巨根男のダッチワイフになっていた彼女・前編

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学生時代の話です。

大学4年の夏、就職先も決まり、残りの学生生活を謳歌しようとしていた時期、僕には彼女がいました。
バイト先で知り合った小春という、2歳年下で別の大学に通う大学2年生です。
バイトというのは普通のファミレスで、僕は1年生の頃から3年間くらい続けてました。
しかし小春と付き合うことになって、僕の方は辞めました。
やっぱり同じ職場で彼女と顔を合わせるのは何だか気まずくて。

小春は身長が160センチ弱で、顔は綺麗な方だと思います。
どこかの女子アナにいそうな清楚な雰囲気をまとっていました。
胸は大きくはありませんがCカップあり、手に収まるちょうどいいサイズ。
ピンク色の乳首も僕のお気に入りでした。

僕の方は至って普通の学生です。
イケメンでもないですし、身長も170センチと平均、小春が2人目の彼女でした。

小春と付き合ったのは大学3年の秋なので、10ヶ月ほどが経とうとしていました。
大きなケンカもなく仲良くやっていました。
ところが大学4年生の夏、小春から電話で突如、「別れたい」と告げられました。
あまりに突然の話でした。
何も前触れや予兆もない話だったため、僕は驚きました。

理由を聞くと、「他に気になる男がいる」「そんな気持ちで僕とは付き合えない」ということでした。

気になる男とは一体誰なのか、どこで出会ったのか、もちろん僕は質問しました。
小春は言いたくなさそうでしたが、同じファミレスでバイトしている人だと言いました。
僕の知っている男かどうかと聞くと、知らない人、僕が辞めてからすぐに入った学生、小春と同い年ということでした。

僕は諦めがつきません。
付き合って10ヶ月、仲良く過ごしてきて、彼女の一方的な心変わりを簡単に受け入れることが出来ませんでした。

僕「その男のことが気になるというだけで、僕のことを嫌いになったわけじゃないんだろう?」

小春「嫌いになんてなってないよ。◯◯君(僕)みたいに優しい人と付き合えて良かった」

僕はもう小春にとって過去形で語られる男になったみたいです。
それでも僕はその後も、「すぐには諦められない」「まだやり直せる」といったことを繰り返し話しました。
しかし小春は、どれだけ僕の言葉を聞いても決して同意することはありませんでした。
そして最後には・・・。

小春「とにかくお別れにしたいの。◯◯君とはこれからも友達として付き合えたらいいなって思ってる。私のわがまま・・・ごめんなさい」

それでも僕は、「わかった」とは言えませんでした。
その日は結局、小春の中では“別れた”、僕の中では“まだ別れていない”という状態で終わりました。

翌日、僕は小春にメールをしました。
もう一度会って話したい、という内容です。
小春は、『今また会うと気持ちが変になっちゃうから』という内容の返事で、会ってくれませんでした。
あまりしつこくしても逆に嫌われると思った僕は、数日おいてメールしました。

『とにかく一度、会って話したい』

先日送ったメールと同じ内容です。
小春からの返事もまた同じ内容で、会ってくれませんでした。
それから1週間おいて、またメールしました。
小春からは同じように、『まだ会わない方がいいと思う』という内容のメールが返ってきました。
業を煮やした僕は小春から返信が来た後、すぐに電話をしました。

僕「ちゃんと会って話をするだけなんだからいいじゃないか?」

小春「もっと時間おいた方が、◯◯君も冷静になれると思うから」

僕「僕は冷静だよ、電話じゃなくて、ちゃんと小春の目を見て話がしたいんだ」

小春「でも・・・」

なんとか僕は小春を説得することが出来ました。
僕が小春の家に行くことにしました。
他の客がいるカフェやファミレスで話すことでもないし、僕は実家暮らし、小春は1人暮らしで、付き合っている頃も小春と会うのは小春の家が多かったからです。

電話を切ってすぐ、僕は小春の家に向かいました。
そして小春の家に着きました。
とても久しぶりに会うような気がしました。

僕は(やっぱり小春のことが好きだ、諦められない)と思いました。

小春はコーヒーを煎れてくれました。
何から話せばいいのか分からなくて、「元気だった?」と聞きました。

小春「元気だったよ」

僕「そうだよね、2週間前に会ったばかりなのに、なんだか久々な気がしちゃって」

気まずかったです。
どう切り出せばよいのか、僕自身わかりかねていました。
不意に、部屋の様子が変わっていると思いました。
部屋に置いてあった僕の物などが見当たらないのです。

