やさしい母のプライベートレッスン・第5話

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劇的な出来事!
なんてことはなくて、のんびりとした日曜日が始まる。
父は本当に久しぶりの2連休。
起きたときには居間のソファに座って、せっせとゴルフのクラブ磨き。
多彩な趣味の人だけれど、特にゴルフをこよなく愛する父。
腕前はよく知らないけれど、母が「すごいのよ」と教えてくれたことがある。
その父が一度だけ、一緒に母をゴルフに連れて行った。
帰ってきたら、すごく不機嫌な顔。
晩の食事時、不機嫌な理由を訊ねてみたら父が教えてくれた。
ゴルフを知らなかった僕。
ルールを聞いて大笑い。
1ラウンド18ホールを72打で回ればいいと言う。

「ハーフで200だぞ!200!信じられるか!?」

ハーフは18の半分だから9ホール。
母は9ホール終わるのに200回打ったらしい。
それってものすごいこと?
ものすごく時間がかかって後ろの人に謝るのに大変だったと、父はぼやく。
母はテーブルの隅っこでお箸を口に咥えながら、泣きそうな顔で小さくなっていた。
頭はいいけれど運動神経はそうでもない母。
それからは父が母をゴルフに誘うことはなくなった。
それでも仲がいいのは変わらない2人。
母がすねてる姿を何度か見かけたことはあるけれど、大きな声で喧嘩をしたことなんて一度もない。
まったく理想的な夫婦。
そこに割り込もうとしている僕・・・。

起きがけの僕を見て、人懐っこい笑みが向けられる。

「頑張ってるか?」

近頃、それが父の口癖。

「うん」

何食わぬ顔で答えたけれど、微妙に顔が引き攣る。

(確かに頑張ってます・・・間男に・・・)

最近は仕事が忙しくて、一緒にいる時間も少なくなったけれど、小さな頃はよく遊んでもらった。
自転車の乗り方を教えてくれたのも、この人。
中学に入学した日に父からもらった腕時計。
電池が切れて針は止まったままだけれど、今も大事に箱に入って、机の引き出しの奥に仕舞ってある。
やっぱり嫌いになれない父。
裏切ることが心苦しい。
でも、どうすることも出来ない激しい衝動。
好きになってはいけない人を好きになってしまった。
そんな気持ち、父さんならわかってくれる?
わかるわけ・・・ないか。
小学生から始めた柔道は4段。
まともに向かっていったら必ず殺られる。
やっぱり深く潜行していこう。

好きになっていけない人はどこかと探せば、洗濯機の前。
歯磨きがてら洗面所に。

「おはよ」

声をかけても「うん・・・」と、味気ない返事。
股間には、まだはっきりと残っている彼女の生々しい舌の感触。
歯ブラシを咥える前に、隙を見つけてさりげなくキスをした。
返ってきたのは、じっとりとした目つき。
壁1枚を挟んで後ろには父の影。
膨れたような不機嫌な顔が向けられる。
はいはい、気をつけます。
むすっとした顔をしながら、母は洗濯物をかごの中に詰めていく。
鏡に向かっていたら、すれ違いざまに頬に押しつけられた柔らかい唇。
何食わぬ顔で彼女は2階へトントントン。
女って、よくわかんない。

そのまま午前中は何事もなく終わる。
夕方近くになって、父はまたゴルフの打ちっ放しに。
夕方の方が空いてるんだってさ。
しっかりと玄関を出て行く姿を見届けてから、母のいるキッチンの中へ。
母はせっせと晩の食事の下ごしらえの真っ最中。
後ろに立っても、まったく反応なし。
背後から、そっと抱き締めた。

「何?」

目は、まな板の上に落としたままで振り向きもしてくれない。
実に素っ気ない態度。
それでも声に険はなかった。
わかってるくせに。
今日も、とてもイケてるミニスカート姿。
ゆったりとした大きめのシャツのお腹あたりに、可愛らしいフリルのついた白いエプロン。
上から覗くと、広く開いた胸元から胸の谷間が見えそうで見えない。
そんなにおっぱいの大きくない母。
触った感じも小さそうだった。
でも形がいいのは確認済み。
もうすぐ僕のものになる。
夕べのことが頭にあっただけに余裕があったのは確か・・・。
でも調子に乗りすぎた。

