想像の域を超えていた妻の浮気・前編

この体験談は約 7 分で読めます。

もう随分昔の話です。
僕はここでお話しすることが原因で離婚しました。
いまだにこんな事から抜け出せない自分を情けなく思います。
吐き出して新しい自分を見つけたいと思います。

彼女、恵美と知り合ったのは大学3年の時。
2つ年下だけど、すでに社会人、銀行員でした。
ナンパ三昧だった僕は、「私、長男とは付き合えないんだ」という言葉に少しだけ心を打たれたのを覚えています。
2人姉妹の恵美の姉は少し遠い場所で仕事をしていて、彼女はいわゆる婿取りを親に期待されていたようです。
恵美は処女でした。
様々な障害もありましたが、僕たちは3年ほど交際して結婚しました。

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結婚前にちょっとした事件がありました。
結納の日取りを決めた夜のことです。
卒業と同時に遠距離恋愛となっていたので、その日は恵美の家に泊めてもらいました。
夕食の途中で彼女に電話が来て、彼女はそれから2時間以上電話をしていました。
僕は彼女のお父さんと飲んでいましたが、お母さんが気を遣って、「いつまで電話してんの」と注意したくらいです。

客間は2階の彼女の部屋の隣です。
僕が泊まる時は1階の両親が寝るのを待って、彼女が僕の寝ている部屋へそっと入ってきて、声を押し殺してエッチをするんです。
ところが、その夜はいつまで待っても彼女が来ません。
僕は待ちきれなくなって、彼女の部屋へ行き、ベッドに潜り込んでキスしようとしました。

「ちょっと待って」

「なに?」

「結納の日取り、延ばせないかな」

「どうして?」

「・・・」

「好きな人でもできたの?」

「・・・かも・・・うん」

僕は頭の中が真っ白になりました。
もともと独占欲が強くて自己中で短気です。

「じゃあ結婚なんてやめよう。ご両親にお詫びして帰るから。もう二度と来ないから」

僕は自分の感情を抑えようと必死で静かに話し、ベッドから出ました。
彼女はじっと僕を見ていました。

「待って、違うの。そんなんじゃないの」

「何がそんなんじゃないの?」

「好きとかそんなんじゃなくて、ちょっと気になるなってだけ」

「でも今、好きな人できたって言ったじゃない」

「ほんと、そんなんじゃないの」

「どんなやつ?名前は?」

「学生。あなたと同じ大学の、渡辺くんって言うんだけど、友達と一緒に遊びに行ったりしただけだから」

「キスくらいはしたの?」

「全然、手も握ってない」

それから彼女は僕のペニスを求めてきました。
いつもより激しいフェラで、僕は彼女の口の中で射精し、彼女は全部飲んでくれました。

結婚してからの事件も書いておきます。
大した事件じゃありませんが、この後の話に必要なので。
結婚後間もなく、安月給なのに仕事の関係で飲み会が続いていた頃、彼女が家出をしました。
『友達と会ってくる』と書き置きがあり、アパートのドアに5千円札が貼ってありました。
不安になった僕は、それまで触ったこともなかったのですが、家にあった彼女のバッグを開けると電話帳のようなものがありました。
ほとんど知ってる名前でしたが、1人だけおかしな名前がありました。
女性の名前ですが、全く聞いたことがない名前でした。
なぜか忘れていたあの時を思い出し、勇気を振り絞って電話しました。

「はい、渡辺です」

電話を切りました。
人がいる気配は感じませんでした。

彼女は次の日に帰ってきました。
友達の家に泊めてもらったそうです。
それからしばらく経ってからあの電話帳を見ると、その女性の電話番号が変わっていました。
卒業して就職したのだと思います。
喧嘩になるのを覚悟して、僕は電話帳について問いただしました。

「勝手に電話してきたのよ。どうしてここの電話番号を知ってるのか少し怖かった。私、絶対にあの後、彼には会ってないから」

僕は彼女を信じました。
そして電話帳をゴミ箱に放り込みました。

もう1つ、幸せな時の話です。

「ホントに硬い。私、この硬いちんぽが大好き」

彼女が僕に言ってくれました。

随分前置きが長くなってしまいました。
結婚してから10年。
子供も2人、幸せっぽい暮らしをしていました。
ある日、出会い系の店の噂を聞いて興味が湧いて試してみましたが、出会ったのはデブ女で全く勃起せず、デブ女は僕のことを厳しく罵りました。
お金だけは払って、酷く落ち込んで帰宅しました。

