どす黒い欲情と愛する妻ゆかり・前編 ~第二章~

この体験談は約 16 分で読めます。

そんなある日、突然、X医師から電話がかかってきました。

「お久しぶりです。ご主人は、もうお気づきだと思いますが、奥様とKさんはいい関係のようですね」

私はびっくりしましたが、平静を装って「知ってますよ」と応えました。

「お二人ともお気に入りのようだし、息もぴったり合ってる、Kさんによると、奥様の体にはまだまだ開発の余地があって、もっともっと高いアクメを得ることもできるらしい。そうすれば赤ちゃんもできますよ」

開発という言葉に私はむっとしましたが、黙っていました。

「そうは言っても、ご主人に申し訳ないと、Kさんは言っています」

私は意外な感じがしました。

X医師は続けます。

「実は、今度の土曜日、Kさんの友達の家で、ちょっとしたパーティをやることになったのです。ご主人もいらっしゃいませんか。もっとも、ご主人は見ているだけという条件なのですが」

パーティ?

「どんなパーティですか?」
「それは見れば分かります。参加するのはKさんと、Kさんの友達、奥様ともう一人の女性です」

私は、なにやら妖しい予感がして、例のどす黒い欲情が頭をもたげてきました。

「私が見ていて妻は大丈夫でしょうか。私はKさんと妻のことは知らないことになっているのですが」
「大丈夫です。ご主人には見えても、奥様からはご主人が見えないようになっています。奥様は、このパーティに参加することを嫌がっていたのですが、やっと、『はい』と言ってくれたそうです」

「分かりました。見るだけで結構ですから、行かせてください」

私が答えるとX医師は、「奥様は、次の土曜日になったら『高校のクラス会がある』と言うはずですから、行かせてあげてください。そしてご主人は、奥様を送り出したら、すぐにKさんの友達のマンションに来てください」と言って住所を教えてくれました。

そこは、横浜の港の見える丘公園のそばで、妻が出た女子高にも近いところでした。
私は、土曜日の来るのが怖いような待ち遠しいような気持ちで、その日を待ったのです。

土曜日になりました。
遅めの朝食を妻と一緒に食べていると、妻が「あなた、私、今日、高校のクラス会なの。行ってもいい?」と聞きました。
妻の方を見ると、伏目がちにしていて、私の目をまっすぐには見れない感じでした。

「いいよ。でも、何時頃、帰って来るの?」と聞きました。

「11時頃までには帰るわ」
「じゃあ、楽しんできなさい」と私は言いました。

ごく普通の夫婦の会話でしたが、妻は私に嘘をついていましたし、私は、これから自分が目にする妖しげなパーティの妄想で頭がいっぱいでした。

5時頃になって、妻は出掛けていきました。
私も妻を見送ると、すぐに家を出て、指定されたマンションを訪ねました。
そのマンションは低層の超高級マンションで、何重にもセキュリティがかかっていました。

ようやく、指定された部屋についてチャイムを鳴らすと、中から出てきたのは50歳くらいの紳士でした。
年の割には若々しく、髪に白いものは混じっていましたが、背も高く肩幅もがっしりしています。

Kの友達ということでしたが、Kよりももっと遊び人的な雰囲気を漂わせています。

「初めまして。ゆかりさんのご主人ですね。私はSと言います」
「妻をご存知なのですか」

「いいえ。私は今日が初めてです。さてと、今日、ご主人にいて頂く場所をご案内しましょう」

マンションの中はびっくりするほど広く、リビングルームの奥にベッドルームが繋がっていて、そこには大きなダブルベッドがふたつ、ぴたりと並べて置いてありました。
ベッドの枕元はラブホテルのように全面が鏡になっています。

