男の心臓を撃ち抜く萌え発言連発の後輩OL・前編

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うちは中途半端に大きい会社なんだが、組織がいわゆる非常に縦割り。
俺は中途入社で入ったんだが、基本、ある仕事を振られると後は放っておかれる。
俺がA課だとすると、A社、B社、C社の担当にされ、B課の誰それとC課の誰それとチームを組んでそれぞれの仕事をする。
例えばA課は開発、B課は営業、C課はメンテナンスみたいな感じ。
A課の中では他の人間が何をやっているのかもよく判らないし、ぶっちゃけ失敗さえしなければほとんど報告の義務すらない。
(『週報』という名のそれっぽいものはあるけど誰も読んでない)

要はなんとなく上手くこなしてれば誰にもうるさいことは何も言われないという、中途入社の俺にとっては結構天国みたいな会社。
デメリットはその代わり誰も教えないし導かないから、ついて来れない奴は死ねというのと、失敗したら自分でリカバーしないと誰も救ってくれないこと。
あと、チームの相手が悪いと自分まで自爆すること。

そんな社風の割には中途採用をあまり取らないという不思議な会社で、つまりついて来れない新人はぞろぞろ辞めていく。
俺は中途入社で、そこら辺をある程度冷静に見れるのでなんとなく異端に見られており、縦割り会社でよくある『何やってるかあんまりわからないけど、失敗した話も聞かないから何となく仕事は出来る感じ』という美味しいポジションに嵌まって、5年ほどこの会社にいる。
ちなみに34歳。

そんな中、つい最近のことだけど、ある仕事で他の課の新人とチームを組むことになったのね。
A課:俺。
B課:Aさん(俺と同じ年)。
C課:B(俺より年下)、C(新人)

C課のCはまるっきり新人で、Bは20代半ばの男でCの教育係という状態。
うちの会社は年齢が高い人間が多いので、こういう構成(つまり俺が一番年上)は非常に珍しい組み合わせだった。
で、B課のAさんはあまりリーダー気質ではなく、C課のBは年齢+珍しい中途入社の俺には完全にビビってる状態で仕事がスタートした。

開発、営業、メンテとしとく。

開発:俺。
メンテ:A。
営業:BとCね。

仕事上の絡みとしては、『BとC→俺』『BとC→A』『俺←→A』という、BとCを頂点としたピラミッドを想像してもらえると一番近い。
さらにB、CにはDという先輩がいて、そのDは俺と同じ年で仲が良い。
今回の仕事の前にDがこっそり俺の所に来て・・・。

「◯さん(俺)、Bのことを鍛えてやって下さいよ」

「了解しました」

(中途入社なので互いに敬語)

そういう俺が完全にイニシアチブを取った、それでいいのか悪いのかよく判らない状態で仕事がスタートした。

ちなみにそのCという新人が、入社して6ヶ月なんだが、これが結構素直で可愛い。
大阪出身で、その割りに物静かなお嬢さん風で肌とかすべすべ。
顔も可愛いし、おっぱいもデカい。
男女比9:1という会社なので、とんでもなく物珍しがられて、色んな部門の色んな奴が事あるごとに喋りかけに来る。
Cも1人だと辛いだろうけど、同じ課にもう1人新人の女の子がいて、そっちもそこそこ可愛いのでその手の話は上手く分散されてる感じ。

ちょっと想像がつかないかもしれないが、どのくらい物珍しいかと言うと、中途入社5年目の俺が、事務以外の女の子が配属されるのを見るも初めてなレベル。
今年の6月に2人が配属されてから、まあ部署内が華やかなこと華やかなこと。
20代の社員は、お前ら、そんなに喋れたのかってくらい。
30代の社員は、お前ら、そんなにそっちに用事があんのかってくらい。

ちなみに俺は社内では異端なので、この仕事が始まるまで、その2人との接点と言えば、電話の取り次ぎと朝の挨拶くらい。
もちろん喋ったことなどない。

で、仕事が始まったわけだが、始まってみるとDが言う通り、Bは非常に頼りなかった。
Bが決めないと進まない物事が決められないから仕事が止まる止まる。
中途入社を繰り返してきた身としては、何事も決して怒らず身を潜めて淡々と仕事をするってのが主義なんだけど、それにしても仕事が止まる。
見てると、Bは決められないのではなく、何を決めていいか判らない状況。
で、このままじゃ巻き込まれるって思ったので、俺がBとCに、『これとこれと、これとこれを決めといてくれ。あとこれは大丈夫?』みたいなメールを打ちまくり、その後BとCが会議室に篭り、煮詰まると俺の席に来て話を聞き、そして物事を決めるという流れが出来上がった。

で、その状況になって初めて気が付いたんだが、俺、もの凄い尊敬されてるのよ。
BとCに。
実際は大したことはしてない。
つか、普通の会社だったら当たり前のことをしてるだけなんだけど・・・。

