コスプレ好きなオタクな妹・第4話

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妹の夏休みも終わり、2学期からは高等部進学コースへの合格に向けて本格的な受験体勢に入るということで、俺と妹のセックスもどきのいけない遊びはお互いに自粛することになった。
妹との関係に不安を抱えていた俺は、このままお互いにフェードアウトできればいいな、などと虫のいいことを考えていた。
しかし妹の勘の良さなのか、俺の諦めの悪さなのか、どんなにお互いに我慢しても、月に一度は母の仕事の都合だったり、父の親戚に不幸があったりで、俺たち兄妹2人っきりというチャンスが巡ってきてしまう。
そんな時はどうしてもお互いに気持ちと性欲が抑えきれず、どちらからともなくお互いを求めてしまうのだった。
それまで我慢に我慢を重ねてきたぶん、一度ごとの爆発力は激しく、ありとあらゆる体位での素股を試したり、妹のアレンジによるエロコスプレでのプレイや、AVやエロマンガや同人誌から学んだ足コキなどの各種変則的プレイに挑戦したりしていた。

中でも両親が留守の夜、裸エプロンの妹と台所で立ちバックの体位で行なった素股は、(このまま挿入したい!)と何度思ったことかわからないほど興奮し、最高に気持ちよかった。
他にも俺は大学で映画サークルに入っているのだが、中古で買ったビデオカメラでハメ撮り(妹曰く「ハメてないんだからハメ撮りじゃなくて、素股撮りじゃない?」)をしたり・・・。
俺は、(早くこのこの関係を断ち切らねば)という思いとは裏腹に、定期的にもたらされる妹とのエロのチャンスについつい夢中になってしまい、楽しく気持ちもいいが、少し悩める日々を送っていた。

やがて秋が過ぎ、冬が来た。
妹の成績は上々で、中間テストではかなりの好成績を残し、進学コースへの安全圏をほぼ確保していたが、勉強漬けの日々のストレスとプレッシャーはまだ15歳の甘えん坊には少々重く、少し精神的に不安定な所も出てきたのが心配でもあった。
両親や俺とのつまらないケンカも増えてきたのもこの頃だった。
相手が親たちの時は俺がなだめてやればすぐに機嫌を直すのだが、俺とケンカしてしまうと両親ではなかなか言うことを聞かず、余計にこじれてしまうこともあった。
俺も妹を刺激しないように、大学のサークル活動やバイトの時間を増やしていった。

期末試験を控えた週末の午後、映画サークルの仲間と来年の文化祭に出す作品の打ち合わせをしていると、久しぶりに妹からメールが来た。

『今日お兄ちゃんの部屋にお泊まりしてもいい?』

『お泊まり』とは、俺たちがこんな関係になったきっかけの一つでもある2人の間だけの小学生の頃からの遊びだ。
要は妹がお菓子を持って来て俺の部屋でマンガを読んだりゲームをしたり、映画を観たりして夜更かしをするだけなのだが、妹とセックスまがいの行為をするようになってからは、もっぱら『ヤろう』という意味にすり替わっていた。

『俺はいいけど、勉強はいいのか?』

『ちょっと話したいことがあるの。エッチはしないから安心して』

俺は少し安心し、同時に少しがっかりもした。
しかし妹が『エッチはしないから』などと言うのは初めてのことであり、その一文が気になった俺は、「ごめん、バイト先に呼ばれたんで今日は帰るわ」と、そそくさとファミレスを出た。
12月の夕暮れは早く、電車の窓から覗く空はもう暗くなっていた。
ふと、俺と妹がこんな関係になって、もうすぐ1年になろうとしていることに気付いた。

夕食を終えると、妹は勉強のために部屋に戻っていった。
俺は妹の代わりに皿洗いなどをしながら母と最近の妹の情緒不安定を心配していた。

母が、「結果がどうあれ、高校に上がったら少し好きにさせてあげようと思う」と言ってくれたことが嬉しかった。

いつもは帰りの遅い父もこの日は早く帰り、手土産にちょっと高いケーキを買って来てくれた。
しかも妹にだけ2つも買って来てくれるなど、両親なりに妹のことを気遣っているのがわかり、俺は妙に安心した。

