清楚な妻とドバイの若社長・前編

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私は27歳のサラリーマンです。
仕事にもやり甲斐を感じはじめ、高校生の頃から付き合っていた彼女とも昨年結婚し、自分なりに充実した人生を送っているつもりでした。

私の妻は自分で言うのもなんですが、かなりの美人です。
名を『サヤカ』と言い、女優の加藤あいさんに似ていて、スタイルも良く脚がとても長い女性です。
本当に自分には勿体ない妻だと思います。

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恥ずかしながらサヤカは昔から頭も私より圧倒的に優秀で、自分よりも何倍も大きい会社に勤めています。
サヤカにとっても、私にとっても、お互いが初めての人でした。
性にはお互い奥手で、子供もまだ作るつもりがなく、結婚後も妻が働きたいと言うのでそのまま働いてもらっていました。

そしてある時、妻の1週間の出張が決まりました。
場所はドバイでした。
私は1週間も妻に会えないのはつらいと思いましたが、妻は観光ができると嬉しそうに喜んでいました。
また仲のいい子も一緒に出張に行くことになったと、一日中はしゃいでいました。

この仲のいい子というのは私も知っている子で、名を『エリカ』と言います。
サヤカの大学の同級生で、よく私とサヤカ、エリカとエリカの彼氏でダブルデートなどをして一緒に遊んだ仲です。

エリカはサヤカとは真逆のタイプの女の子で、性に奔放というか、ダブルデートのたびに彼氏が変わっていたり、サヤカがいることをわかっていながら私を誘惑してきたこともあり、正直私にとっては苦手なタイプの女の子でした。
しかしサヤカにとってはいい友達で、害もないため、私は快くサヤカをドバイに送り出すことに決めました。
他にサヤカと一緒にドバイに出張に行く者たちも、サヤカとは一回りも二回りも年の違うおっさんたちだったので何の心配もしませんでした。

妻が出発する日が来ました。
私もたまたま仕事が休みだったため、空港までサヤカを見送りに行きました。
はしゃいでいたサヤカも出張当日にはさすがに仕事モードになっており、私は安心して彼女を送り出すことができました。
サヤカも頑張っているのだからと、翌日からは私も力を入れて働きました。

サヤカが出発して2日が経った日の夜、暇を持て余した私のもとに1通のメールが送られてきました。
サヤカからではなく、エリカからでした。
メールには1枚の写真が添付されていました。
とても彫りが深く、眼光の強い、今までに見たことのないようなイケメン外国人の画像でした。
年は見た感じ私と同じくらいでした。
私は、向こうの俳優かな?と思いエリカに返信を送りましたが、その日はエリカからメールは返ってきませんでした。

そして次の朝、目を覚ますとエリカからメールの返信が届いていました。

――――――――――――
ドバイの取引先の貿易会社の大金持ち若社長。昨日の夜に寝室に誘われちゃって、一緒に寝ちゃった。
私も今まで色んな男の人と寝てきたけど、ありえないくらい気持ちよくて今までで断トツ一番!
何回もイカされちゃった。
気持ちよすぎて中出しも許しちゃった。
こっちは一夫多妻制で、彼は妻が3人いる上に愛人もいっぱいいるんだよ。
顔と権力を使って毎日ヤリまくりみたい。
こっちでもヤリチン社長で有名みたいだよ。
本当は私とサヤカ両方が誘われたんだけど、サヤカは嫌がって結局私だけ寝室に行っちゃった。
でもあの社長、押しがメチャメチャ強い上に、サヤカのこと全然諦めてないみたいだからやばいかもよ。
私は今夜も寝室に誘われてるからもちろん行っちゃう。
真剣に4人目の妻に立候補しちゃおっかな。
イケメンで大金持ちなんて完璧だし、なんちゃって。
とにかくサヤカもやばいかもね?
――――――――――――

そんな内容が書かれていました。
そして画面の最後に写真が1枚、添付されていました。
今まで見たことのない大きなイチモツでした。
おそらくドバイの若社長のイチモツでしょう。

私はサヤカのことが心配になりました。
しかし、よく考えると、サヤカはエリカのように股が緩いバカではないし、性にもともと興味がないため、常識的に考えて絶対に社長の話には乗らないだろうと思い、あまり心配もせずにいつも通り会社に向かいました。

その日は仕事が溜まっており、夜遅くまで帰れず、結局帰宅した時には夜の2時を回っていました。
そして気が付くと、またエリカから私にメールが来ていました。
時間別にメールが5通も。
私は朝のエリカのメールを思い出し、再びゾクッとした感情に襲われました。

恐る恐る私は1枚目のメールを開きました。

――――――――――――
今から私とサヤカと若社長の部下の女の人と若社長と若社長の男友達2人、計6人でお食事です。
ちなみにただのお食事ではありませーん。
社長も思い切ったことするなー
――――――――――――

そう書かれていました。

また6人で楽しそうに食事をしている写真も送られてきました。
私はエリカの言葉に疑問を持ちながらも、サプライズか何かだろうと、楽しそうに写っているサヤカを見て安心しました。
しかし2枚目のメールを開いて驚きました。
若社長の部下の女の人であろう外人と若社長の男友達の1人が、セックスしている画像が貼られていたのです。
メールにはこう書かれていました。

――――――――――――
今、私と社長の男友達、社長の部下ともう1人の男友達でセックスしてまーす。
この写真は私がセックスしながら横で撮ったものでーす。
私のセックス写真も欲しい?
残念ながらサヤカはセックスしてないから写真はないよ。
――――――――――――

その次に、『でも・・・』と書かれており、↓のマークが下の方に無数に連なっていました。
矢印にそって画面を下にスクロールしていくと、もう1枚画像が貼られていました。
その画像を見て驚きました。
先ほどのセックスをしている若社長の女部下の後ろにサヤカが写っています。
確かにサヤカはセックスもしていないし、服もしっかりと着ているようです。
しかしその横には、全裸でサヤカを口説くドバイの若社長の姿がありました。
写真を見る限りではサヤカは真っ赤な顔で恥ずかしそうに社長の口説きを拒否しているように感じられます。
また、写真をよく見ると、そこが1枚目に送られてきたサヤカたちが食事をしていた場所だと気づきました。

私はエリカの書いていたことがようやくそこで理解できました。
サヤカが罠にはめられたのだと。
サヤカ以外が全員仕掛け人で、食事後、その閉ざされた部屋の中で社長に口説かれている。
サヤカの目の前で男女4人が全裸になり、激しいセックスをし始めたのだと。
そして社長もセックスのために裸になったのでしょう、サヤカをエッチな気分にして、社長とサヤカがセックスをできる環境をエリカたちが作ったのです。

私はエリカへの怒りと共に、やっと本格的にやばいことが起きていることに気づきました。
もう居ても立ってもいられず、3枚目のメールをすぐさま開きました。
そこには、『ごめん。社長が、“協力しないともうエリカとはセックスしない”って言うから』という文面と、1枚の画像が貼られていました。

床に投げ捨てられた見覚えのある衣服と下着。
サヤカのものです。

私は頭の中がまっしろになりました。
このまま4枚目のメールを開くと、自分が自分ではなくなってしまう気がします。
しかし、もしかすると、サヤカは社長に脱がされはしたものの、セックスまでは許さなかったという報告かもしれない。
私はかすかな希望を持ち、4枚目のメールを開きました。

<続く>

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