・中途入社でミステリアス。
・年上。
・縦割りの会社なのに他部署にアドバイスしてくれる。
・Dが「◯さんの言うことは聞いておけ」と言ったらしい。

ここら辺が混ざったんだな。
実際の俺は、縦割りの中で手の抜き方を覚え、上をあまり目指さないリーマンなんだが、なんか彼らの間では違うものに再生産されていた模様。

そんな中である金曜日、B、C、俺で客先に行き、酒を飲むことになった。
上に書いたことから判るように、俺にとってはすこぶる気分の良い飲み会となった。

ちなみに俺は34歳。
見た目はたぶん普通程度。
ただ、苦労してきた分だけ見た目は薄汚れ、細めの眼鏡、髭、スーツの上に革ジャンという会社内では珍しい格好。
身長は175cmで、体型は痩せてる。

話は戻るが、その飲み会、そんな状況なので俺は神様か何かかって扱いなわけだ。
(実際は全然偉くない。主任レベル)
まあ、苦労してきた分だけ話のネタはあるから、倒産の時の話やら修羅場の話をすると、そこから何の教訓を得たんだかは知らないが、感心することしきり。
特にBはお調子者なので、飲みが進むにつれて・・・。

「俺、マジで◯さんのこと尊敬してるんすよ。色々教えてくれて」

ま、悪い気はしない。
で、Cに至っては、俺に話しかけるのすら躊躇ってるってレベル。
コップが空けば注いでくれて、俺の話に笑い、自分の話は謙遜気味に。
実際の俺はそうじゃないんだけど、こいつらの目にはそう見えていない、という状況は面白いもんだね。
で、とても気持ちの良い飲み会は終わり、当然の流れで俺の奢りに。

で、帰ることになった。
場所なんだけれど、仮に新宿としておく。
俺、B、C共に、仮に小田急線としておく。
で、仮に南武線のBが登戸で降りたとしよう。
必然的に、俺とCの2人きりになった。
時刻は夜の9時半。
そこそこサラリーマンやらなんやらで混んでる小田急線。
状況が状況なので、どうしようか迷ったんだよね。
普通ならしない。
でも状況が俺の背中を押した。

「町田あたりで軽く飲んでく?」

「え、あ、ど、どうしょうかな・・・」

「明日も用事とかあるならいいよ。ちょっと時間が余っちゃったかなって思ってさ」

ここら辺の手管は自分でもずるいとは思うが、年の功だよな。

「あ、えーと、明日は用事ないので、じゃあ、お付き合いします」

「本当?じゃあ行こうか」

普段は無愛想なので、こういう時にそこそこ効くのを知ってる満面の笑みで回答。
町田で降りて、駅からJRの駅方向へ向かって少し折れた先にある、ラブホ街に一番近いバーを選択した。
当たり前だけど、ここまで来たらCを口説く気満々だったよ。
絶対にありえないと思ってた万馬券が来たようなもんだからな。

バーに入ってからの会話の流れも、前もって考えておいた。
短期決戦だから、まずは仕事の話から離れるために彼女の話を聞く。
そして、かなり脚色した俺の私生活の話もする。
最後に少しだけ仕事の話に戻しかけて、バーを出たらラブホ街の方に引っ張っていく。
上手くいく時は何やっても上手くいくもんだね。

ちなみにCだけど・・・。
かなり頭のいい大阪の大学を出て、この会社に入って、今は1人暮らし。
大阪に彼氏あり。
お母さんは早くに亡くなって、お父さんは実家の大阪にいる。
真面目な風貌に似合わず、エグザイル好き。

彼氏ありは引っかかったけど、もうこっちはそれどころじゃないから。
酔っ払ってたし、そのバーは結構ムードが良いので、仕事モードから一転、色々と聞けた。

「凄いな◯◯大学って、俺なんか△△だよ」

「でも仕事って大学は関係ないんだなって、やっぱり当たり前ですけど」

バーでは軽く手なんかを触ったり、「爪、綺麗だね」みたいなレベルまでいった。
Cは結構酔っていたけど乱れたり気持ち悪くなったりはしてないレベル。

ここで選択肢が2つあった。
1.終電なんか気にしない、「あれあれ?大変だ、もうこんな時間だ!」パターン。
2.バーを出てからが勝負。

個人的には万全を期して1にしておきたかった。
が、途中から、正直言っていけるんじゃないかとも思った。
ここら辺は間違えると大変なことになるけど、その場にいると焦りみたいなものもある。
ちょっと1は白々しすぎると思ったので、盛り上げに盛り上げたところで、「そろそろ出ようか?」とCに言った。
Cは時計を見て、「あ!もうこんな時間だったんですね」と、本当に気付いていなかった感じ。
話を盛り上げた甲斐があった。