俺は妹にメールをしてケーキのことを伝えたが返事がこない。
寝ているのかと思い、部屋のドアをノックして妹を呼ぶと、「お兄ちゃん?入って来ていいよ」とドアの向こうから妹の声が聞こえる。
恐る恐るドアを開けると妹は下半身裸で、俺がプレゼントした逆3角形のカップ型ローターを使ってオナニーの真っ最中だった。
ここ数ヶ月、こういう光景にもすっかり慣れっこになってしまった。
妹の女の香りが鼻につく。
俺はそっとドアを閉め、鍵を掛けると、「父さん、ケーキ買ってきてくれたぞ。あの高いやつ」と言いながら妹の勉強机の椅子に座った。

「えっ、マジ?嬉しい。あん、すぐ行くから、アッ、イキそうだから、ちょっと待ってて」

「行くんだかイクんだか、どっちだか知らないけど早くしろよ」

「じゃあ手伝ってよ、あん、もう立ってるくせに」

「ちょっと待ってろ」

そう言って俺は携帯を取り出すと妹の淫らな姿を写真に撮った。

「あ、このポーズもお願い」

妹は仰向けになると肩でブリッジするようにして爪先立ちになり、ぐっと背を反らせて、その粘液で濡れた性器をぐっと見せつけるようにした。
俺はむしゃぶりつきたくなるのを我慢し、妹の指の動きのままに縦に横にひしゃげる性器の写真を撮りまくった。

「お兄ちゃん、脱がなくていいから、チンチンだけちょうだい」

膝立ちの姿勢になり、両手でローターを性器に当てながら妹が口を大きく開ける。
俺はジーパンのファスナーを開け、勃起したペニスを取り出すとウェットティッシュでそれを拭き、妹の眼前に近づけた。

「あんむ」

妹が素早い動きでペニスを加えこむと、俺は妹の頭を両手で抱え、まるで妹の口とセックスをするように腰を動かした。

「んぅん、んふ、んふ、んん」

妹は声を出して一心不乱にイラマチオされることを楽しんでいる。
しかし俺が来たことでより興奮が加速したのか、イラマチオの半ばで妹は口を離し、ベッドに膝立ちのまま背をピンと反らせ、全身をプルプルと震わせると、ぱたりとベッドに倒れ込んだ。
俺はハァハァと荒い息をつく妹の口にペニスを近づけ、先端だけを含ませると、自分で幹の部分をしごいて妹の口内に射精した。

1階に降りると、母がコーヒーを用意してくれていた。
妹はチーズケーキを選び、久しぶりに家族4人の団欒の時間を過ごした。

(こんないい家庭に育ちながら、俺は妹になんてことをしてしまっているのだろう)

あれほどの罪悪感を感じたことはいまだかつてなかった。

その日の深夜、妹が枕を持って俺の部屋にやって来た。

「寒い寒い」と言いながら俺のベッドに潜り込み、すでにベッドに入り本を読んでいた俺の身体にしがみつく。

「はぁ、あったかい」

ケーキも食べ、ご機嫌そうな妹の髪の毛からふわりとシャンプーの香りがした。
俺は本を置き電気を消すと、妹の身体を温めるように抱き締めた。

「で、話ってなんだ?」

「もう、お兄ちゃんはせっかちだなぁ。久しぶりなんだから、もうちょっと可愛がってからにしてよ」

「自分で言うなよ」

さっき射精したせいか、不思議と今は妹に性的な思いは湧かなかった。
妹はしばらく俺の胸元に顔を押し付けたり、くすぐってきたりと、ひとしきり甘えた後で俺に腕枕を強要して一息つくと、「あのね、お兄ちゃん」と話を切り出した。

「最近さ、あたし、なんて言うか性格悪いよね?」

「んー、まぁしょうかないんじゃね?勉強ばっかで、そりゃイライラするだろ」

「でもさ、なんか、お母さんやお兄ちゃんに八つ当たりしすぎかなって」

「ぶっちゃけ母さんも心配してたよ。『普通は親の方から勉強しろって怒るのに、Y香は自分で勉強するから偉いと思うけど、そんなにいい子になろうとしないでもいいのに』って」

