会社の高嶺の花はご奉仕好きの痴女だった・前編

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同じ部署に、三つ下で美人の後輩、麗奈(仮名)がいた。
麗奈は25歳、新卒で入社して3年目、会社の誰もが認める美人だった。
学生時代から付き合っている彼氏がいて、美人ではあるけど彼氏がいるということもあり、社内で浮いた話はなかった。
麗奈に手を出そうとする男性社員もいなかった。
背は165センチらいでスラッとしていて、若いけど凛とした雰囲気があり、いわゆる高嶺の花って印象だった。

ある日の会社帰り、同僚たち5人で飲みに行くことになった。
俺を含む男3人に女2人。
女のうちの1人は麗奈で、普段そういった突発的な飲み会にあまり参加することのない麗奈が参加すると聞いて少し驚いた。
会社近くの安い焼き鳥屋で飲んだ。
ガヤガヤしている店内で、少し大きな声を出さないと声が届かないような店だった。

麗奈は俺の斜め向かいに座った。
斜め45度から見える麗奈の顔を見て、綺麗だなーと感心していた。
麗奈に彼氏がいることは当然知っているし、手を出そうなんて思ったこともない。
だけど、惚れ惚れするって表現がぴったりなくらいに、美人だなーと思っていた。

同僚たちと、最初は会社のことや上司の愚痴なんかを喋っていたけど、酒が進んでくると男女の話、恋愛の話になってくる。
恋人がいる奴は自分の恋バナを披露したり、会社の誰がエロいとか、誰が恰好良いとか・・・。
当時、俺は彼女がいなかった。
1年くらい独り身の寂しい日々を送っていた。
そんな中、麗奈の他にもう1人参加していた女子社員のミサ(仮名)が、「タカシさん(俺)はどういう女性が好きなんですか?」と、聞いてきた。

ちなみにミサは麗奈の一つ下、新人で入って2年目、今日参加している5人の中では最年少だ。
美人ってわけじゃないけど愛想もよく、いつも笑顔で少し天然なところもあり、部署のムードメーカーといった感じの女だった。

酒も回ってきていた俺は、「やっぱエロい女がいいな!」って答えた。

ミサ「えー!じゃあ、◯◯さん(会社内でエロいと言われている女子)が好きなんですかぁ?」

俺「いやぁ、俺はああいうグラマー系はあんまりだから・・・」

ミサ「あ、じゃあ、麗奈さん系が好きってことですね!」。

そう言われた瞬間、麗奈を見ると視線が合ってしまった。
ドキっとした。

ミサ「やっぱ麗奈さんモテるんだなー、美人だもんなー、いいなー」

ミサも酔いが回ってきているらしい。
すると横から先輩が、「おい!木下(麗奈のこと)はやめておけ!結婚決めてる彼氏がいるし、お堅いからな!」と言ってきた。

俺「狙ってねぇっすよ!」

否定した後、再び麗奈を見ると、また視線が合った。
またドキっとした。
麗奈もアルコールが入ったせいで頬が薄っすら赤く染まり始めていて、妙にそれがエロく感じた。

そらからガヤガヤうるさい焼き鳥屋を出ることになった。
皆は2軒目に行くようだった。
俺は明日は朝早くに重要な会議があるという理由で帰ることにした。
先輩も、その会議のことは知っていたから無理に引き留めようとはしない。
ミサは、「カラオケ行きましょうよ~」と喚いている。
もうだいぶ酔っぱらっているみたいだった。
麗奈は、この後どうするか聞かれ、「帰ります」と答えていた。
それを聞いてミサは、「え~、麗奈さんも行きましょうよ~!」とまた喚いていた。
すると先輩が、「木下は彼氏の門限あるから帰んないとなー」と言ってミサを引っ張っていった。
結局、店前で俺と麗奈、他3人で分かれることになり、俺と麗奈は2人で駅に向かった。

