「アンタが全然手加減しないからよ。ほんのお遊び程度のことだったのに」
彼女たちに促されるように渋々浴槽から出てきた僕は、股間を押さえながら泣き崩れている美夏の前に立ちました。
「美夏ちゃん、今から孝之がさっきの約束を履行してくれるから、じっくり見ててあげて」
「うん・・・」
それまでずっと俯き加減だった美夏は顔を上げ、手で隠された股間の辺りをじっと凝視しています。
一方の僕は見られていることを意識してか、恥ずかしくて顔が火照ってきました。
実はこのジャンプ、美夏本人(?)の希望により、最上部に到達したとき一度手を叩くことが絶対条件となるため、おちんちんを隠しながら約束を果たすことはまず不可能でした。
僕は仕方なく股間に当てていた両手をパッと離すと、軽く数回ジャンプをしました。
上に下に身体が激しく動いています。
手を叩くタイミングでおちんちんも上に下に激しく動いています。
「1・・2・・・」
僕がジャンプを始めるや否や、美夏は瞬きを忘れたかのように、食い入るように僕の跳ね回るおちんちんを見つめていました。
ピタンッ、ピタンッ・・・。
おちんちんの飛び跳ねる音が、数人しかいない風呂場に静かに響き渡ります。
「・・・19・・20!よし、終わったぞ」
「美夏ちゃん、これで許してあげる気になった?」
しかし、美夏はなかなか首を縦に振ろうとはしません。
「おい、調子に乗るのもいい加減にしろよな」
たまりかねた僕は美夏を押し倒し、そのまま床に覆い被さってしまいました。
「あっ、やめなさいよ」
僕に組み伏せられているはずの美夏の対応は意外にしっかりしていました。
美夏は僕の両足をむんずと掴むと、それを大きく左右に開脚させたのです。
(ん、なんだ、なんだ・・・)
もう観念したと思っていた美夏の思いも寄らぬ反撃とその腕力に、攻撃を仕掛けた側の僕が驚くことになりました。
その様子に傍観者の女の子たちからは黄色い声が飛びはじめました。
「キャハハ、お尻の穴まで丸見えよ~」
「おちんちんもぷらぷらさせちゃって」
「あらら、私たちにそんなところまで見られちゃって。いくら孝之だって男の子だし恥ずかしいよね」
美夏だけでなく、女の子たちも僕の股間にぶら下がるおちんちんをじっくりと観察しています。
(あぁ、こんなの恥ずかしすぎる・・・)
反撃の糸口を見出せないまま、僕の恥ずかしさのボルテージは上がる一方です。
(な、なんとかしないと)
「う・・・手、手を離せよ!」
「やだ」
僕を完全に手の内に入れた美夏は先ほどまでと違って余裕の表情すら浮かべています。
「アハハ、こうなってしまってはさすがの孝之も敵わないみたいね」
女の子の1人はそう言いながら手足の自由の利かない僕のそばに近寄り、おちんちんを軽く撫でて上げてきました。
その瞬間、僕は全身に電気が走ったような衝撃を覚えました。
「うぅ・・・さ、触んなよ」
「アレ?その顔、感じちゃってない?」
「あっ・・・あうぅ・・・」
彼女たちがあれやこれやと触れてくるたびに僕は疼いて、思わず変な声を上げてしまいます。
「あー、見て見て。孝之ったら勃起しちゃってる」
「ホントだー、私たちに弄られたくらいで勃起しちゃうなんてだらしないわね」
「ねぇねぇ、孝之が美夏にヤラれてる構図ってあんまり見ないし、記念に写真撮っちゃおうか」
「撮っちゃえ撮っちゃえー」
「後で話のネタにも使えるしね。じゃあ撮るわよー」
「ちょっと待って、私も一緒に写るから」
「あー、私も」
「じゃあ私もー」
「どうぞどうぞ」
「はい、チーズ!」
カシャ、カシャ・・・。
「一生もののお宝ができたわね」
「孝之たちに貸しも作れたしね」
「何か頼み事があったら、これ見せたら一発で言うこと聞くわよ、きっと」
「人間キャッシュカードにもなりそうよね。今度友達にも配ってあげようっと」
彼女たちは僕への仕返しに満足して、風呂場から出ていきました。
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