「別にいい子になろうとしてるわけじゃないけど・・・」

「俺も母さんもY香のことは凄いと思うし、応援してる。でも本当にY香が辛かったら、勉強なんかやめたっていいんだよって、そう思ってるからな。お前が楽しく過ごしてくれることこそが、俺も母さんも父さんも本当に願ってることなんだからさ」

「うん、ありがとう。でもあともうちょっとだから頑張るよ。進学コースに入ったら時間も余裕が出来るから、コスが出来る時間増えるし!あと期末で成績良かったら冬コミも行くし!」

妹は何かと言えば、「思いっきりコスプレするため」と言うが、そんなにコスプレと学校の成績とが関係あるとは思えない。
俺はいつからか抱いていた疑念を思い切って妹にぶつけてみた。

「なぁY香、俺はさぁ、お前がそんなに勉強を必死に頑張るのって、何か他に理由があるんじゃないかって思ってるんだけど、本当にコスプレのためだけにそんな勉強してんのか?」

暗闇の中でも、はっきりと妹の表情が強張るのがわかる。

「・・・」

妹は何も言わない。
どうやら図星だったようだ。

「言えなかったり、言いたくないなら無理に言わなくていいけどさ、あんまり心配かけるなよな。あと、父さんと母さんに嘘はつくなよ」

「うん、嘘ついてるわけじゃないから安心して。お兄ちゃん、ありがとね」

妹がギュッと身体をくっつけてきた。
その身体は妙に柔らかく、初めて妹の裸に触れた頃より確実に“女性”として成長しつつあることがわかった。
妹の体温は心地よく、俺は薄っすらと眠くなってきた。
やがて妹の規則的な寝息が聞こえてきた。
俺は自分の呼吸をその寝息に合わせると、瞬く間に眠くなり、眠りの中に落ちていった。

妹の期末テストの結果はかなり良く、上位一桁パーセントに入ることが出来た。
学校でも、これで進学コースはほぼ間違いないだろうと太鼓判を押してくれたらしく、妹は上機嫌で帰ってきた。
母がお祝いに作ってくれた大好物のオンパレードを平らげ、居間でテレビを観ていると、妹はうつらうつらと居眠りを始めていた。

「Y香、風邪引くから、寝るなら布団に入っちゃいなさい」

母が呼んでもピクリとも反応しない。
おそらく妹の学習時間は、4つ年上である俺の今までの学習時間をすでに超えているだろう。
なぜそこまで勉強しなくてはならないのかは定かではないが、正直、その努力には頭が下がる。
加えて俺との関係にも、この頭のいい妹が何も考えていないはずなどない。
俺はこの頃また頭を持上げてきた罪悪感に苛まれながら、妹の身体をひょいと抱きあげ・・・。

「しょうがねぇなぁ、運んでってやるよ」

俺はわざとぶっきらぼうな口調で言いながら2階へと上がっていった。
妹の部屋のベッドの上に妹の小柄な身体をそっと横たえる。

「ほら、ちゃんと布団かぶって寝ろよ」

妹の身体を軽く揺すってやると、妹はそれまで閉じていた目をぱちっと見開いた。
そして素早い動きで俺の首に手を回し、激しく俺の唇に吸いついた。
本当に、こいつの行動はいつも俺の予想をいい意味で裏切ってくれる。
この不意打ちのキスにすっかり火を点けられてしまった俺は、さっきまでの罪悪感はどこへやら、夢中で妹と舌を絡め合った。
階下には母親がいるので、あまり派手に愛し合うことはできない。
今日はこのままキスを交わすだけで終わりそうだった。
長く、濃厚なキスが終わり、唇を離す。

「ねぇ、お兄ちゃん」

「ん?」

「ちょっとさ、お願いがあるの」

そう言うと妹はノートパソコンの電源を入れ、ブックマークからあるホームページへとアクセスした。
そこは前に俺が逆3角形のカップ型ローター、通称『2号』を購入したアダルトグッズのサイトだった。

「これなんだけどね・・・」

妹は手慣れた操作である商品のページを開いた。
それは、濃いめのピンク色をした、ペニス型の少し小ぶりなバイブだった。

「これ、クリスマスプレゼントに買ってくれないかなー、なんてね」

俺はこのクソエロJCは全国のサンタさんに謝るべきだと思った。

「いやいやいや、お前、これ何に使うのよ?」

「んー、今は秘密だけど、これでお兄ちゃんにして欲しいことがあるの♪」

「・・・」

さすがにこれにはどうしていいか俺にも判らなかった。
振動で刺激を与えるローターと違い、この形は明らかに挿入を目的としたものだ。
もしや一向に処女を奪おうとしない俺に業を煮やして、自分で処女膜を破ってしまうつもりではなかろうか?

