妻へのスイートテンの贈り物は若い男・第1話

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私:大木祐一、36歳。
妻:愛、34歳。

今年でちょうど結婚10年目。
この年を機に、この間妻にプレゼントをした。
それは物ではなく、若い男性。

妻と知り合ったのは職場。
私は大学を卒業して旅行代理店に入った。
そして後から入ってきたのが妻の愛だった。
妻は研修後、私と同じ職場に配属になり、職場の受付カウンターに座り、お客様に商品の説明、問い合わせに笑顔で接していた。
そんな笑顔の素敵な妻を食事や映画に誘い、交際の末、結婚した。

結婚して10年、私と愛には色々なことがあった。
愛はまだ仕事がしたそうだったが、私が専業主婦になることを望み、愛は従ってくれた。
新婚の頃は愛がいる家に早く帰りたくてたまらなかった。
仕事柄夜は遅く、それでも妻は食事をせずに待っていてくれた。

しかし、そんな日は長く続かなかった。
結婚をして1年が経った頃、私が交通事故を起こしてしまったのだ。
結果、私は右足を切断、腰を強く打ったため左足は麻痺し、車椅子生活になったのだ。
そして、その後遺症は男性自身にまで及び、妻を抱くことも出来なくなった。

医者は、「腰を強く打っているので回復するかわからない。左足の麻痺から見て困難だろう」と言った。

私は妻に離婚を提案した。

しかし妻は、「なに言っているの、これからも2人で頑張ろう。あなたが退院するまでに車椅子でも動けるように家を改造しているの」と言ってくれた。

私はリハビリや車椅子の練習に頑張り退院した。
そして、今までの経験を生かし、車椅子でも出来る仕事、トラベルプランナーを立ち上げた。
これだったら家に居ながら電話とパソコンで出来るのである。

でも、ひとつ気になるのが妻の愛のことだった。
いつだったか、妻は知らないが偶然に妻のオナニーを見てしまった。
今まで自分のことばかり考えてきて、妻のことは家政婦のようにしか思ってみなかった。
妻も立派な女なんだ。
そう考えると、どうしていいか判らなかった。

自分の男性自身を触っても、感覚はあるが硬くなる様子はまったくなかった。
これでは妻を満足させられない。
そこで私は今年結婚10年を機に、妻に若い男性をプレゼントすることを思いついた。
期間は1ヶ月、この家に一緒に住んでもらい、10年前のように愛と新婚生活をしてもらうのだ。

当然のごとく妻は猛反対し、一時は口も聞いてくれなかった。
しかし私は熱心に説得した。

「ひょっとしたら、刺激で俺のモノも治るかもしれない」などと、嘘も言ってみた。

そして妻がやっとOKをしてくれた。

私はサイトで若い独身男性を探した。
応募はたくさんあったがみんな興味本位で、中には「1ヶ月と言わず、ずっと抱いてやってもいいぞ」と言う既婚者もいた。

その中で、私がピンと来た男性がいた。
彼の名前は立山賢治(22歳)。
ここから1時間ほどのところに一人で住んでいる自動車修理工の男性だった。
私は彼に会い、妻にも彼のことを話した。
妻は納得まではいかなかったが了承してくれた。
そして彼が私の家に来る日、私は妻に彼を紹介した。

「これから1ヶ月間、彼にこの家で住んでもらうことにした。そして彼は今日から愛の旦那さん、愛と賢治君は新婚夫婦になったんだ。2人で仲良くやって欲しい」

私がそう言って紹介をしても愛は黙って下を向き、賢治君も黙ったままだった。

そこで私は、「もう2人は夫婦なんだから、最初の挨拶として私の前でキスをしてくれないかな」と、言ってみた。
すると愛が私の顔を見て、「そんなこと、まだ後でいいじゃない」と泣きそうな声で言った。

