とろけるようなキスが私の貞操観念を狂わせた

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お茶してお喋りするくらいいいわよね。
最初は、そんな軽い気持ちだったのです。

平日の昼下がり、隣街のパチンコ店の駐車場で待ち合わせました。
当時はカメラ付き携帯が今ほど普及していなかったので、お互いの車種や服装をメールで伝え合いました。
先に着いていた彼は、私の車が入っていくと車から降りてきて手招きしました。
挨拶もそこそこに私は相手の車へ乗り込みました。
私は緊張のため、ずっとハンカチを握り締めていました。

「綺麗で清楚な人だね。メールのイメージ通りだ」

彼にそう言われ、お世辞だと分かっていても嬉しかったです。
しばらく車内で他愛のない話をして、「お茶でも飲みに行きましょう」と言われて、「はい」と返事をしたら、真っ直ぐラブホテルへ連れて行かれました。
そんなつもりのなかった私はびっくりしてしまい、「帰らせてください」と半べそで訴えました。

「お互い家庭のある身で外をうろついていたら、かえって危険でしょ?2人っきりでゆっくり話をしたいだけだよ。嫌がる女を無理やり犯すなんて趣味はないから安心して」

彼が笑って言いました。
私は、納得したような出来ないような気持ちのまま、彼に手を引かれて入室してしまいました。

部屋へ入ると、彼はジュースを冷蔵庫から出して私に勧め、隣へ座り、「華奢な身体だね」「綺麗な髪だね」と言いながら髪を撫で、肩を抱きました。
私は身体を固くして、下半身が密着するのを避けながら押し黙っていました。
そんな私の気持ちを解そうと、彼は色々な面白い話をしてくれました。
いつしか私も打ち解けて話し始め、油断した隙にキスで口を塞がれ、舌まで捩じ込まれました。
驚きましたが、嫌などころか、そのキスは私をうっとりさせるほど上手く、それだけで私の股間は熱くなりました。

そんな私の変化を見逃さなかった彼は、片手で乳房を揉みながら片手を下着の中へ滑り込ませました。
結婚してから初めて、夫以外の男性の指が私の中へ沈められていきました。
私は、「あっ」と小さく声を上げると、その温かく巧みな指使いに仰け反りました。
やがて彼はキスを続けたまま、器用に私の下半身からストッキングとパンティを脱がせると、さらに優しく激しく指で中をかき混ぜました。
私はキスで塞がれた口で声を殺して喘ぎました。
程なく生温かいモノが私の中からドバッと噴き出し、急激に体温が上昇し、背筋に電流が走ったような感覚とともに昇りつめました。

彼はグッタリしている私を抱き上げ、そっとベッドへ下ろすと、優しく微笑みながら、「感度いいね。もっと一緒に気持ちよくなりたいけど、ここまででやめた方がいい?」と聞いてきました。
私は何と答えたらいいのか分からず、目を伏せました。
その仕草を承諾と受け取ったのか、彼は裸になり私に添い寝しました。
再び、とろけるようなディープキスをされ、私は大人しく全裸に剥かれていきました。
彼の温かい手が私の肌を撫で、彼の頭が私の股間に埋められると、私の中から愛液が止め処なく滴り落ちました。

「すごい濡れ方だね。いつもこうなの?」

「知りません・・・」

私は羞恥に身体を赤く染めながら濡れ続け、喘ぎ続けました。

「声がいいね、そそるよ」

彼は私の髪を掻き上げるようにして顔を覗き込んで微笑みました。
そしてヒクヒクしている私の中へ、生で挿入しようとしました。

「あっ、困ります」

「心配しないで、ちゃんと外に出すから」

そう言うと割れ目を何度も上下になぞり、先をグイッと押し込んできました。
普通サイズの夫のそれとは明らかに違う、物凄い圧迫感を感じました。

「キツいね。痛い?ゆっくりするから安心して」

言葉通り、彼はゆっくりと先だけを出し入れしながら、乳首を口で愛撫しました。
膣壁が擦れて、そのたびに淫靡な音が、部屋に流れるBGMに混じって響きました。

「あぁ~」

(私は今、夫以外の、名前も知らない会ったばかりの男性のモノを受け入れているんだ・・・)

