思春期の息子との過ち・第2話

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それからしばらくして夫が休暇で戻ってきました。
この8月の2週間は、本来ならば私にとって心弾む日々になるはずでした。
しかし息子との出来事が心のしこりとなり、素直に喜べずにいました。
確かに、夫に抱かれている時は息子とのことがすべて記憶から消えてしまいます。
ところが自宅での夫とのセックスの後、“もしかしたら息子が聞き耳を立てているのでは”と根拠のない不安と心配がよぎるのでした。
また、この間の息子は意図してなのか偶然なのか、部活や補習で日中家を空けることが多く、その結果、外出も夫と2人で、温泉に泊まった際も息子は部活を優先して留守番、3人揃っての夕食も数えるくらいで、夫は素っ気ない息子が反抗期を迎えたと思い込み少し寂しそうでした。

そして、夫が赴任先に戻ったまさにその夜、眠っている私のベッドに潜り込んでくる息子がいたのです。
その日は夫と買い物をして、そのまま成田に見送りと、気疲れもあり早めにベッドに入るとあっという間に寝入ってしまいました。
目を覚ましたのは誰かが寝室に入ってくる影を感じたからで、その影が私の背中側に潜り込んでくるので、夫がベッドに入ってきたとぼんやりとした頭で思って、再び眠りに入ろうとしました。
しかし、すぐにその眠りはパジャマ越しに胸を触ってくる手で遮られました。
その手は下半身に移動するとあっという間にパンティの中に入ってきて、まだ潤ってもいないのに指を入れようとするのです。

「痛い・・・」

そう口にした時、夫はいないことに気付いて、はっとして身体を起こしました。
振り向いた先にいるのは息子でした。

「何やってるの!」

怒ってはみたものの、パジャマとパンティが引き落とされて下半身が丸見えの状態。
息子の視線でそれに気付いたのですが、パンティを引き上げるより先に息子のほうが早く下腹部に顔を埋め、両手でお尻を押さえて動こうとしません。
その息子の頭を押さえて「離して!」と言っても、何の返事もありません。
しかし息子の口は微妙な位置にあり、すぐに私は息子の吐息の刺激に感じてしまい、言っていることに反して身体は正反対の反応を示すのでした。

またしても息子にしがみつかれたまま倒れ込み、パンティをすっかり剥ぎ取られ、両足を大きく広げられ、息子に身体を委ねてしまったのです。
この時は私の身体に入った指が快感を溢れさせて、はしたないくらい喘ぎ声を出した気がします。
息子は、その私の淫らな姿に挑発されたのか、下着の中で射精してしまいました。
その後、汚した下着を脱いで、下半身裸のまま同じベッドで寝てしまったのです。

夫が赴任先に発った日以降は、再び息子が私の身体に触れることはありませんでした。
夏から秋、秋から冬までの間は・・・。
しかし年末になり、夫から帰るという連絡があった日、息子は風呂上がりの私を部屋で待っていました。
意思の弱い母親は結局、「入れてみるだけ」という“お願い”にまた応じてしまったのです・・・。
さらに、またも同じように夫が赴任先に発った日も。
駄目な母親は、いけないこととわかりながら、息子の“お願い”を許してしまうのです。
浅はかな私は、あと半年で夫が戻ってくる、夫が戻ってくれば息子は以前の息子に戻ると思い込もうとしていました。

そんな思いの中、突然3月に夫が一時帰国しました。
2年という約束での赴任ですから、期限は今年の6月まで。
夫からは、その事前調整だと聞かされました。
ただそのせいか夫の帰りは遅く、息子にしてみたら毎日深夜に帰ってくる父親は、いないも同然みたいです。

「パパが日本に戻ってきても、毎日がこんなんじゃママにとってあんまり変わんないんじゃない?」

夕食の後、ソファに座ってテレビに向いたまま息子が聞いてきます。
不思議なのですが、この時点では私と息子の日々の会話は何事もないように交わされていました。
当たり前の母と子の会話なのです。

「引継ぎとか色々あるんじゃない。毎日こんなんじゃ体を壊しちゃうわよ」

そう答えると、「僕だけのママじゃなくなるんだね」とポツンと言うのです。
その姿が愛おしくなり、「どうしちゃったの?」と隣に座って顔を覗き込むと・・・。

「僕はママが大好きだ。だから、いつかちゃんとママとセックスがしたい」

突然の言葉に唖然としました。
身体と思考が固まった状態です。
しばらくの沈黙があり、振り向いた息子はそんな私に体を預け、そのままソファの背にもたれかかりました。
この時、私の心の中に何かわからない漠然とした不安が芽生えてきたのですが、息子の手がスカートを捲り上げ始めると、不安を感じた気持ちが消えて現実に切り替わりました。
すでに息子の手はスカートの中で活発に動いています。