「今日、ご主人にいて頂くのは、この鏡の後ろです」
「え?」

Sは、ベッドの横のクローゼットの扉を開けました。
そして、その奥の壁を押すと、そこが秘密の入り口のようになっていて、鏡の裏側に行けるのです。

驚いたことに、この大きな鏡はマジックミラーになっていて、部屋の様子が手に取るように見えるのでした。
Sに言われるままに、私がマジックミラーの裏側の四畳半ほどのスペースに隠れると、しばらくして、また、チャイムが鳴りました。
すると、Kが妻ともう一人の女性を連れて現れたのです。
Kは馴れ馴れしい感じで妻の肩を抱いていましたが、妻の顔は少し緊張して見えました。

もう一人の女性は、妻より少し年上の30歳くらいという感じでしたが、妻よりも少し胸も大きく、腰回りもある感じです。

しかし、手足はすらりとしていて姿勢もよく、妻が清楚な感じなのに比べて、やや華やいだ雰囲気を持っていました。
きりっとした目鼻立ちが印象的ですが、左手の薬指に指輪をしているので、やはりどこかの人妻なのかと思いました。

女性は、妻に「れいこです」と言って名乗りました。
妻も、この女性やSに、「ゆかりです」と言って挨拶しています。

「まず、食事でもしましょうか」と言って、Sがワゴンに乗せたオードブルやサンドイッチを持ってきました。

「男の手料理でお口に合うかどうか」

四人でワインを空けて乾杯しました。

れいこと名乗った女性が妻に「よく決心しましたね」、Kが「ゆかりがなかなか、うんと言ってくれなかったんだよ」と言っています。

もう、Kの前では妻は呼び捨てのようです。

Kは「ゆかりは初めてだから、Sさんも、あまりいじめないでよ」と言います。

妻は身を固くしながら「11頃までには帰らないと・・・」と言いますが、Sは「たっぷり可愛がってあげますよ。れいこも一緒にね」などと言って、笑うばかりでした。

食事が終わるとSが、「それでは、まず最初はいつものパートナーから行きましょう。まずKとゆかりさんはシャワーを浴びてきたらいい。でも、いきなりバスルームで、おっぱじめないでくれよな。ゆかりさんは好きらしいけど」と言います。

妻が真っ赤になって「ちがいますぅ」と言うと、Sは「そうだ、れいこも一緒に行って見張ったらいい」と言って笑いました。

そして、Kと妻とれいこの三人がバスルームへ消えていったのです。

15分もすると、K、妻、そして、れいこの三人は戻ってきました。
三人ともバスタオルを巻いただけでしたが、妻が胸から下だけをバスタオルで隠している姿がいじらしくて、私の股間は早くも充血してきました。
Sが入れ違いにバスルームに消えると、三人はベッドに上がりましたが、妻のバスタオルはあっと言う間に剥ぎ取られて、全裸にされてしまいました。

れいこも全裸になりましたが、真っ白な妻の裸身とは対照的に、その体は小麦色をしており、まるで薄くオイルを引いたかのような光沢がありました。

Kは、すでにあの長大な肉棒をそそり立てています。
Kは、妻を乱暴にベッドに倒すと、まず唇を奪います。
長いキスの間、れいこは妻の髪を撫でていましたが、やがて、Kが右の乳首に吸い付くと、それを合図にしたように、れいこは左の乳首に吸い付きました。

妻は驚いたのか、「そんな・・・」と声をあげましたが、あとは二人の愛撫に身を任せ、荒波を漂う小船のように激しく体を震わせました。
妻はれいことも熱いキスを交わしたのです。

妻がれいことキスをし、改めて念入りに乳首を吸われているころ、Kは私だけのものであるはずの秘密の花園に舌を伸ばし、クリトリスを入念に舐め回します。
いつの間にか戻ってきたSは、バスタオルを腰に巻いたまま、ソファに座ってトマトジュースを飲みながら三人の痴態を愉快そうに見つめています。

やがて、妻は十分に潤ったのか、Kはどす黒く充血して棍棒のように固くなった肉棒を妻の蜜壷に挿入しました。
最初はゆっくりと、次第に激しく腰を動かします。
妻は仰け反って、体を震わせますが、喜悦の表情を浮かべた顔は、マジックミラー越しとは言え、私のすぐ目の前にあります。