そう思うと私の体温はまた上昇し、身体の奥底から沸きあがるものに抗えず、再び絶頂を迎えようとして彼のモノを締め付けました。

「あっ、いけないよ。そんなに締めたら出ちゃう」

彼は私の中から素早く引き抜くと、勢いよくお腹へ射精しました。
彼との初めての性交は奥まで挿入出来ずに終わりました。

「こんなに早くイクとは思わなかった。本当に具合がいいね」

彼は肩で息をしながら力無く横たわる私に囁きました。
それから初めてシャワーを浴びることにしたのですが、「一緒に」と言う申し出は断り、別々に浴びました。
これで帰れると思って浴室を出ると、彼がタオルを持って待ち構えていました。
私をスッポリ包むと軽々抱き上げ、ベッドまで運び、全身を拭いました。
キョトンとしている私に・・・。

「まだまだ帰さないよ。もっと乱れるキミが見たいから」

「嫌・・・恥ずかしいです」

私は布団を肩まで引き上げ、背中を向けました。
そんな私のうなじ、耳、背中を彼の唇が這いまわり、私は再びうねりの中へと引き戻され、向きを変えて彼の股間へ顔を埋めました。
初めて目の当たりにする彼のモノは、夫のそれとは違い、赤黒くグロテスクにテラテラとしていました。
一瞬の躊躇いの後、口に分泌していた唾液を絡め、音を立てて舐め始めました。
裏筋を舐め上げ、玉を転がし、緩急をつけて唇と舌を絡めてフェラを続けると、彼の先走りの汁が口中へと広がりました。
唾液の糸を引いて上目遣いに彼を見上げると、薄目を開けて愉悦の表情をしている彼の視線とぶつかりました。
彼の目を見ながら片手で扱きつつ激しくフェラすると、「うぅぅぅ」と唸り声を上げ、私の肩を掴んで制止しました。

「口の中に出ちゃうよ!いったいどこで覚えたの?旦那さんに、いつもこんな風にしてるの?」

「はい」

「テクニックもだけど、顔がエロ過ぎ」

なんて言いながら彼は私を四つん這いにすると、ゆっくり挿し込んできました。

「き、きつい。頼むから力を抜いて!」

私が深呼吸して力を緩めると、彼は無理せず半分くらい挿入したまま軽く抜き挿しをしました。
ヌチャヌチャと淫靡な音を立てながら私の中から液が溢れ出て、太腿を伝うのが分かりました。
頃合いを見計らって、今まで浅い位置で抜き挿しを繰り返していた彼が、一気に最奥へと貫きました。

「グゥェェェ~」

私は獣じみた声を張り上げ、逃れようとしました。
しかし彼にガッチリと腰を掴まれて激しく律動されると、深いところから駆け巡る快感に我を忘れて、自らも腰を振りまくりました。
やがて口の中に酸っぱいものが立ち込め、激しい痙攣を起こして私は絶頂を迎えました。
そこから先、彼は泥人形のようになった私をあっち向きこっち向きと体位を変えて突きまくり、ようやく「うっ」と短い一声を発して私の臀部へ放出しました。
ドサッと私の横へ寝転がった彼が、「とても気持ち良かったよ。初めてなのに僕たちピッタリだね」と私の絡まった長い髪を手で梳きながら言いました。

それから彼は私を抱き上げると浴室へ連れて行き、放心している私の全身を丁寧に洗い流してくれました。
タオルで拭き取られている間も私は人形のように突っ立っていました。
再度私を抱き上げベッドへ運ぶと、がっしりした腕で私を抱き締めて四方山話をしました。
いつしか私たちは、抱き合ったまま眠りに落ちました。

先に目覚めたのは私の方でした。
そっと彼の腕を外してベッドから下り、化粧直しと身繕いを済ませました。
改めて薄暗い部屋を見渡すと、先ほどまでの痴態を思い起こして、1人赤面しました。
そうこうしていると彼も大きな伸びをして起き上がり、私の隣に座ると、抱きついて舌を絡めるキスをしてきました。

「僕たち、とても相性がいいと思うんだけど、付き合ってもらえる?」

「・・・」

「他のメル友には会わないで。大事にするから僕だけにして欲しい」

「あの、私、お会いした方は貴方が初めてです。なのに・・・こんな事になってしまって、戸惑ってます」

「そうなの?もう誰にも渡さないよ」

再び痺れるような心地よいキスをされて、私は彼のセフレになることをあっさり了承してしまいました。
これが私の初めての浮気です。
この日から半年余りの間、月に2度のペースで彼との逢瀬を重ねました。

「ずっと続けていきたい」と言ってくれていた彼との別れは、私の浮気が原因でした。

一度タガの外れた私は、いけないサイト遊びにのめり込んでいってしまったのです。

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