後ろから抱き締めながら、硬くなったモノを母のお尻に。
こんな大胆なことが出来るようになるなんて、まるで夢のよう。
しばらくは何も言わずにされるがままだった母。
お腹に回していた手をおっぱいに持っていこうとしたところで、急に振り返る。
目の前に突きつけられた包丁の切っ先。

「調子に乗らないの」

はい。
思わず両手を挙げてホールドアップ。
調子に乗りすぎました、ごめんなさい。
素直に反省。
でも、それはないんじゃない?
股間で喘ぎまくってる僕のバカチン。
家の中では、いつも手軽なスウェットにパーカー姿。
見事に伸びきる柔らかい布地。
母は股間に一瞥をくれただけで知らん顔。
またせっせと包丁を動かしていく。
夕べのことが忘れられない僕。
懲りもせずにまた彼女を腕の中に。
しつこいのだけが信条。
甘えるように後ろから頬ずりを繰り返した。

「ねぇ・・・」

大きくなったモノを彼女のお尻に押しつけて、もじもじ。
ハァ~と母の口から漏れた大きなため息。

「いい加減にしなさい」

荒々しくはなかったけど、はっきりと怒気の込められた声。
夕べはしてくれたでしょ?
一度覚えてしまった禁断の蜜の味。
忘れろというのが無理というもの。
それでもしつこく母の身体を離さなかった。
なんとかその気にさせようと、後ろから唇を重ねていった。
煩わしげに顔を背けられる。
こんなことだけは、しつこく諦めない僕。
何度も母の顔を手で戻して唇を目指す。
とうとう諦めたらしくて母の顔が動かなくなる。
でも、正面を向いたまま。
こっちを向いてはくれない。
不自然な形で唇を重ねていると、わずかに揺れていく細い肩。
あれっ?と、思っていたら急に視界から消える。
足元にうずくまっていた。
怯えたように肩を抱いて、小さな身体が震えている。

「もう、やだよ・・・」

子供のような涙声。
訳がわからなかった。

「どうしたの?」

なんで泣いてるのさ?
てっきり母もその気になってくれているのだと、思い込んでいた。
身体に触れようとすると邪険にその手を払われる。
両手で顔を覆って泣いているばかり。
どうしていいか、わからない未熟な経験値。
震える肩を眺めているしかできなかった。
どん、と僕の身体を押しのけて、母は、泣きながら2階へと駆け上がっていく。
茫然自失って、まさにこんなことを言うんだろうな。

心配になって2階に。
わずかに扉の開いていた両親の寝室。
薄暗くなった部屋の中を覗き込むと、大きなクイーンサイズのベッドの上に小さな膨らみ。
ゆっくりと近づいてベッドの端に腰を下ろした。
頭から被った布団の下から聞こえてくる、母の咽び泣く声。
そっと布団をはがすと、そこには涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔。
身を守るように、母は小さな身体を丸めながら、嗚咽を堪えるように握った手を口に当てていた。

「もう、怖いよ・・・どうしていいのか、わかんないよ・・・」

僕を見ようともしてくれない。
そんなに辛いの?
決して見たくなかった顔。
でも、心の中にあったのは不思議な気持ち。
からかわれているわけじゃなかった。
ちゃんと苦しんでくれていた。
なぜか、ほっとする複雑な幼い心。

「もう普通に顔も見れなくなっちゃうよ・・・」

次々と溢れていく、きれいな涙。

「どうして?」

「だって、そんなこと出来るわけないでしょ!」

「どうして?」

「だって親子なんだよ!」

「親子じゃ、だめなの?」

「当たり前じゃない!」

「誰が決めたの?」

思いのほか、はっきりと口から出た声。
母が一瞬、言葉を詰まらせる。
誰かが勝手に決めただけ。
僕たちの知らない誰かが。
人を好きになる気持ちに決まりなんかない。

身体が欲しいだけ?
そりゃ欲しいよ。
でも、それだけじゃない。
ちゃんと心だって欲しい。
じゃなければ、とっくに襲ってるって。
何度、力ずくでと思ったことか。
辛うじて踏みとどまらせたのは、心の底から嬉しそうに笑う、あなたの笑顔。
ずっと僕に向けられていた無邪気で可愛らしい笑み。
失いたくなんてなかった。
ずっと一緒に、隣にいて欲しかった。
ゆっくりと、ゆっくりと時間をかけて、焦らずに僕の中へ入れていったつもり。
でも、やっぱり最後は泣かせてしまった。