妻の股間からは、ヌチャッ、ヌチャッという淫靡な音が聞こえてきます。
れいこは、Kが妻に挿入したのを見届けると、Sの足元に跪いてバスタオルを撥ね除け、Sの肉棒を口に含んで、頭を上下に動かし始めました。

やがて、妻は「いくいく、ゆかりいっちゃう」と言いながら、激しく体を痙攣させました。

まず、一回目のアクメを迎えたのです。
しかしKは、まだまだ放出する様子はなく、ますます腰の動きを早めて行きます。

妻の体はピンク色に染まり、すらりとした手足をKに巻きつけています。
唇が乾くのか、時おり舌を出して自分の唇を舐め回す姿が猥褻です。
そのとき、れいこのフェラチオを受けていたSが、怒張した肉棒を揺らしながら、れいこと一緒にベッドに移ってきました。

そして、何度もエクスタシーに達している妻の横にれいこを横たえると、ぶすりと肉棒を挿入したのです。

二組のカップルが私の目も前で交わり合い、しかも私の妻が他の男に組み敷かれているという光景に、私は自分の肉棒を自分で慰めずにはいられませんでした。

やがて、Kはクライマックスを迎えようとしていました。

「ゆかり、いくぞ」と声を掛けると、妻は「わたしも、わたしも」と言い、ふたり固く抱き合うと、私の目の前でKは、大きく体を震わせて、命のエキスである白い粘液をたっぷりと、妻の体の奥深くに解き放ったのでした。

Kは、終わった後も妻を抱き締めて、キスの嵐を浴びせています。
やがて、Sも、大きく体を震わせて、れいこの中に白い液体を放ったのでした。

れいこは絶頂に達するとき、何度も首を振って、「あなた、許して、わたし、いっちゃう」と切ない声を出しました。

れいこにも夫がいて、れいこの心のどこかには、夫に許しを乞う気持ちが残っているのでしょうか。
四人は全裸のまま横たわり、バスタオルを腰に掛けた程度で、しばしの休憩をとりました。
しばらくすると、Sが身を起こしました。

「さあ、これからがパーティの本番だ。ゆかりさん、今度は私とお願いしますよ」と言いました。

妻はじっと身を固くしています。

Sは身を起こすと、妻のそばに移ってきました。
起き上がったときに、バスタオルがはらりと腰から落ちてしまい、半勃ちのものが剥き出しになりました。
S自身の体液と、れいこの体から分泌された粘液で、Sの肉棒はべとべとになっています。

Sは、横たわったままの妻を起こしてベッドの上に座らせると、その目の前にべとべとになった半勃ちの肉棒を突きつけ、「ゆかりさんに大きくしてもらおうかな」と言いました。

Kとれいこは、ベッドの端で体をぴったりと寄せ合ってすわり、じっと妻とSを見つめています。

「Sさん、今日は乱暴しない約束でしょ。そんなべとべとなやつ、ゆかりさんが可哀想よ」と、れいこが言います。

私も心の中で「ゆかり、やめろ」と叫んでいました。

ところが、妻はしばらくSの肉棒を見つめていた後、Sの精液とれいこの粘液でべとべとになった一物を舐め始めたのです。
下から下へ、丁寧に舐める妻は、時おり上目遣いにSを見つめます。
次第にSの肉棒は勢いを回復してきました。

やがて、妻がべとべとした液体を綺麗に舐め取る頃には、Sの肉棒は固さを完全に回復したのです。

すると、Sは、妻の耳元で「四つん這いになるんだ」と指示します。
妻は素直にお尻をSに向けて、犬のような姿勢になりました。

妻は目を瞑っていましたが、その顔はマジックミラー越しに、私のすぐ目の前です。
Sはピチャピチャという音を立てて、妻のアナルを舐めたてます。
妻は苦悶の表情を浮かべますが、その口から出てくるのは、「あ、あ、あ」という切ないあえぎ声です。