「何か変、香水くさいね」

「ん?女の人とかいっぱいいるとこで飲んできたから」

「絶対に変。ネクタイの結びとか朝と違うし、何かしてきたんじゃない?」

「・・・」

「なんとか言ったら!」

僕は仕方なく今日の出来事を話しました。

「俺、立たなくて良かったけど、このままずっと立たないかもしれない」

「大丈夫よ」

「興奮したいんだ。お前の昔のエッチ体験とか話してくんない?」

「えっ」

「頼むよ。俺の知らないこととか何かあるだろ」

「・・・」

「俺、きっと凄く興奮する」

彼女は随分迷っていましたが、覚悟を決めたように話し出しました。

「絶対怒らないでね・・・私、渡辺くんと・・・セックスしたの」

「えっ・・・渡辺くんって・・・手も握ってないって言ってたよね」

「本当はしたの」

「何回?」

「3回」

僕はもっと違うことが聞きたかったんです、彼女が僕と出会う前のこととか。
彼女は僕が初めてでした。
それは間違いないんです。
でもキスとかはしてたのかな、そんな話を期待していたんです。
まるで違いました。
僕の中で嫉妬と怒りの炎が燃上がりました。
できるだけ平静を装いながら聞いたつもりです。

「1回目は?」

「クリスマスの何日か後だったと思う。貴方、イブに来なかったじゃない?会えなくて寂しかった。そんな時、彼が電話してきて飲みに行こうって誘われたの」

「飲みに行った話を聞いてんじゃないんだけど、どこでしたの?」

「Rホテル」

「普通のホテルで?予約しないとダメだと思うけど・・・2人で泊まったんだ」

「違うよ、私がシングルに泊まることにしてたのよ。そしたら彼が部屋に行っていいかって。彼、貴方と違ってエッチな匂いが全くしないのよ。だから大丈夫だと思って」

「それで?なんでエッチの匂いしない人とセックスまでいくの?」

「・・・」

「それまでキスだってしてなかったんでしょ?」

「うん」

「じゃあ、どうやってキスしたのか話してよ」

「どうやってって、普通に」

「そんなんじゃなくてね。俺は恵美がどんな風にセックスしたのか聞きたいんだ」

彼女の話をまとめるとこんな感じです。
彼女が言うには、ほんと弾みで軽いキスのつもりだったんだけど、何回か唇を重ねてるうちに彼の舌が入ってきて舌を絡めてしまった。
少し興奮して、ボーッとしてたら彼の手が胸を弄り、ブラウスのボタンを外され、ブラジャーをずり上げるようにしておっぱいを揉まれ、乳首を吸われた。
さらに彼の手はスカートの中に入り込み、パンティをずらしてクリトリスを擦り、指を入れられた。
彼がズボンのジッパーを下げて彼女の手を股間に導いた。
彼のペニスは大きくなっていて、亀頭がブリーフからはみ出していた。
彼女は握って上下に擦った。
彼が入れたいと言うので、「ゴム無しじゃ無理だから」と言って断ると、彼は財布からコンドームを出した。
別々にシャワーを使ってベッドに入った。
ディープキスからはじまって、胸に巻いていたバスタオルはすぐ剥ぎ取られ、おっぱいから下へ彼の手が伸び、パンティを脱がされた。
彼もブリーフを脱いで彼女に重なった。
彼のペニスが膣口に当てられて熱さを感じた。
「ゴムを付けて」とお願いした。
彼は後ろ向きでゴムを付けて、また重なってきた。
亀頭が膣口に押しつけられたけど、入らない。
緊張してて、どうしても濡れなかった。
彼は指で陰唇を拡げ、膣口を確認して挿入しようとしたが、それでもダメだった。
気がつくと彼のペニスは萎えていた。
もう一度とお願いされて手でしてあげたけど、勃起しなかった。
彼は凄く落胆して帰った。