「ね、お兄ちゃん!絶対大丈夫だから、お願い!」

「わかったよ、でも絶対変なことに使うなよ?」

「大丈夫!基本的にお兄ちゃんに使ってもらいたいから。ありがと!」

妹は俺に抱きつき、頬に唇を押し付けた。

「あたし今日生理だから、フェラだけしてあげるね」

妹は俺のジャージのズボンを下ろすと、半勃ちの俺のペニスをぱくりと咥え込んだ。
ちゅぽ、ちゅむ、んむっ、と俺のペニスを唾液まみれにし、何度も首を振る。
俺のペニスは何度も妹の口に飲み込まれ、吸い付かれ、舐め回された。

「あぁ、はぁ、お兄ちゃん・・・好き・・・」

俺のペニスを愛おしそうにしごきながら何度もキスをする。
その間も俺の目を見つめたまま一瞬たりとも目を離そうとしない。

俺はいったい何度後悔したら、この魔性の誘惑を断ち切ることが出来るのだろう?
ひょっとしたら永遠に逃れられないかもしれない。
でも、それも悪くないかもしれない。

そんな事を思いながら俺は妹の口内に射精した。

それから数日後、家に小包が届いた。
約束通り、俺は少し遅いクリスマスプレゼントとして妹にその小包を渡したのだが、実を言うと俺はこのバイブをプレゼントしたことをいまだに後悔している。

クリスマスも終わり、慌ただしい年末がやって来た。
前にも書いたように母親は美容師なので、正月は初詣客のヘアアレンジで忙しい。
父親はちょっと特殊な業界に勤めているので、昔から国内外を問わず泊まりがかけの仕事が多く、家を空けることが多い。
しかしその分なぜか平日に何日も家にいることが多く、子供の頃はアウトローだと思っていた。
そんな父親も正月だけはいつもちゃんと休めるので、母親はクリスマスが終わるとおせち料理やら何やらの準備で大忙しになる。
俺は子供の頃から割と手先が器用で、高校くらいの頃から見よう見真似でチャーハンを作ったり、自己流料理を作っていたので、おせち料理の手伝いはもっぱら俺が務め・・・。
妹は進学コースへの進級がほぼ安全圏ということで、進学コース志望者への冬季講習も苦手教科のみの参加となった。
そのせいか、夏休みに比べて比較的余裕のある冬休みを過ごしているらしく、掃除や買い物などでそれぞれに母親を手伝っていた。
さらに妹は冬のコミケに向けて自作の衣裳作りに精を出し、例の小包の開封のチャンスは一向に訪れなかった。

そんな中、母の携帯に1件の電話がかかってきた。
電話の相手は父親らしいのだが、母はとても驚いて、「じゃあどうするの?」と少し焦っているようだった。
電話を終えた母が困った顔をして戻ってきた。

「お父さん、明日から急に海外行くことになっちゃった」

「はぁ?」

「お父さんの同僚で、海外でお仕事してる人が急に倒れちゃって、その代役でしばらく海外に行くことになったんだって」

「なんだそりゃ?しばらくってどれくらい?」

「今から家に荷物取りに来て、お正月の3日に帰ってくるって」

「大体1週間か、大変だなぁ」

「どうしよう、お正月、あんたたち2人になっちゃうわ」

その母親の一言は、ある意味ピンチで、ある意味チャンスだった。
ちょうど電球やお正月用のお菓子などの買い物から帰って来た妹が、居間でニヤニヤしながらそれを聞いているのを俺は見てしまった。