会計を払い、バーから出る。
ここで仮に店の近くに片道2車線の大きな道路があるとして、道路を渡らずに道沿いに右に歩けば小田急の駅だと仮定する。
道路を渡ってその先にある地下道を歩いてさらに行くと、JRを越えてラブホテル街に達する。
店を出てその通りまで来て、バーで盛り上げに盛り上げて途中でやめてた話を再開。
交差点の信号で立ち止まる。
Cは口に手を当てて俺の冗談に品良く笑っている。
ここで俺は勝負を賭けた。

「Cは聞き上手だよな。もうちょっと喋りたいな」

「◯さんの話が面白いんですよ。でも、もう時間が・・・」

ここで初めての躊躇。
想定通り、変わる信号。
Cの手を取り、交差点を渡る俺。
まだ意味が掴めてないC。
最初はグーだったCの手が、一度俺の顔を見た後でパーになった。
で、普通に手を握る感じになった。
交差点を渡って右に歩けば、それでもJR方面から小田急には着く。
たぶん、そこら辺の位置関係はCも判ってる。
でも、男らしく直進して地下のトンネルへ。
ここら辺でCが・・・。

「あれ、◯さん、駅こっちじゃないですか?」

もうここまで来たら無言で引っ張るしかない。
Cは『あれ?』って感じでついてくる。
たぶんここらへんでもまだ判ってない。
トンネルを出て少し歩いて左に曲がるとラブホテル街。
曲がった瞬間、「あ・・・」とCが呟く。

顔を見ると、「あ、◯さん、ちょっと、それは、まずいです・・・」と引き気味。

ここが最終勝負だった。
俺は立ち止まって手を離して、「大丈夫、何もしないから。ちょっとだけ喋ってこうぜ」と言って、ラブホテルを指差した。

「大丈夫、何もしないから」を真顔で言い切った。

手がぱたんと落ちて、Cの視線が揺れて、俺の方見て・・・。

「嘘・・・」

ここだけ、今日初めてのタメ口でCが言った。

「そうだね。嘘かも。でもどうする?」

そう言って手を取る。
ここ重要。

「え、ええっ」

「帰るなら送る」

そう言いながら、再度ラブホテル街に歩き出す。
ここで手を取ってないと帰られる。

「あ、やっぱり・・・帰ります」とか言われて。

しかし、Cは何も答えないので、そのまま連れて行く。
釣り上げ完了!

Cはチェックインから無言だった。
で、ホテルのエレベーターでCにキスした。
抵抗はされなくて、でも最初は口を閉じてたので、強引にこじ開けるみたいにしてベロチュー。
途中から舌をおずおずと差し出す感じ。
エレベーターから部屋まで手を引っ張ってって、部屋に入った瞬間にまたキス。
ラブホテルって何のためにあるのかよく判らないソファーが必ずあるけど、Cをそこに座らせてキス続行。

もうね、夢中よ(俺が)。
22歳の大学出たての可愛い子のお口は甘い。
最初の2~3分くらいは硬い感じで、いかにも受け入れるだけみたいだったけど、3分を過ぎた頃からは普通のキスになってきた。
唇を離したりしても離れない。
首を傾けてキスすると口も開けてくれる。
最初の10分くらいは、高校の時の初めての彼女ともそんなにしてないってくらいの勢いでキスした。
ちなみにホテルには泊まりで入った。
ソファーに2人で向き合うみたいに座って、Cが俺の両肩に手を置いて顔を差し出すみたいにしてキスをするようになったところでキス終了。
口を離すと、Cがラブホに入って初めて口を開いた。

「◯さん、凄い、エッチなんですね」

はい、エッチなんです。
でね、ここで思い出して欲しいのが、BとCは俺を仕事上でかなり尊敬しているって書いたじゃない。
Cはホテル入ってもそのままなの。
タメ口とかじゃない、仕事の時と同じ位置関係。
尊敬されてる感じ。
騙されたとかの感じもない。

「ごめん、嫌だった?」(←白々しい)

「え・・・(しばらく固まる)・・・あ、もう、ちょっと、強引ですよ」

と、一応文句を言うけど、それも結構勇気を振り絞ってます、みたいな言い方。
そこでまたキス、みたいな感じで続行。

で、ここからが重要なんだけど。
キスしながらCの上着を脱がせて、シャツのボタンを外して脱がした。
そこら辺はもう抵抗なし。
手から抜く時だけ一瞬唇を外して、それ以外はキス続行。
で、ブラを外したところでCが唇を外して・・・。

「・・・凄い、キスしながら脱がされちゃった」

って、飲み屋で俺の過去の苦労話を聞いた時と同じように、尊敬の眼差しで俺を見てくるわけだ。
萌えた。
萌えるって感情を初めて本気で理解できた。

<続く>