駅に向かって歩いている途中、「こういう飲みに参加するの珍しい気がするけど、今日はなんで?」と聞いてみた。

「珍しくないですよ、たまには飲みますよ。ミサちゃんとも先週飲んだし」

(なんだ、俺が麗奈と飲む機会がなかっただけか・・・)と、なぜかその事実にしょんぼりしていると・・・。

「タカシさんこそ、飲みに来るの珍しいんじゃないですか?いっつも仕事忙しそうですもんね」

確かに俺自身、酒がそんなに好きじゃないし、飲んで騒ぐのも趣味に合っていない。
会食や接待は行くけど、好き好んで同僚たちと飲みにいくタイプじゃなかった。

「今日は、タカシさんの意外なところが知れて楽しかったです」

麗奈がそんな事を言った。

「意外なことって?俺、何か変なこと言った?」

すると麗奈が薄っすら笑いながら・・・。

「エロい女性が好きなんですよね?」

頬を赤く染めて、薄っすら笑いながらそんな事を言う麗奈にドギマギしてしまった。

「ああ、あれね、あれは酔ってたから、まあ適当に言っただけで・・・」

すると麗奈が、「ふーん、私も結構エロいんですよ」と言った。

(これは、どいうことだ?)

俺はドギマギが増殖すると同時に頭が混乱してしまった。
あの凛とした雰囲気の麗奈、誰もが美人と認める麗奈、高嶺の花で男たちが手を出せそうな様子もない麗奈が、「私も結構エロいんですよ」って、これは・・・。

そんなドギマギが続く中、2人で歩き、そして駅に着いた。
そういえば麗奈が住んでる駅を知らないなと思い、どこの駅で降りるのか聞くと俺と同じ方角だった。
乗り換えのため、3つ目の駅で先に麗奈が降りる。

俺は、(今日、このまま麗奈を帰らせていいんだろうか?)と自問自答した。

麗奈には彼氏がいる。
俺は明日の朝早く、重要な会議がある。
普通に帰って眠った方がいい。
それはわかっている。
けれど、もしや先ほどの麗奈の発言が、誘っているとか?
いや、まさか、俺なんかをあの麗奈が誘うなんてことはない。
いい気になって勘違い男とされるのも嫌だ。
どうする、どうする、どうする・・・。

気が付くと、麗奈が降りる駅に着いた。
麗奈は、「お疲れ様でした。明日は頑張ってください」と言って電車を降りた。
電車を降りた後、振り返って軽く頭を下げた。
その姿を見て、俺の身体は足を踏み出し、電車から降りていた。
麗奈はビックリした顔をして俺を見ていた。

「あの・・・ああ、そう・・・もう一杯くらい飲んでかない?もう少しなんか飲みたい気分で」

最初、どもり気味になってしまったのが恥ずかしかったが、俺はそう言った。
すると麗奈はニコっと笑って、「いいですよ」と答えてくれた。

降りた駅で適当に居酒屋を探して入った。
一杯二杯と飲み進むうち、やっぱりアルコールが回ってきたせいで、俺自身勢いが出てきて・・・。

「さっき、エロいって言ってたけど、あれってどういう意味?」

今になって思うと随分とストレートな聞き方だったなと思う。

「そのままの意味ですよ」

そして、エヘヘと笑った。
麗奈も随分と酔ってきたみたいで、普段とはちょっと様子が違う。
よく笑うし、どこかテンションが高い。
いつもは可愛いといより綺麗、美人という方がしっくりくる麗奈の、エヘヘという笑い方が可愛く感じられた。

「ってことは、浮気とかしてるってこと?」

また馬鹿みたいにストレートに聞く俺。

「浮気はしてません!」

毅然とした感じで答える麗奈。

「そうだよね、ごめん、ごめん」

ちょっと焦って謝る俺。
しかし、そんな麗奈が、意味深なことを言いだした。

「正確には・・・下の口での浮気はしたことない、っていう事なんですけどね・・・」

(どういう事だ?)

