美大を目指す生徒のためにヌードモデルを引き受けた

この体験談は約 6 分で読めます。

あれは大学3年で教育実習に行ったときのことだった。
教師になろうと思ったわけではなかったけれど、小さい頃に憧れた職業だったから、それなりにワクワク。
でも今時の高校生に不安もあった。
本来なら母校へ行くのだけれど、たまたま母校に教育実習の希望が多く重なっていたため、教授から紹介された都内の高校へ行くことにした。
そこは男女共学の進学校で、私が懸念したような生徒はいなかった。
友達のように気さくに色々な話をしてくるタイプが多かった。

中にはちょっとエッチな質問をする男子もいた。

「デートしようよ」と言ったり、スリーサイズを聞いてきたり、「彼氏はいるの?」とか。

時には胸やお尻にタッチされることもあったけれど、所詮いたずらの範囲。
女子たちがフォローしてくれたりもして、ある意味とても恵まれた教育実習だったと思う。

実習も半分が過ぎた頃の放課後、教室で実習日誌を書いていると、そのクラスのT君が入ってきた。

「忘れ物?」

私が訪ねると彼は頷き、後方の自分の席へ向かった。

「T君は・・・美術部だったよね?」

生徒の情報を思い出しながら話しかけた。
思えば、クラスの生徒ほとんどとそれなりに話していたつもりだったけれど、T君とはまともに話したことがないことを思い出した。
身長が高く、スッキリとした顔立ち、けれど物静かな生徒だった。

「そうです。先生はクラス全員のこと覚えているんですか?」

静かに丁寧な言葉で彼はそう尋ねてきた。

「ええ、短い間だけれどね。ちゃんと接したくて」

私がそう答えると、彼はちょっとだけ笑った。
なぜかドキドキした。

「先生も学生時代、美術部だったんですよね?よかったら部室へ顔を出しませんか?」

誘われるままに、その翌日から美術部へ顔を出すようになった。
本当ならば20人くらいの部員がいるらしいが、マメに放課後残って描いているのは彼の他に男子が2人、女子が5人ほどだった。
顧問の先生が顔を出すのは週に1度。
だから、私も気兼ねなく顔を出すことが出来た。

実習も残すところ2日となった放課後のこと。
その日は最初に女子2人がちょっとだけ顔を出したもののすぐに帰ってしまい、T君と2人きりだった。
別にそれは全く気にならなかった。
いつも彼は描くことに集中していたし、何よりも妙に大人びた部分があったことも理由かもしれない。

「先生」

隅でデッサンをしていた私にT君が声を掛けてきた。

「あの・・・高校生でもヌードモデルをどこかにお願いできますか?」

至って真面目な顔でそう聞かれた。

「僕、出来れば美大に進みたいんです。だから今のうちにチャンスがあるなら人間の生身の姿を描いてみたいんです」

なぜだかちょっと吹き出してしまった。

「何かおかしなこと言いましたか?」

「ううん、違うの。T君は何だか高校生らしくないというか・・・ごめんね。真面目だなぁって。予備校とかに行けばチャンスはあると思うよ」

そう言うとちょっとT君は顔を曇らせた。
私はそこでハッと思い出した。
彼の家は母親と弟、妹という家族構成なのを。

「やっぱり・・・大学に進むまで我慢します。大学も1年か2年バイトをして、学費をある程度作ってからのつもりだから」

なぜだろう、そこで私は変なことを口走っていた。

「あの・・・私がモデルしようか?全裸は無理だけど」

さすがにT君は驚いた表情になった。
そして深々と頭を下げたのだった。

「お願いします」

モデルの件は実習が終わってからということになったが、問題は場所だった。
どこかを借りるというわけにはいかないし・・・結局、私の家になった。

さすがに最初はドキドキしたがT君は描くことに相変わらず集中していた。
それからは週に1、2度が基本、たまには3度ということもあった。
そんな状況が1年近く続いたある日、台風の影響でT君が帰るのが困難になってしまった。

「しょうがないわね。泊まってって。お客さん用のお布団はあるし、着替えは・・・。すぐそこにユニクロがあるから買って来る?」

「え?でも・・・電車が動くかもしれませんし」

さすがに躊躇している。
けれど、どうしようもないだろう。
タクシーで帰るには遠すぎる。

「でも、動かなかったら困るでしょ?」

今の状況から予測すればおそらく動かない。
私はT君に家へ連絡するように言った。

「私が何か説明する?」

「大丈夫です。たまに友達の家に泊まることもあるから」

連絡を入れたあと、T君と買い物に出た。
T君が着替えを調達している間に私は食料などを買った。
家に帰り、夕飯の仕度をしている間にシャワーを済ませるように言った。

夕飯の時に色々な話をした。
お父様は彼が中学に入った頃、病気で亡くなったこと、弟や妹もいるので母親に負担を掛けたくないこと。
そんな会話で夕飯を終えると・・・。

「片付けは僕がしますから、先生もお風呂を済ませて下さい。何だか風も強くなってきたし、停電なんてするといけないから」

彼の言葉に甘え、私もお風呂をさっと済ませた。
居間にT君用の布団を敷いた。
時刻はまだ10時を過ぎたところだった。
ニュースでは台風の情報を絶えず流していた。
T君の使う路線もずっと運休のままだった。