返す言葉が見つからないように、じっと見つめてきた、涙をためた大きな目。
ひどく頼りなげで、あどけなかった。
泣いてる姿もやっぱり可愛らしい。
不思議なくらい余裕があったのは、きっと彼女の気持ちを知っていたから。
どんなにいやらしいことをしても、必ずやってきてくれた僕の部屋。
キスをしながら切なげに吐いた甘い息。
とうとう最後は口でしてくれた。
親子でそんなのって、ありえなくない?
我慢なんか知らない僕。
そりゃ、怖いよね。
僕だって怖いよ。
でも諦めたりなんかしないさ。
諦められるんなら、今頃母さん、泣いてないって。
親なんて意識はまるでなくて、子供をあやすように彼女の頭を撫でていた。

「僕が嫌い?」

柔らかい髪を撫でながら訊ねた。
母は見つめるだけで黙ったまま。
ゆっくりと顔を近づけた。

「答えて・・・」

唇と唇の距離は、ほんのわずか。

「・・・好きだよ・・・」

鼻水をすすりながら、すねたような顔。
当たり前じゃない、といった声。
父さんより?
それは訊かなかった。
訊けば母が苦しむだけ。

「僕も母さんが好きだよ」

思わずこぼれた笑み。
笑った僕を見て、母が不思議そうな顔で見つめる。
ほんとに好きでならない。
欲しくてならない。
微かに唇が触れる。

「絶対に諦めないよ・・・」

想いを込めて重ねていった唇。
逃げなかった母の顔。
大きな瞳を静かに閉じてくれる。
言い聞かせるように強く唇を押しつけた。
躊躇いがちに背中に回された細い腕。
すぐに聞こえてきた切なそうな吐息。
だんだんと背中を掴む手に力が込められて、引き込まれるように彼女の上に。
はばかることなく荒い息を吐きながら母の顔が何度も向きを変える。
互いを確かめるように、いやらしくもつれ合う舌は、もう止まらなかった。
布団の中に潜りこんで何百回と口づけを交わす。
床の上に落とされた僕のシャツの上に重なる母のシャツ。
乱暴に奪ったブラは、どこかに消えてしまう。

柔らかい乳房を、しっかりと手のひらに握り締め、口に含んで、放たれた細い声。
小さかったけれど、温かくて、どこか懐かし匂いに夢中で吸っていた。
強く握り締めたら、「乱暴にしちゃ、いや・・・」と、今までに見せたことのない表情。

(絶対に最後までやってやる!)

意気込んではみたけれど、やっぱり堅かったガード。
硬い下着に手をかけたら、「だめ・・・」と、途端に逃げていく小さなお尻。

「今日は、だめだよ・・・」

躊躇いがちに僕の胸を押してくる。
我慢なんかできるはずないじゃん!
汚れても構わない!
血なんか全然平気!
今できなかったら死ぬ!
それでも無理に脱がせようとしたら・・・。

「パパに、わかっちゃうよ・・・」

泣きそうな声。
父と一緒に寝るベッド。
まだ女の子の日が続いている母。
一瞬、脳裏に浮かんだごつい顔。
熊のような大きな手。

「それでも、いいの?・・・」

確かめるように僕の顔を覗き込んできた。

(うーん・・・)

急に弱気になってしまう僕。
究極の二者択一。
生を選ぶか、このまま欲望に任せて死を選ぶか?