瞬間、意味が判らなかった。
だから、そのまま聞いた。

「それって、どういうこと?」

「だから、そのまんまです」

「ん?じゃあ、上の口では浮気したことがあるってこと?」

それから麗奈は腕組みして、んーーーといった仕草をし、そして・・・。

「あー私、だいぶ酔っちゃったみたい。タカシさん、口は固いですか?」

俺は、麗奈から何か秘密を聞けるのかもしれない、何か凄いことをカミングアウトされるのかもしれないとワクワクした。

「固いよ。俺の口の固さは会社でも有名だよ!」

それでもまだ少し考えてる様子の麗奈だったが・・・。

「じゃあ、酔って気分よくなっちゃったから言っちゃいますね。・・・あ、これ、会社の人には誰にも言ってないことですからね」

それから前屈みになって麗奈が顔を俺に近づける。
そして小声で・・・。

「私、フェラするの、好きなんです」

俺の頭の中はパニックだった。

(あの麗奈がフェラが好きって・・・!どういう事だ?俺はどうしたらいいんだ!?)

すると、「あー、恥ずかしい」と言う麗奈の声が聞こえた。

「あ、あのさ、何でフェラが好きなの?」

「うーん、私、Mなんだと思うんですよね。男の人が気持ちよくなってるのが好きというか、興奮するというか。ご奉仕するのが好きなんです」

麗奈が、ご奉仕って・・・。
俺はもう半勃ち状態だった。

「それで・・・、彼氏以外の男にフェラをしたことあるってこと?」

「ちょっと!あんまり大きな声で言わないでくださいよっ!・・・まぁ、そうなんですよね。彼氏とは付き合って長いから、私がフェラしてもあんまり喜んでくれなくなって。初めてしてあげる男の人だと、凄く喜んだり気持ちよさそうな表情してくれるから。なんかそれが新鮮で」

「どういうとこで、そういう男と出会うわけ?」

「合コンとか、知り合いの知り合いとか・・・」

「今まで何本くらいあるの?その・・・彼氏以外で?」

そうしたら麗奈がアハハと笑った。

「何本って、生々しいけど正しいですよね。でも、そんな多くないですよ、4本かな、5本かも」

(4本とか5本って多くないのか?十分多くないか?)

そんな事を考えながら、そして再びアルコールの力を借りて勢いで言ってみた。

「そんな話を聞くと、俺もされたくなっちゃうんだけど・・・」

麗奈は即答だった。

「それはダメですよ。同じ会社だし。ほら、それにタカシさん、明日の朝早いし」

ここで引き下がったら俺は人生における大きなチャンスを逃す!

「明日の朝は大丈夫。ちゃんと起きれるからさ。ダメだ!想像しちゃって!されたくなっちゃったよ、アソコももう大きくなってきちゃったし」

ちょっと大きな声で言ったのが効いたのかもしれない。
麗奈は驚いた様子で、「本当ですか?」と言い、そして俺の目をじっと見てきた。

(ああ・・・やっぱり美人だ・・・。こんな美人にフェラされたらヤバいんだろうな・・・)

「本当に大きくなっちゃいました?」

「ああ、興奮しちゃって我慢できなくなった」

また「うーーん」と考える仕草を見せた麗奈は・・・。

「タカシさん、口、固いですもんね?」

「口は固い!絶対誰にも言わない!約束する!」

「じゃあ・・・、うーん、そうですね、はい、こんな話をしたの私ですもんね」

「そうだよ、木下がそんな話するから」

それから麗奈は少しの間何か考えている様子を見せた後、俺の顔を覗き込むようにして言った。

「タカシさん、ここのお店、ご馳走してくれます?」

「それくらい、もちろんだよ!」

そして俺たちは会計をして席を立った。
席を立つ前、どうして俺にそんな話をしたのか聞いた。
麗奈は、「会社の男の人にお酒を誘ってもらったのって初めてで、嬉しかったからかもしれないです」と答えた。

<続く>

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