小春の家で過ごすことが多かった僕は、自然と小春の家に僕の服などを置いていくようになりました。
それらの服はいつも部屋の片隅に畳んで置かれていました。
しかし、それがありません。
違和感はそれでした。

僕「僕の服、どこにいったの?」

小春「仕舞ってあるよ、クローゼットに」

僕の物は見えない所に仕舞った・・・。
やはり小春にとって僕は過去の男ということなんだろうなと思いました。
どうすればいいのか、どう切り出せばいいのか分からず、核心に迫ることなく30分ほど、会話もなかなか弾まない中で過ごしていました。

そんな時、小春の電話が鳴りました。
小春は一度携帯を見ましたが、電話には出ないでいました。

僕「どうしたの?電話、出ていいよ」

小春「ううん、いいの」

また電話がかかってきました。
でも、小春は出ようとはしませんでした。

僕「電話、誰から?出なくていいの?」

小春「彼から・・・」

僕は小春が「彼」と言ったことに動揺しました。
先日は、ただ「気になる男」と言っていたのに、それが「彼」に格上げされています。

(・・・まさか、もう付き合ってるのか!?)

動揺しながらも僕は冷静を装い、「電話、出ていいよ、静かにしてるから」と言いました。
それでも小春は電話には出ず、そのうち電話は切れました。
しかし電話はすぐにまたかかってきました。
それでとうとう小春は携帯を持ち、「・・・ごめん、やっぱり出るね」と言って電話に出ました。

小春「ごめんなさい、ちょっと眠っちゃってて気がつかなかったの」

それから小春の表情が急変しました。

小春「えっ?今?下にいるの?・・・あ、うん、家に・・・いるけど、でも寝起きだから・・・ちょっと待って、・・・うん、すぐだから」

僕は小春のその会話から事態を理解しました。
小春が気になっている男、もしかしたらすでに彼氏になっている男が家の前まで来ているようです。

小春「僕君、ごめん、彼がマンションまで来てるって言うから、今すぐ出てって欲しいの!」

小春は物凄く焦っている様子でした。

僕「その男ともう付き合ってるってこと?前は、ただ気になるって言ってただけなのに」

小春「そんなこと話してる時間ないの、お願い、出ていって!」

僕「それを聞いたら出ていくよ。だから教えてよ。それを聞いたら僕だって踏ん切りがつくかもしれないし」

小春「わかった。彼とは付き合ってる。『◯◯君とは別れた』って言ってる。だから、出てって、お願い!」

その時でした。
家のチャイムが鳴りました。
小春が息を呑むのがわかりました。
部屋のチャイムが鳴って、もう玄関の扉を隔ててすぐに新しい小春の彼氏がいる。
その事実に気づき、僕も慌てふためいてしまいました。

僕は立ち上がりました。
小春と目が合いました。

小春「クローゼットの中で静かにしてて。お願い。すぐに出かけるから、そしたら出ていって」

小春が小声で言いました。
僕は声を出すこともはばかられ、黙って頷き、そしてクローゼットの中に身を隠しました。
小春は玄関へ向かっていきます。
ゴトンという音、おそらく僕の靴を下駄箱にしまった音がしました。
それから鍵を開け、ドアが開く音がします。

彼氏「遅いよ、何してたの?」

小春「ごめんなさい・・・トイレしてたの」

はっきりとではないですが、そんな会話が聞こえました。
それから小春と、小春の新しい彼氏が部屋に入ってきます。
小春の部屋のクローゼットというのは扉がブラインドのようになっており、クローゼットの中から部屋の中が結構見える構造になっています。
そのため、小春の彼氏のことも見えました。

身長は僕より随分高く見えます。
180センチくらいでしょうか、それ以上かもしれません。
がっちりした体格で、スポーツでもしているような雰囲気です。
顔ははっきりとは見えないですが、精悍な様子を受けます。

(これが小春の新しい彼氏か・・・)

スポーツが苦手で文系男子でもある自分とは雰囲気がまるで違います。

(小春は本当はこういう男が好きだったのか・・・)

僕は何か失望感を覚えていました。

<続く>