「いいやだめだ、もう私と愛は夫婦じゃない、これから1ヶ月は賢治君と夫婦なんだ。愛は賢治君を会社に送り出し、賢治君の服を洗い、賢治君の食事を作り、そして賢治君と一緒に寝るんだ。賢治君は愛のために一生懸命働いてもらいたい。いいな」

「はい」

「それから、2人の新婚生活をこの家の2階でしてもらう。2階には2部屋ある。私は車椅子だから2階には上がれないから遠慮しなくてもいい。それと愛、後で愛の布団を2階に運ぶんだ、いいな。それからもう愛を名前で呼ばない。賢治君の奥さんになったんだから、私も『奥さん』って呼ばせてもらうよ。私はこの家の居候だから。分かったね。さあ、キスを見せてくれ」

愛は俯き、涙を流していました。
そして賢治君が横からそっと愛にキスをしたんです。
愛と結婚して10年、愛が初めて私以外の男性とキスをした瞬間でした。

夕食の後も愛は黙ったまま淡々と家事をこなし、私は1階の部屋で仕事をしていました。
そして賢治君が、「奥さんの、いや、愛さんの布団、2階に持っていっていいですか」と聞いてきた。

「ああ、よろしく頼むよ」

私はそう言うのがやっとだった。

私がお風呂に入り、賢治君、愛の順番で風呂に入った。
私はその後部屋で仕事をし、賢治君は2階に上がったままだった。
そして愛もさすがに家事もなくなったようで、私に黙って2階に上がっていった。
この1ヶ月間、他の奥さんなんだから私に断ることはないと分かっているが・・・。

それから1時間経ち、2時間経ち、2階からは何の声や音もしなかった。
今頃愛は賢治君に抱かれているんだろうか。
愛は賢治君を受け入れているんだろうか。
私の胸にだんだんと嫉妬心が湧いてきた。
こんなことをしない方が良かったんだろうか。
愛はちゃんと私のところに戻ってきてくれるんだろうか。
私の頭にいくつもの疑問が湧いた。

いつ寝たのかわからないが、起きたら10時を回っていた。
愛はいつものように洗濯をしていた。
いつもならラジオの音楽を聴きながら鼻歌を歌っているのだが、今日は淡々と家事をこなしている。

昨日はどうしたんだろ。
やけに静かだったが・・・。

「おはよう愛、もう賢治君は仕事に行った?新婚初夜はどうだった。久しぶりだったんで、よかっただろう」

私は作り笑顔で愛に挨拶をした。

「おはよう」

愛は私を見て、それだけを言ってまた洗濯に取り掛かった。
愛がベランダの洗濯物を干し、2階の掃除をしている。
いつもは滅多に使わない2階の部屋に丹念に掃除機をかけ、雑巾掛けまでしている。
ふとベランダを見ると、賢治君のTシャツやパンツ、作業服が愛の洋服の横に干してある。
私はそれを見ただけで胸が痛くなり、嫉妬心が湧いてきた。