「えへへへへ~、おにーぃちゃーん、ほらほら、カッコいいでしょ、これ」

その夜、自慢のコスプレ衣装を完成させた妹が、なんとも嬉しそうな顔をしながら俺の部屋にやって来た。
そのコスプレは、俺も一時期ハマったゲームのキャラで、その頃アニメにもなって人気が再燃していた。
そのキャラクターは女子なのだが男装をしているというキャラで、コスプレ用の学生服を妹なりにカスタムしてあり、なかなか手が混んでいた。

「へぇ、すげーじゃん。ちゃんと◯◯っぽいよ、それ」

「でしょ!メガネはね、向こうで友達に貸してもらうの。でね、この帽子はね、普通のお店でちょうどいいの見つけたんでそのままなの、あとね・・・」

やはり好きなことについて語り出したら止まらないのはオタクの性らしい。
その日はそんなやり取りばかりで、残念ながらエロいことは何一つなかった。
その後も母も家にいることが多かったり、妹も冬季講習や冬休みの宿題などでエロのチャンスはなく、喜ぶべきか寂しがるべきかよくわからない悶々とした年末を過ごし、その年は暮れていった。

そして元旦の朝、母が美容室に出るのを見送った妹がトントンと階段を上がる音が聞こえてくる。

(前にもあったパターンだよな、これ)

すでに母と妹の声で薄っすらと目を覚ましていた俺は、布団の中でジャージを脱いで全裸になり、朝立ちのペニスを軽くしごき、すでに臨戦態勢を整えていた。
妹の足音は一度妹の部屋に消えたが、すぐにカチャリと俺の部屋のノブが回る音が聞こえてきた。
足音を極力立てないようにして、そっと部屋に侵入してくる妹の気配がする。
布団の中で全裸のまま、俺は寝たふりをして妹を待っていた。
妹が俺の布団に入り込もうと、そっと布団を持ち上げたその時、俺は妹の手を掴み、そのまま布団の中へ引き込んだ。
驚く妹をベッドに組み敷き、ガチガチにフル勃起したペニスで妹の顔を突くようにグイグイと口に押し付ける。
ようやく妹が口を開き、ペニスを咥える。
まるで本当のセックスのように腰を動かし、妹の口腔を犯す。
最初は冗談のつもりだった。
ちょっと強引に攻めてやって、ビックリさせてやるくらいのつもりだった。
だが意外と妹もノリが良く、びっくりしながらも口を窄め、チロチロと下を動かしながらも、決して余計なことはせず、あくまでも“兄に犯されている妹”のフリを続けてくれたので、俺は少し調子に乗ってしまっていた。

「・・・っ、Y香・・・!」

まるで妹をレイプしているような暴力的な衝動と興奮がごちゃまぜになり、さらに久しぶりの妹の口内の感覚に、たまらず俺は果てた。
俺は昨夜から枕元に用意していた新品のミネラルウォーターのペットボトルを渡してやり、妹に口をゆすがせた。
髪を乱し、はぁはぁと荒い息をつきながら俺の濃厚な精液を飲み下す姿には少し悲壮感が漂い、俺は急に酷いことをしてしまったような気分になって妹をぎゅっと抱き締めた。

「Y香、俺・・・ごめ」

「ごめんな」と言いかけた俺の口を妹の唇が塞いだ。

「お兄ちゃん、もっとY香を犯していいよ。今みたいに、もっと乱暴にして」

俺の耳元で小声でそう囁くと、妹はぱたりとベッドに横になり、一瞬俺の方を見たが、すぐにゆっくりと目を閉じた。
その姿に何かのスイッチが入ってしまった俺は、今度は上下逆さまになって妹の身体に覆いかぶさった。
一度の射精では獣欲の衰えないペニスを妹の顔に押し付けながら、俺は逆さまの体勢で妹のパジャマのズボンと下着を重ねて引き下ろし、脚を開き、股ぐらに顔をうずめた。
すでに女の香りの漂うそこはじっとりと濡れており、今にも俺に舐め回されるのを待っているかのようだった。
俺は無言で妹の割れ目に舌を這わせ、夢中で舐め続けた。