「ダメ」「やめて」とは言ったものの、私の方も以前ほど抵抗しない身体になってしまったようです。

ただ、「パパが帰って来るわよ」と言った後の息子は徐々に荒々しくなり、乱暴にパンティを下ろし、片足にかかったまま両足を大きく広げてクリトリスを撫で回します。
そして今までは1本の指だったのが、この時は2本となり、十分に潤い始めた中を掻き回すのでした。
もう私は出る声を抑えることができなくなっていて、母というより女になっていました。

そのうち息子が器用にジャージをパンツごと脱ぐと、そそり立ったペニスが私の前に現れます。
いつものようにそのペニスに手を添えたところ、「入れてみるだけ」の前に、息子は私の服に射精してしまったのでした。

その夜、私は夫とセックスをしました。
そこで自分の身体の反応の違いに気付いたのです。
感じていないわけではないのに、息子との時よりも濡れ方が少ないのです。
背徳感が快楽を増してしまうのでしょうか。
夫に後ろめたさを感じながら、子宮の奥から湧き出るような濡れ方や感じ方は、息子に触られて初めて経験したことでした。

そしてついに、こんな私に罰が当たる時が来たのです。
4月も押し迫った頃、メールでのやり取りが多いために滅多に来ない国際電話で、「しばらく残ることになった。しかし年内には間違いなく帰れるから」と夫。
今思い起こすと、この連絡はその時に私が感じた以上に精神的ショックを与えた気がします。
息子には、しばらく告げられませんでした。
その後、夫から直接聞いた息子は、他人事のように「パパも大変だ」と気にも留めていない様子なのです。
この時、以前息子が口にした言葉を思い起こしていたなら、自分の振る舞いに気をつけることができたのかもしれません。

さらにこの頃、パソコン教室の女性講師が結婚を機に退職することになって、ゴールデンウィーク前に送別会を開催しようという計画があり、その幹事を私がすることになってしまい、その慌しさがある面、精神的に参っている私の気持ちを紛らわしていたようでした。
送別会は4月30日。
その日は一生忘れられない、そして決して夫には知られてならない日となりました。

私が通っていたパソコン教室は、あるカルチャーセンターに属していて、かかる料金も手頃感があり、教えてくれる講師陣も気さくながら丁寧で、とても居心地がいい教室でした。
メールでのやり取りを覚える、といった当初の目的を飛び越え、ついつい友達に会いに行く感覚で通っていました。
その教室があるカルチャーセンターのオーナーは、見た感じは私とさほど変わらない年齢に映り、今回の送別会に自ら参加してきて実際会って話をしたのですが、やはり気さくで気取らない方というのが率直な印象でした。
送別会は、女性講師の将来のご主人も途中参加でかなり盛り上がり、お開きの段になって、会費をオーバーした分はオーナーが持ってくれるという、おまけまで付きました。
2次会に、という誘いにはさすがに気分的に乗れなくて、支払いを済ませたら帰りますと皆に伝え、オーナーと一緒に会計に向かいました。

「何か心配事でも?」

会計を待っているとき、突然彼から切り出されました。
終始浮かない表情だったのが気になったと言うのです。
そんな心遣いにほだされて、つい「主人の赴任が5ヶ月伸びちゃって・・・」と漏らしてしまったのです。
その後、海外赴任は約2年前から、中学生の息子がいて女親では手が回らない(さすがに本当の話はできません)などの話をしてしまいました。

すると、「車で来ているから自宅の近くまで送ります」という申し出があり、躊躇していましたが、帰る方向が一緒だからと便乗することにしました。

車を置いてあるというホテルに向かうと、「最上階のラウンジが素敵なので、沈んだ気持ちも晴れるのでは」という提案。

(女心をくすぐるのが上手い人だな)

内心、そう思いながらもその提案を受け入れました。

確かにそのラウンジは最上階からの眺めも洒落た照明の雰囲気も素晴らしく、以前は夫とこういう場所で楽しんだこともあったけど、今は・・・などと余計なことを考えてしまいましたが、彼の話は話題に富んでいて、今日初めて話をした相手なのに一緒にいても飽きず、勧められるままカクテルの杯数もかなり重ねてしまいました。

運転を控え、彼がお茶を頼んでいたことに気付いたときは、もう10時になろうとしていました。
地下駐車場までの直通エレベーターには他に同乗する人もなく、改めてラウンジの礼をと思い、お辞儀をしようとしたときに酔ったせいでふらついてしまいました。
その時、彼が私を抱きとめ、そのまま抱き締められたのです。
最初は支えるように、次第に胸を圧迫するくらい強い力に変わり、駐車場の階に着いてドアが開くまで抱き締められていましたが、ひとたびドアが開くと何もなかったように車の方へ歩き出したのでした。
ただ、私の手を取って。