Sは、Kの方を振り向いて「ゆかりさんのアナルは処女なんだろう」と言います。

Kは、「ああ。でも、まだ許してもらえないんだ。大事に取ってあるんだよ。だから、Sさんはだめだよ」と答えます。

なんということでしょう。
Kは、私さえも知らない妻のアナルもいずれは自分の物にしようとしているのでしょうか。
私は、興奮のあまり、自分の肉棒をしごき始めました。
本当のことを言うと、私は妻のアナルを舐めたことさえ無かったのです。

Sは「残念だな」と言いましたが、おもむろに後ろから蜜壷に肉棒を差し込みました。
そして、腰を激しく動かしだしたのです。
妻はもう為す術もなく、Sのピストン運動に身を任せています。

やがて、Sの体から汗が吹き出し始めます。
妻のお尻にSの腰が当たるぺタッぺタッという音と、妻の体液とSの肉棒がこすれるヌチャッヌチャッという音が交じり合って聞こえます。

妻の口から漏れる「ああん、ああん」と言う声が私の耳に響きます。

やがて、Sは「おおぅ」という声を出して、妻の背中に覆いかぶさり、体をひくひくと痙攣させて射精しました。
そしてそのまま、重なり合うようにして、Sと妻はベッドに倒れこみました。

しばらくの間、妻は失神したかのようにぴくりともしませんでしたが、やがて、ゆっくりと気怠そうに身を起こすと、「ごめんなさい。私、もう帰らないと」と言いました。

もう、時間は11時近くになっています。
するとKもSも、そして、れいこも引き止めようとします。

「まだまだ、これからだよ」「まだ一回ずつしかしてないよ」と、口々に言うのです。

妻は泣きそうになって「帰らせてください」と言いましたが、最後にれいこが「私だけ置いていかないで」と言ったので、妻はがっくりと肩を落として諦めたようでした。

そして、泣きじゃくりながら「主人になんて言ったらいいの」と聞きます。

れいこが、「クラス会が盛り上がって、友達の家で飲み直すことにしたって言えばいいのよ。私も電話に出てあげるわ」と言いました。

妻は、涙を手で拭くと、ハンドバッグから携帯を出して番号を押します。
突然、私の携帯が鳴り出したので、私はびっくりして自分の携帯を取りました。

電話の向こうは妻です。
マジックミラー越しに電話で話しているのです。

「あなた?ゆかりです」

妻の声は沈んでいました。

「ごめんなさい。クラス会が盛り上がっちゃって、お友達のマンションに泊まる事になったの。いい?」

ふと目をやると、電話をしている妻の両側から、KとSが妻の乳房を弄んだり、乳首をついばんだりしています。
れいこは妻の髪を優しく撫でながら、時折、頭にキスしています。

「ちょっと、友達と代わるね」

れいこが出ました。

「ゆかりのご主人ですか?ご心配ないですよ。しっかりお預かりしますから」

「宜しくお願いします」と言って、私は電話を切りました。

妻は両手で顔を覆って、わっと泣き出しました。
しかし、KとSは、妻のそんな様子にはお構いなしに、その怒張した肉棒で、代わる代わる妻を何度も何度も犯したのです。
れいこも交えた大乱交はいつ果てるとも知れず、妻は切ないあえぎ声をあげ続けるのでした。

妻の体内では、KとSの大量の精液が交じり合っているのでしょう。
マジックミラーのこちらにさえ、その匂いが漂ってくるようでした。

どれくらい時間が経ったでしょうか。
ふと気がつくと、もう朝になっていました。
私はマジックミラーの後ろの小部屋で、膝を抱えたまま眠りこけていたのです。
顔を上げて、ベッドルームの様子を窺うと、そこには明るい日差しが差していました。
時計を見るともう10時です。

Sとれいこは姿が見えませんでしたが、妻とKは明るい日差しの中で、一枚の毛布を分け合うようにして眠っています。

いや、よく見ると、眠っているのではなく、お互いに体を寄せ合って、キスをしたり、なにごとかを耳元で囁きあって、妻がクスクスと笑ったりしているのでした。
昨日の夜、あんなに泣いていたのが嘘のようです。