「ん、あっ!んんっ!」

俺の腰の下から妹の声が聞こえる。
俺は腰を動かし、まだ硬く反り立つペニスをぐりぐりと妹の顔に押し付けた。
さすがに逆向きでは咥えにくいのだろう、妹は俺のペニスを手で持ち、キスしたりこねくり回したりして愛撫している。
しかしそれでは生ぬるい。
俺は妹の腰をしっかり掴むと、そのまま布団の上で半回転するように転がり、妹が上、俺が下でのシックスナインに移行した。
もう何度舐めたかもわからないくらいに舐め回した妹の性器。
何度舐めても飽き足らないそこを、何度も何度も執拗に舐め続ける。
指で性器の縁を捲り、露わになった桃色の粘膜を舌で唾液を塗り込めるように舐め回すたびに妹の、「あっ、んん、んんん」という声が聞こえてくる。
特に刺激の強いクリトリスはキスをするように唇と舌で可愛がってやると妹は腰をガクガクさせて喜ぶ。
妹が感じすぎて力が抜けると、その華奢な身体の体重全てが俺の顔にかかり軽い圧迫感があるのだが、妹の剥き出しの性器に圧迫されるなんて、幸せと言う以外になんと言えばいいのか。

「あぁ、あっ、あぁん、お兄ちゃん!」

絶え絶えの喘ぎ声が愛おしく、いやらしい。
俺はフェラチオをせがむように背をそらせ、天を衝くようにペニスを突き出す。
ぬるりと妹の口内が俺のペニスを優しく包み込む。

「うん、んん、あっ、んふっ」

俺の激しいクンニの快感に耐えながら、口腔に収めたペニスを唇と舌とで優しく刺激してくれる。
妹は頭を上下に激しく動かしながらパジャマのボタンを外し、一糸まとわぬ姿になる。
全裸になった俺たち兄妹はお互いに性器を舐め合い、快感と興奮のボルテージを高めていった。

「んっんっんっんっんっんっ」

妹のフェラチオで十分に高まった俺は、あと数回も手コキをされるだけでまた射精してしまうだろう。
しかし絶好のタイミングで妹は、ぽん、と音を立てて口からペニスを離してしまった。
快感で無我夢中のまま妹の性器を舐め回していた俺は、一気に我に返った。
俺のクンニが止まると妹は尻を上げ、俺の身体から降りてベッドの上に正座した。

「お兄ちゃん、Y香ね、お願いがあるの」

そう言って妹は、いつの間にかベッドの脇に置いていた例の小包を取り出した。
俺はビンビンに勃起したまま身体を起こし、ティッシュで口の周りを拭うと、妹からその小包を受け取り、開封した。
透明なプラスチックのケースの中に、黒いゴム製のペニス型バイブが見える。
ケースから取り出すと妹は、「わぁ・・・」と歓喜の声を上げた。
男の身としてはいくらゴム製とはいえ、自分以外のペニスに触れるのはあまり愉快な気分ではなかった。
俺は妹に早速そのブツを手渡すと、箱の裏の説明書きを一読し、付属の電池を妹に渡した。
妹も器用な手つきでバイブの根元の蓋を開け、付属の電池を挿入する。
そしてスイッチを入れると、その黒いゴム製のペニスはヴヴヴヴヴヴヴヴヴと震え、さらにスイッチ深く入れると、グイングインと暴れるように回り出した。

「何これ!凄い!きゃはははははははは!」

何がそんなにおかしいのか妹は大喜びでスイッチを切ったり入れたりして楽しんでいる。
いったいこいつはこんな禍々しいモノを何に使うつもりなのだろうか。
2発目を発射寸前だった俺のペニスはすっかり萎えてしまっていた。

「さて」

ようやくスイッチを切った妹は、そのバイブを両手で持つとゆっくりと俺に差し出した。

「は?」

何のことかわからずに俺が間抜けな声を出すと・・・。

「お兄ちゃん、これでY香の処女を奪ってください」

(うわぁ、ついに言っちゃったぞ、こいつ)