1年生の終わりの頃に訪れた反抗期。
いつまでも子供扱いの母に思わず吐いた汚い言葉。
すぐさま横から伸びてきた父の太い腕。
軽々と僕を持ち上げて両足が宙に浮いた。
それでも意気がっていたら、にやりと笑って襟を絞られた。
あっという間に頭に血が巡らなくなって、たちまち僕はシャットダウン。

次に目が開いたときに目の前にあったのは母の泣きそうな顔。
その後ろから豪快に聞こえてきた笑い声。
すぐに終了、プチ反抗期。
後にも先にも父に逆らったのは、あのときだけ。
絶対に敵いません!
勝負にもなりません!
生きていればチャンスもあるさ。

「じゃあ、生理が終わったら絶対にするからね!」

観念しろと言わんばかりに思いっきり唇を貪った。
顔を離すと恥ずかしそうな顔。

「うん・・・」

じっと僕を見つめながら、はにかむような笑み。

(よしっ!!!)

心の中で思いっきりガッツポーズ。
言葉だけでも許してしまえば、後はしたい放題させてくれる。
さすがにアソコは許してくれなかったけど、うつ伏せにしたり足を持ち上げたりして、身体中にキスしまくった。

「すっごく気持ちよくしてくれなかったら許さないからね」

「うん」

「何十回もするからね」

「うん」

「泣いたって絶対に許してなんかやらないからね!」

「うん!」

夢中で唇を奪いながら、しがみついてきた母の腕。
耳の中に吹き込まれた切なげな熱い吐息。
擦るように硬くなったモノを何度もアソコに押しつけていたら、小さな身体が布団の中に潜りこんでいく。
手のひらに握って、チュッと先っちょにキスしてくれる。
すぐに、ヌルリとしたものが当てられた。
昨日とは打って変わって熱のこもった舌使い。
上から下まで丹念に舐めてくれる熱い舌。
すみません・・・もう、我慢できません。
我慢なんかとっくに限界を超えて、だらしない汁を匂うほどに滲ませていた僕のバカチン。
たまらず、少量こぼしてしまう。
歯を食いしばって必死に堪えた。
汚れても、構わず口にしてくれる。
舐め取るように母の舌が動く。

(もう・・・限界)

伝えるように母の頭に手を置いた。
根本まで柔らかいものに包まれる。
苦しげな息を吐きながら、大きく上下していく母の顔。
力の込められた舌が、いじらしいくらいまとわりついてくる。
柔らかい髪を弄りながら、母の頭を抱えていたら、すごく征服した気持ちになって、たまらず押しつけてしまう。
同時に腰を突き出した。
怖いくらいに呑み込まれた僕のモノ。
何も考えられずに、そのまま勢いよく噴き上げる。

さっきまで泣いていた母。
今は一生懸命に、僕のモノを口の中で愛してくれている。
こんな素晴らしいことがあるなんて信じられない。

自然と仰け反った背中。
頭の中が白くなって、意識さえも薄らいだ。
最後の一滴まで絞り出して、ようやく呼吸するのを思い出す。
息をすることさえも忘れてしまう夢のような世界。
昨日ほどの罪悪感は感じなかった。

浅い呼吸を繰り返していると、すぐに布団の中から母が顔を出す。
あれっと、思っていたら口を閉じてない。
たまらなくおかしそうに向けてくる無邪気な笑み。

(ティッシュ・・・いらないの?)

すぐに僕の上に重なってきた。
悪戯っぽい笑みを見せながら触れてきた唇。
すごく濃密なキス。

「気持ちよかった?」

僕の鼻の頭を撫でながら訊ねてくる。
はい、とっても。
答える代わりに抱き締めた。
とても細い身体。
自然と撫でていた小さなお尻。
もう全部僕のもの。
そのまま何度もキスを繰り返した。

「パパには内緒よ・・・」

ちょっとだけ陰った瞳。

(当たり前じゃん!)

「勉強もちゃんとするのよ・・・」

(わかってるって!)

「パパがいるときは絶対に変なことしないでね・・・」

(努力します・・・)

「上手にしてね・・・」

(うん!)

母を抱き締めながら広いベッドの上を転げ回った。
薄暗い灰色の世界でさえ、すべてがバラ色に見えてならなかった夕暮れ。
プライベートレッスン7日目終了。

2人で探した母のブラ。
下着を着けていく姿をじっと眺めていても、恥ずかしそうに笑うだけで怒らなかった母。
もう怖いものなんて何もない。
父以外は・・・。

<続く>

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