「2回目は?」

「彼の部屋でレコードを聞かないかって誘われたの。私、レコードなんて珍しくて、聞いてみたいなと思ったし、この前のことがあったから、もうああいう事はないなと思って」

「そんな事ないんじゃない?男はエッチなこと考えてるよ。部屋に連れ込んだらできると思ったんじゃない?」

「本当に大丈夫だと思ったのよ。それに私、生理だったし」

「生理中にしたの?」

「してないよ。最後までは」

部屋に行くと彼はやっぱり求めてきた。
この前すでに経験済みだから最初からディープキス。
ベッドに押し倒されて、おっぱいを揉まれた。
彼の手がスカートの中に伸びてきた時、「今日は生理だからダメ」と拒んだ。
彼は諦めてくれたけど、おっぱいに顔を埋めて舐め回した。
彼があそこを押し付けてきた。
硬くなってるのがズボンの上からでも分かった。

「手でいいなら、してあげるよ」

彼女は彼が少し可哀想になってそう言った。
彼は恥ずかしそうにズボンとブリーフを脱いで、彼女の前に勃起したペニスを出した。
彼女はそのペニスを握り上下に擦ったり亀頭を撫でたり玉袋を握ったりしたら、彼の息遣いが次第に激しくなって亀頭も凄く膨らんできた。
陰茎を激しく上下していた時・・・。

「あっ、イク・・・イク・・・いい?」

ドクッドクッと陰茎が痙攣し、精液が飛び出して彼女の顔まで飛んできた。
ティッシュで後始末をしてあげたけど、「今度は絶対に恵美ちゃんの中でイキたい」と彼は言った。
彼女は頷いてしまった。
そして次の土曜日に飲みに行く約束をした。

「それで最後までするんだ?約束しちゃったしね」

「次の週、約束してたから飲みに行ったよ。でもエッチするために行ったんじゃないよ。終電で帰るつもりだったし、貴方もいるし、もうこんな付き合いを続けられないと思ったから。最後のつもりで」

「そんなつもりの人がどうして3回目になるわけ?」

「終電に乗れなかったの。もう会えないからとか話が複雑になって。津田さんのところに泊まろうと思って電話したけど、留守で。そしたら彼が俺のアパートでもいいよって言うの」

「それはダメだね。見え見えだもんね」

「彼のアパートに泊まるのは嫌だったの。だから、もうラブホでもいいかと思ったの」

「ラブホはまずいんじゃない?」

「その時は他に考えられなかったのよ。時間も遅かったし」

「ふーん」

「彼が、入る時に1人じゃ変だから付き合ってやるよって。その後すぐ帰るからって」

「馬鹿じゃない?ありえないよ。そのまま泊まったってわけ?」

「泊まってないよ。その後で津田さんと連絡がついたから、彼がタクシーで送ってくれたの」

「でも、そこでしたんでしょ」

「ごめん。彼がエッチビデオ見たい、見たら帰るからって言うんで、飲み直してたら眠くなっちゃって」

酔ってたんであまり覚えてないけど、気が付いた時はバックでしてた。
彼のがお腹に突き刺さる感じで吐き気がして、トイレに駆け込んで戻した。
気持ち悪いし、朝ちゃんと起きられるか心配になって、もう一度津田さんに電話したら帰ってて泊めてもらえた。

1回目の話の中頃から僕は勃起していました。
恵美が僕以外の男性のペニスを握ったり挿入されていた事実は衝撃で、その日はセックスしながら恵美を随分苛めました。

「渡辺くんともこんな風に舌を絡めたの?」

「乳首が立ったってことは感じてたんだよね?」

「ペニスを握って、どんな感じだった?大きかった?」

「1回目の時、このくらいは入ったんじゃない?」

「いきなりバックはないから、その前に正常位で挿入したんでしょ。こんな風に」

恵美の話を思い出すと興奮して自分を抑えられなくなってしまいました。
週1だったセックスが毎日になりました。
しかし恵美はそれ以上は何も話しません。
だんだん不安な気持ちの方が大きくなってきました。

彼女は初め、3回したと言ったんです。
でも話を聞いてみると、実際に挿入までしたのは1回だけ。
それも最後まではしてない。
でも恵美は結納を延ばそうとしたんです。

(彼女の話は本当なんだろうか?)

僕は調べることにしました。

<続く>

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