「いや、いくらなんでもそれは・・・」

俺が返答に困っていると妹は急に笑い出した。

「うそうそ、冗談だって、本当はぁ、こっちに入れて欲しいんだ♪」

くるりと後ろを向き、可愛らしい尻を突き出した。

「こっちって・・・お尻ってことか?」

「うん。アソコの処女は絶対にお兄ちゃんのチンチンでって決めてるんだけど、お兄ちゃん的にはまだ決心付かないんでしょ」

ちょっと恨めしそうに上目遣いで俺を見る。

「でも、その代わりっていうか、高校生になる前に挿入の経験だけはしておきたいなって思って、だからこっちで・・・ね?」

どういう理屈だかさっぱりわからんが、どうやらこいつの頭の中では筋が通っているらしい。
やっぱり頭のいいやつの考えることはわからん。

「いや、でもお前、そんなの入るのか?」

「そこはさぁ、やってみなくちゃわかんないじゃん?」

「つったってお前・・・」

「大丈夫!ちゃんとさっきお風呂入って洗ったし。一気に全部は入らないだろうけど、少しずつ拡張していけば入るんだって」

「拡張ってお前、またネットで調べたのか?」

「うん、ちゃんとハンドクリームも買ったし!」

元日からする会話か、これ?

「いや、でも・・・」

正直、尻の穴にそこまで興味のない俺は気が乗らず、出来ればこのままあと2、3回抜いてもらいたかったのだが、なぜかやる気満々の妹に逆らえず、そのままアナル拡張トレーニングを始めることになってしまった。
猫が伸びをするような格好で突き出された妹の尻をグイッと掴み、軽く広げると小さな可愛い尻の穴が見える。
もっと黒ずんでいるのものかと思っていたが、乳首と同じ綺麗な肌色とピンク色の中間の色をしており、(意外と可愛いな)と思った。
しかし、どうにも『尻=排泄器官』としか思えない俺はその部分に興奮することはなく、淡々と事務的に作業をこなしていった。
まずは軽く触ったり、穴の周囲を揉んでやる。

「なぁY香、ホントにこれ気持ちいいのか?」

「うーん、よくわかんない」

(だったらさせんなよ、こんなこと・・・)

穴の縁にくるくると指を這わせると妹は、「んんっ・・・」と声を漏らし、ちょっと尻を揺する。
ここで俺は指にハンドクリームを塗り、さらに穴の縁を攻めてやる。
ハンドクリームはヌルヌルとよく滑り、妹の尻の穴をテカテカに艶めかせた。

「あ、ちょっとなんか・・・いいかも・・・」

妹は『尻の穴に入れられる』という危機感と期待に興奮してきたようだ。

「ねぇ、お兄ちゃん、指入れてみて」

「まだ早いだろ」

「大丈夫だって、痛かったら『やめて』ってちゃんと言うから」

「んー、でも俺の指、結構太いぞ?」

「はいこれ、これ付ければ大丈夫だから」

実は俺は『尻の穴に指を入れる』という行為に抵抗があったのだが、妹はそれを見透かしていたかのように俺にコンドームを手渡した。
なるほど、これはいい。
俺はコンドームを開封し、指にはめるとハンドクリームを少しつけ、妹の尻の穴を再び攻め始めた。

「ん・・・あ、なんかいい」

妹はだんだん指の感覚に慣れてきたようで、尻の穴自体も少し収縮し始めてきたようだ。

「よし、Y香、力抜きな」

そう言うと俺は意を決して妹の尻の穴の中心にコンドームを被せた人差し指の先端をあてがった。

「ん・・・」

クッと力を入れると妹の尻の穴はヌポッと広がり、徐々に俺の指を飲み込み始めた。

(おおっ!?)

まさか初めてでこんな上手くいくとは、思ってもみなかった。
とはいえ、入ったのは第一関節の2/3ほどで、そこから先は締め付けがきつく、俺には一気に奥まで指を入れ込む勇気はなかった。
妹も、「うわ、すっごい・・・変な感じ」とこの時点ですでにかなりの挿入感を感じているらしく、一通り満足したようだった。
俺はすぐに抜いてしまうと思ったのだが・・・。

「ちょっと待って、拡張なんだから、このまましばらく動かさないでいて」

妹の訳のわからない懇願に負け、そのまま待機すると言う、かなり間抜けな状態になってしまった。
俺は退屈なので少しだけ指を動かしてみたり、余った親指でアソコを弄ったりしてやると・・・。

