興味本位でＡＶ出演した私の後悔

この体験談は約 4 分で読めます。

以前、軽い気持ちでＡＶ撮影に応募しました。
興味があったのと、やはりお金でした。
それでも顔が出るのは何かと困ることもあるので、“顔モザ”にしました。
出演料はかなり下がりますが、それでも結構な金額でした。

メールで何度かやりとりして、撮影ということになりました。
少し離れているので、会社を休んで出掛けていきました。
待ち合わせのファミレスで少し話をしてから移動しました。
ホテルだと思っていましたが、貸スタジオといった感じの一軒家でした。
中に入ると数人のスタッフや女性のメイクさんもいて和やかな雰囲気でした。

（顔が見えないようにモザイクが入るのにメイクさんがいるんだ）って思いました。

それから軽く打ち合わせをしました。
相手の男優も優しそうで素敵に思えました。

それから撮影に入りました。
『素人の応募』といった感じの作品になるらしく、最初はお話をしているシーンの撮影でした。
名前も年齢も嘘を言っていいので適当に考えていました。
そのシーンの撮影が終わると、休憩とメイク直しでした。
いよいよエッチな撮影になるんだと思うと緊張とか不安もありましたが、少し興奮もしていました。
メイクの女性が色々と話しかけてくれて心が落ち着きました。

それから撮影を再開しました。
最初に会った男優とは違う人でしたが、恥ずかしながら服を脱がされ、愛撫され、男性のモノをフェラするというシーンでした。
最後は顔にかけられました。
初めてのことでしたが、ＡＶらしくて興奮しました。

それからまた少し休憩して、今度は最初に会った男優と本番の撮影でした。
その男優とのエッチはすごく気持ち良くて、私は今まで経験したことがないほど乱れてしまいました。

撮影は２日掛かると言われていたので、その日は予約していたホテルに戻り、また次の日に迎えに来てくれて撮影現場に行きました。
２日目はすぐに撮影になりました。
昨日の男優の姿はなく、メイクの女性もいませんでした。

「別の撮影が入ってそっちに行った」と言われました。

違う男優でしたが、その人も素敵な感じでした。
そのときに何かおかしいと気が付けばよかったのかも知れませんが、そういうものなのだろうと気楽に考えていました。

その日は、少し慣れてきた私が大胆に求めるといった感じの設定でした。
私もせっかくなので楽しもうと思い、普段はしないようなことをしたり、恥ずかしいこともいっぱい言いました。
その人にもすごく気持ちよくされました。
それで撮影はすべて終わりでした。
いえ、終わったはずでした・・・。

撮影が終わり、シャワーを浴びながら、（顔も出ないし、気持ちいいことも出来るし、それでお金も頂けて・・・）なんて気楽なことを思っていました。
シャワーから出たところでスタッフの男性に、「シャワー後のタオルを巻いた姿も撮りたいから、もう１回そのまま部屋に戻って」と言われました。
そんなシーンもあるんだと、軽い気持ちで行きました。
さっきよりもスタッフの数が増えてる気がしました。
最初に居なかった男性が数人いて、何だろうと思いました。

突然、後ろから誰かに抱き締められました。
それから強引にベッドに押し倒され、タオルを剥ぎ取られると、複数の男性が一斉に襲いかかってきました。
何がなんだかわかりませんでした。

「やめてください」と抵抗はしましたが、無駄でした。

そのまま数人の男性に犯されました。
しっかり撮影もされていて、「撮らないでください」と叫んでもダメでした。
それからどれくらいの間犯され続けたのか・・・次々に犯されました。
中出しこそされませんでしたが、体中に精液をかけられました。

「はい。ＯＫ」の声で終わりました。

１人の男性に「どういうことなんですか？」と聞きましたが、「ＡＶなんてこんなものだよ」と笑いながら言われました。
それからシャワーを浴びて着替えました。

「お疲れさん」と差し出された封筒に入った出演料を受け取ると、急いでその場を離れました。

帰りの駅で、（でもお金は貰ったんだし・・・）と自分に言い聞かせるように封筒を開けると、聞いていたのとは違った金額でした。
半分もありませんでした。
私は急に虚しくなり、何をやってるんだろうと思いました。

それからしばらくしてＤＶＤが届きました。
パッケージには薄い目線が入っただけの私がいました。
見る人が見ればわかる写真でした。
恐る恐る再生してみると、中身は顔がそのまま映っていて、男優とのやりとりやエッチなことをしているシーンが映し出されました。
見るのも嫌でしたが、どんなシーンが使われているのか不安になり続きを見ていると、犯されているシーンもありました。
もう見ていられなくなりました。

私は引越しをして、電話番号も変えました。
お金という甘い誘いに乗った私がいけないのでしょうが、この出来事は今でも消えない心の傷になっています。