夕方、賢治君が帰ってきた。

「お帰り、賢治君」

「ただいま、大木さん。ただいま愛さん。ハイこれ、お弁当箱、とても美味しかったよ」

賢治君はそう言って2階に上がっていった。
愛は健二君に弁当まで作っていた。
私一人が取り残されているように思えた。

そんな日が2日続き、3日続き、そして5日が過ぎた。
賢治君がどこまで理解しているのか、それでも私とだんだん話すようになった。

「へえ~、こんないい所があるんですか。僕も行ってみたいな」
「ここはね、ここの空港からこう行って、すぐのところにあるんだ」

「へえ~、大木さんってすごいですね、昔はよく行ったんですか?」
「いいや、カタログや資料をよく頭の中に叩き込んでいて、いつでも説明できるようにしているんだよ」

「へえ~、やっぱりすごいや」

そして6日目の昼、賢治君はいつものように仕事に行っていた。

「どうだ、愛、新婚生活は?賢治君もだんだん慣れてきたみたいだし、可愛がってもらっているのか?」

私はまるで娘を嫁がせた父親のようだった。

「実は彼ね。ここに来てから一度も私を抱いていないの。最初の夜から寝る部屋が別々で、まだ手も握ってないわ」

「えっ、どうして?」

私はびっくりした。
今日で6日目、なのに何もしていないなんて・・・。

「彼ね、『ご主人はああ言っているけれど、愛さんが嫌だったらいくらセックスレスでも他の男性に抱かれることないよ。こんなこと若い僕が言うのはなんだけど、これは2人の運命なんだ。愛さんは大木さんを愛している、大木さんも愛さんを愛している。それは僕もわかるんだ。だから大木さんは愛さんを僕に託したと思うんだ。だから愛さんがその気になってくれるまで僕は待つよ。1ヶ月過ぎても愛さんがその気にならなかったら、その時は僕も諦めて帰るから』って、言ったの」

「そうか、賢治君はそこまで・・・。賢治君の言う通り、僕は愛を嫌いになったわけじゃない。今でも愛している。だからこそ賢治君のようないい人に愛を抱いてもらいたいんだ。愛は僕の妻だけじゃなく僕の女なんだ。だから化粧もしてもらいたい、いい服も着てもらいたい、いい女になっていつまでもきれいでいてもらいたい、だから賢治くんに託したんだ」

「あなた、本当にいいの?私が賢治さんに抱かれても。嫌いにならない?」

「ああ、いいよ、今までの分思いっきり抱かれておいで。そしてきれいになって帰ってきてくれ。僕が贈った結婚10周年のプレゼントを受け取らないやつは嫌いになるぞ」

「あなた・・・」

愛は笑顔で泣いていた。
愛の笑顔は久しぶりだった。
お昼過ぎ、愛は夕食の買い物に行って帰ってきた。

「今日の夕食は何?」
「今日は旦那様の大好きなハンバーグ」

「えっ、俺、そんなものいつ好きって言ったっけ?」
「これはあなたよりも14歳若い、私の旦那様の大好きなものです」

「なんだ賢治君の好物か。これは何?」

私は食料の袋の横に置いてあった紙包みを開けた。

「あっ、それはだめ」

愛が私の手から取る前に私はそれを見てしまった。
そこには『超うす0.02mmコンドーム』と書いてあった。

その夜、賢治君は私と旅行の話をし、いつものように2階へ上がっていった。
愛も家事を済ませ、お風呂に入るとそそくさと上がった。
私が見つけたコンドームは、愛が顔を真っ赤にして私から奪い取り、冷蔵庫の上に置いたが、いつの間にか無くなっていた。
あの後、愛とは何も話さなかった。

2人が上がって30分経っても1時間経っても2階は静まり返ったままだった。
私は仕事部屋と階段の下を車椅子で行ったり来たり、まるで動物園の熊だった。
これでいいかもしれない、もともと夫婦じゃないんだから・・・。
俺は自分の妻に何を押し付けているんだ?
愛は俺の妻、俺の女なんだから。

私は緊張が解けたようにほっとした。
そして仕事部屋に帰ろうとした時、微かに2階の方から声がした。
それははっきりした言葉ではなくかすれたもので、また静かになった。
そして私が部屋に行こうとした時、また声がし、その声がだんだん大きくなった。

「ああ~、ああああ、あああ、いい、あああ」

聞き覚えのある愛の、久しぶりに聞く喘ぎ声だった。

「ああああ、いい、あああいいい」

そしてその声は2階中に響いた。
声と声の合間にベッドの軋む音、時には肌と肌がぶつかる音も。

「ああ、いい、いいわ、ああ、ああああ・・・」

私は先程のほっとした気持ちが嘘のように胸がドキドキし、嫉妬心がむらむらと沸いてきた。
私は確信した。
今夜が2人にとっての新婚初夜だったことを・・・。

<続く>