二人は毛布の中で、激しく体を擦りあっていましたが、やがて、スポッという感じで結合してしまったようでした。

妻は「やだぁ」と言いますが、やがて、「あんあん」というあえぎ声を出します。

そして、その声はなぜか明るく晴れやかです。
Kの腰の振りが大きくなるのにつれて、毛布が捲れ、二人の痴態が剥き出しになります。
Kの腰の動きに合わせて、妻も腰を振っています。

Kと妻の営みは、体が十分に馴染みあった恋人同士のようで、むしろさわやかな印象さえあります。
やがてKは肩を大きく震わせ、目を瞑って、どくどくと射精しました。

Kは、ゆっくりと妻の体から肉棒を引き出しましたが、全く硬度は失われていません。
妻の蜜液とKの白濁液がべっとりと着いた肉棒を、妻は愛おしそうに口に含みました。
ゆっくりと頭を動かし、舌を使ってべとべとを舐め取っているのです。

ところが、しばらくして、もう、べとべとは綺麗になったと思うのに、妻はKの肉棒を離しません。
よく見ると、新しい刺激を与えているようです。
口をすぼめてKの肉棒を締め上げ、頭を上下に動かす一方で、その白い指先で、Kの肉棒の下にぶら下がっている二つの袋を、さわさわと刺激しているのです。
まるで、それがいつもの妻とKの段取りになっているかのようです。

やがて、Kの顔が赤く充血してきました。
Kは肉棒に神経を集中しているようです。
妻の頭の上下の動きも激しくなってきました。

やがて、Kは上半身を大きく仰け反らせると、「ぷはぁっ」という声を出して、大きく体を痙攣させました。

妻は両膝立ちになってKの腰にしがみつき、Kが放出した体液をすべて口で受け止めます。
そして、妻は「ごくごくごく」と白い細い喉を鳴らして、すべてを飲み込むと、ようやく、Kの肉棒を吐き出しました。

驚いたことにKの肉棒はまだ半勃ちの状態を維持していて、その先端と妻の下唇の間には、白い粘液が糸を引いたように繋がっていました。
妻は、大量の濃厚な粘液を飲み込んだせいでむせたのか、「こんこん」と可愛らしい咳を二回ほどしました。

Kが優しく背中をさすると、妻はまた両膝立ちになって、Kの肉棒を咥えます。
そして、Kの尿道に残った白い粘液の最後の一滴まで絞り出そうとするかのように、口をすぼめ、ほっぺたを引っ込ませて、Kの肉棒を吸いあげるのでした。

突然、「頑張るねぇ、お二人さん」という声がして、Sとれいこがバスルームから現れました。
すでに二人はきちんと身繕いをしています。

「そろそろお開きにしようか。ブランチでも食べに行こうよ」とSが言います。

「Sさんだって、バスルームで頑張ったんでしょう」とKは言いましたが、Kの肉棒を一心不乱に吸い上げる妻の肩を叩いて「もう、いいよ」と言うと、二人でバスルームに消えていったのです。

Sとれいこはリビングルームの先にあるテラスで、お茶を飲んで待っていました。
さわやかな風が流れているようです。

私はあまりの事にぼうっとしていましたが、Sの「あいつら、遅いなぁ」という言葉で、我に返りました。

たしかにバスルームに行ったきり、一時間も戻ってきません。
れいこが様子を見に行って戻ってきて「あの人たち、たいへん。もう二人ともべとべと」と言って、クスクス笑います。
私は何が起きているのだろうかと思いました。

昨晩からずっと妻のあられもない姿を見続けてきましたが、見えないところでも妻とKの行為が続いていると思うと、気が気でありません。

もう30分もしたでしょうか。
ようやく、妻とKも身繕いをして現れました。

「ゆかりさんは本当に好きだねぇ」とSに言われて、妻は真っ赤になっています。

やがて四人が、ブランチを食べに行こうといって、どやどやと部屋から出ていくと、部屋の中はシーンと静まり返りました。

私がよろよろと小部屋から出てベッドルームへ足を踏み入れると、そこにはむっとするような匂いが充満し、ダブルベッドのシーツには大きなしみがいくつも出来ていました。
私は、バスルームに行ってみました。
するとそこには例のエアーマットがあったのです。
そしてバスルームには空っぽになったローションのプラスチックボトルがいくつも散乱しています。