「何か飲む?それとも、もう休む?」
「さすがにまだ眠くないですよ」

「じゃあ・・・ちょっとだけお酒に付き合って」
「いいですよ」

T君が迷わずそう答えたのでビックリした。
それを感じたのか・・・。

「時々母に付き合うんです。ほんの少しですけどね」

1年ほどT君を見てきたが、初めて悪戯っぽく、ある意味その年齢らしい顔で笑った。
毎年実家から持ってくる梅酒をT君には水割りで、私はロックにして飲み始めた。
1時間近くのんびりと話をしながらそうしていた。
すると急に部屋の電気が消えた。

「え!?停電?」

「そうみたいですね。懐中電気かロウソクってありますか?」

「う、うん、ある」

壁を伝ってまず懐中電気を探し当て、それからロウソクを出した。

「びっくりしたね。でもすぐ復旧するよね?」

「そうですね」

ロウソクもアロマキャンドルがひとつだけなので、気付けばさっきよりもT君との距離が近くなっていた。
アルコールのせいもあって何だかボーっとしてきた。

「先生?もう寝ますか?どうせ真っ暗だし」
「うん・・・でも・・・」

「どうかしました?」
「あのね・・・同じ部屋でもいいかな」

「え?」
「・・・真っ暗なの苦手なの・・・」

ちょっと躊躇して白状するとT君が笑った。

「え?何でそんなに笑うのー」

「すみません、うちの妹でもそんなの平気だから。いいですよ、どっちに移動します?」

普段私が寝室にしている部屋へ、T君用の布団を移動することにした。
そうして私はベッドへ、T君は布団へと入ったのだが、ロウソクを消すと真っ暗。
外では風が物凄い音を立てていた。

「先生?」

そう言いながらT君は身体を起こし、私のいるベッドの方を見ているようだった。

「・・・ごめんね、怖いの。暗いのと嵐の音。子供の頃、祖父が台風で命を落としたから」

私が言い終わらないうちにそっと手が伸びてきた。

「一緒に眠りますか?」

そう言われると迷いもなくベッドから枕だけ持ち、彼の布団へと移動した。
隣に入った私の手を彼はそっと握り締めていてくれる。
外で一層風の音が強くなり、ビックっとした私に彼が反応したように抱き締めた。

「先生、僕・・・我慢できないかもしれない。モデルしてもらってて・・・その時は大丈夫なんだ。でも・・・」

言葉が終わらないうちに彼は手のひらで私の顔を探り、唇に触れると、そっとそこへ唇を押し付けてきた。

「T君・・・駄目だよ。私の方が4つも年上だし・・・」

ちょっとだけ離れた唇はまた私の唇を塞ぎ、舌が滑り込んできた。

「あ・・・んん」

思わず声が漏れた。
私のパジャマのボタンをゆっくり外そうとする手を掴んで止めた。

「先生ことが好きなんだ。興味本位じゃない。初めてだけど・・・出来れば僕と付き合って下さい」

そう言うと、私に止められた手を払いのけ、強く抱き締めてきた。

「駄目?」

黙ったままの私にT君が問う。

「分からない・・・嫌いじゃない。むしろ好きだけど・・・でも」

T君は半身を起こすと私に覆いかぶさってきた。

「なら・・・それなら・・・もっと好きになってくれるかもしれないよね?」

そう言いながら、今度は私の止める隙もなくパジャマの前を開いた。
いつもしていないけれど、その日はさすがに着けていたブラもあっと言う間に外され、キスされた。
ゆっくりとした優しいキスだった。
そのまま彼の唇は私の首筋、肩、胸へとゆっくりとキスを繰り返す。

「嫌な時は言って。本当に初めてなんだ」

そうは言っているけれど、彼の愛撫は心地よかった。
キスしていた唇はやがて乳首を含み、舌でそっと突くように・・・。
私は我慢できずに声を漏らしてしまう。

「あっ・・・」

時折ビクンと身体が反応すると、「先生、これで感じてくれてる?」と確認するT君。
かなり長い時間をかけて私の身体の隅々まで舐め、十分に潤った部分へ指を這わせた。

「先生・・・感じてくれているんだよね?ここが濡れてる」

「本当に初めてなの?なのに・・・こんなに・・・あ・・・」

「本当です。でも好きだから感じて欲しくて・・・ここも舐めていいですか?」

私の答えなんて待たずに足を押し広げると、顔を埋めた。

「え!・・・あぁ・・・待って・・・」

その言葉は無視して彼は舐め続ける。
襞を辿り、敏感なそこへ舌が届いた時、ビクッと身体が反応する。
すると彼はそこを優しく舐め続けた。
もう限界だった。

「あぁ、もう・・・もう・・・」

気力を振り絞ってT君のあそこへ手を伸ばした。

「うう、先生、駄目だよ。刺激しないで」

十分にそれは硬くなっていた。

「ねぇ、入れて」

小さく頷くと、するりと簡単に一つになった。
堪えるように私の胸を掴んだり、キスをしたり・・・。
そうしているうちに、やがてT君が達した。