「ちょ、お兄ちゃん、それヤバい。ちょっとマジで凄いから」

さすがに2ヵ所同時の刺激は妹には強すぎたようだった。
そんなわけで俺たち兄妹の新年は妹のアナル拡張トレーニングから始まった。
結果から言えば、その後数回の拡張を経て、ペニス型のバイブ(妹命名『お兄ちゃん3号』)は、妹のアナルに挿入された。

しかし妹曰く、「その時は興奮したけど、あまり感動はなかった」「やっぱり本物じゃないからなんか違う」とのことで、それっきりアナルへの興味は失せたようだった。

以降、『お兄ちゃん3号』はもっぱらフェラチオ専用のバイブとして活躍することになる。

妹曰く、「お兄ちゃんにクンニや素股されながらこれしゃぶってると、3Pしてるみたいでめっちゃ興奮する」のだそうだ・・・。

冬が過ぎ春が来て、妹は無事高等部進学コースへの進級を果たした。
この年はまだ記憶に新しい未曾有の大災害が起き、妹の念願だった『家族でディズニーランド旅行』はお流れになってしまった。
とはいえ代わりに両親に2着もコスプレ衣裳を買ってもらい、妹はホクホク顔だった。
しかしその1着は今でも流行っている某兄と妹のラブコメを描いたライトノベルのヒロインの制服で、俺はそんなものを親に買わせるバカ妹のクソ度胸にはさすがに呆れてものが言えなかった。

高校に入ってから、妹は髪を伸ばし始めるようになった。
それまではショートカットだったが、だんだんおかっぱ頭のようになり、それまでは幼さを極力抑えた印象だったのが、一気に年相応の幼さに見えるようになっていった。
というのも、この頃妹は急に背が伸び、体型も少しずつメリハリがついてきたのだ。
初めて妹の裸体に触れた頃は辛うじて膨らんでいる程度だった胸も、少しずつ弾力を楽しめる大きさになり、もともと細かったウエストはただ細いだけじゃなく、くびれも出てきた。

妹はよく下着姿で、部屋の姿見を見て自身の体型をチェックするようになり、自身の成長に対してどう受け取るべきか決めあぐねていたように思う。
背が伸びた代わりに、あまり大人っぽくなり過ぎないようにわざと子供っぽい髪型にしてバランスを取るつもりだったと後に語っていた。

それからちょうど1年間、母親は本格的に美容室に出るようになり、親父は不幸なことに年末に倒れた同僚が亡くなってしまったために、さらに家を空けることが多くなった。
俺はというと、所属していた映画サークルが先輩たちの間でゴタゴタが起きて空中分解してしまった。
その後、友達や先輩に誘われ、写真サークルと文芸サークルに掛け持ちで顔を出すようにはなったのだが・・・。
両方ともそんなに活動が活発ではないので前ほど忙しくはなく、バイトも普通に続けていたのだが、最低でも週2、多い時は週4で妹と愛し合う日々が続いた。
この頃が一番エロの回数も多く、もう“妹とエロいことをする”というのがほぼお互いの生活に組み込まれていたので、付き合いの長いカップルのような感覚が出来始めていた。

ある時、俺と妹は居間でテレビを観、母親はこちらに背を向けて料理をしている時、俺がテレビに映ったアイドルをちょっと可愛いなと思って見ていると、妹が俺を足で突っついてきた。
俺が妹の方を振り返ると、妹は無言で顔を寄せ、Tシャツの襟を引っ張りブラをずらし、可愛い乳首を見せてきた。
俺がしばらくそれに見惚れていると、妹は勝ち誇ったような顔でリモコンを奪い、チャンネルを変えた。
要するに、『あたしの乳首に比べたらアイドルなんかどうでもいいでしょ?』という無言の抗議なのだ。
他にも同じようなシチュエーションの時に俺の方に寄りかかったまま居眠りをするふりをして、そのまま俺のペニスをジャージ越しに勃起するまで触ってきたり、親の見ていない所でのイタズラも増えてきた。

(このままじゃいかんなぁ・・・)と、また悩み始めた俺に一つの転機が訪れる。

来年度から、俺の学部は3年生からの講義はキャンパスを移転するという通達が大学の掲示板に張られたのだ。

<続く>

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