彼の車はやはりという感じで、BMWでした。
助手席側までエスコートされてドアを開けられて座り込むと、高鳴っている胸に手を当ててみました。
お酒のせいなのか今の状況のせいなのか、高鳴っている理由が自分でもよくわからなくなっています。

そこに彼が乗り込んできて、「お酒が効いたみたいですね。飲み物を買ってきましょうか?」と私のほうを向いて尋ねます。

「大丈夫です」

そう答えると、また彼が体を寄せて私の肩を抱き、今度は首筋にキスをするのでした。
その時、なんで大人しくされるままになっていたのか。
本当に酔いのせいだったのでしょうか。
首筋へのキスの間、目まで瞑っていたのです。
大人の男性とのやり取りが欲しかった・・・とは思いたくないのですが、夫が日常生活からいなくなり息子とのことで頭がいっぱいになっていて、そんな現実から逃げたかったのかもしれません。

彼が車を出す頃には、右手が私のスカートの上でゆっくりと腿を撫でるように動いていて、私はその手を拒否することもしませんでした。
走り出した車の中ではずっと無言のままの2人でした。
右手を私の足の上に置いて、彼は片手で器用に運転しています。
私はまるっきり帰る道がわからず、彼が知っているという前提で同乗していたのです。
そんな状況でしたが、彼が突然ハンドルを切ってある建物の中に入った時は、やっぱりという感じで受け止めていました。
車を停めて外に出た彼が助手席まで回ってドアを開け、口を開きました。

「少し休んでいきませんか?」

休んでいくのが自然の流れ、というような感じで彼が手を差し出します。
しばらく座ったままでいましたが、その手を取って車から降り、彼に導かれるままそのホテルに入ってしまいました。
今振り返って何度考えても、ここでもなぜそうしてしまったのかの理由がわかりません。
自分から望んだわけでも投げやりになったわけでもなく、飲みすぎたお酒のせいとしても、夫以外の人とホテルに入る、そんな女ではないと自分のことを思っていたのですから。

彼が部屋を選び、ボタンを押してキーを受け取り、エレベーターに乗り、肩に回った手が背中を滑って腰で止まり、押されるように部屋に入る。
その流れがスローモーションのように感じて、部屋の中に入ってすぐ彼に抱きすくめられて、やっと本来の意識に戻りました。
そのタイミングで彼がキスをしようと唇を求めてきたので、わずかの差で顔を背けましたが、そのまま彼はまた首筋にキスをします。
ただし今度は同時に左の胸を服の上から触り始めました。
そしてキスをした唇が胸元まで滑って来ると、胸を触っていた手がブラウスのボタンを外し始め、その動きは素早く、すぐに前が肌蹴てブラが現れ、すぐさま胸の谷間まで再び唇が滑ってきました。
肌蹴たブラウスから入った手が背中に回った時、彼がつぶやきました。

「思った通りのオッパイだ」

頭の中で「思った通り」が、すぐさま反響しました。

(「思った通り」って、いったい・・・?)

そんな思いが大きくなってきた時、背中に回った手がブラのホックを外したのです。
スッと胸の圧迫感が消えて、瞬時に冷静な思考が戻ってきました。

(こんなことをしてはダメだ)と。

部屋の入り口近くに立ったままだったので、くるっと回転して、ブラウスの中で背中まで回った彼の手を身体から離すと、「帰ります」と言うなりドアのノブに手を掛けました。
その手を彼が掴もうとしたので、背中で彼に勢いよくぶつかり、ホックがはずれたブラからこぼれるように現れた乳房を手で隠し、足元に滑り落ちたバッグを取り上げ、ドアを開け通路に出ました。
視界の端に尻もち状態の彼が見えました。
走ってエレベーターに向かい、ドアが開くのを待ちきれない状態で乗り込み、とにかく一目散にホテルを飛び出しました。
たぶん彼は部屋から追いかけてこなかったと思います。
それでも無我夢中でホテルから離れました。
タクシーの空車ランプを見つけ、そのタクシーに乗り込み、シートに座り、やっと落ち着くことができました。
ブラのホックと肌蹴たブラウスのボタンをかけ、たぶんタクシーの運転手には変に思われたんだろうなと考える余裕も出てきました。
すると、訳が分からなくなって涙が流れ出てきたのです。
いったい私は何をやっているのだろう、と。

そのタクシーの中で声を出さずに泣きながら、一人、自分を責めていました。

<続く>

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