よく見ると、バスルームの隅っこには黒いディルドも放り出されています。
また、脱衣場には白い高級そうなバスタオルが何枚も散らかっているのです。
Kと妻はお互いの体をローションまみれにして愛し合ったのでしょう。
そして、それをこのバスタオルで拭き取ったに違いありません。

Kが脅威の回復力で、バスルームでも妻の体の中に何回も粘液を放出したのか、それともあの醜悪なディルドで妻の蜜壷を弄んで、何度も何度も行かせたのか、それはもう私にとってはどちらでも同じでした。
私にできることは、ただ、がっくりと肩を落としてその場から立ち去ることだけだったのです。

眩暈のするようなパーティから一ヶ月経ちました。
私と妻の生活は表面上は何も変わりませんでしたが、突然、K自身が私に電話をしてきました。
番号はX医師に聞いたのだそうです。

「先日のパーティは如何でしたか?満足されましたか」

私は何と言ってよいか分かりません。

「色々とご迷惑をかけていますが、奥様のことはご心配なく」

Kは愉快そうに言いました。

「ところで、一度、罪滅ぼしをしたいのですが・・・」

罪滅ぼし?

「れいこを抱いてみませんか」

Kの申し出はストレートでしたが、私はパーティで見たれいこの小麦色の肌を思い出して、いっぺんで股間が熱くなりました。

妻を裏切るような後ろめたさはあったのですが、私がOKしたのは言うまでもありません。
れいこと二人で会ったのは、それから一週間くらいしてからでした。
Kが予約したホテルの部屋のベッドの上で、やや躊躇いがちなれいこに、私は意地悪な質問をしました。

「ご主人がいるんでしょう?こんなことしていいの?」

「あなたには分からないかも知れないけど、私は本当に主人を愛しているの。でも、KさんやSさんといる時の私は別の人間なんです。今日は、あなたにたっぷりご奉仕するように言われてきました。多少の無理は聞きなさいって。あの人たちには、絶対、服従ですから」

れいこは、そう言って私の肉棒を口に含みました。
れいこのフェラチオは丁寧でねっとりとしています。
頭をゆっくり動かしながら、舌でちろちろと刺激を与えてくるのでした。
美しい人妻から唇の奉仕を受けているという興奮から、私の肉棒はあっという間に反り返ります。

フェラチオをさせたまま、れいこの乳房をまさぐると、れいこの乳首も少し固くなってきました。
私はたまらなくなって、れいこをベッドに押し倒し、唇を貪りました。
ちょうど、Kが私の妻にするように、乳首を口に含んで、ねんごろに転がします。
れいこの息も次第に乱れ、やがて「あ、あ」という声が漏れるようになりました。

“今日は、この美しい人妻と何度でも楽しめるんだ”と思った私は、もう、挿入を我慢することが出来ませんでした。

私は、れいこから身を起こすと自分の肉棒に手を添えて、ゆっくりと、れいこの蜜壷に挿入したのです。
れいこは、もう、十分に濡れていて、私の肉棒が根元まで入ると、すらりとした腕を私の両肩に回しました。

私は、初体験のときの高校生のように激しく腰を動かします。
れいこも、「あん、あん」という声を出しています。
やがて、大きなうねりのようなものが、肉棒の付け根のふたつの袋から巻き起こり、私は、あっという間に大量の精液を放出していました。

その日の私は、獲物を捕らえた野獣のように、れいこを片時も離しませんでした。
まるで、妻やKに対する嫉妬や怒りの全てを吐き出すように、れいこを弄び、精液をかけまくったのです。
もちろん、れいこに飲ませる行為もしました。
私のどす黒い欲情が、完全に私を支配したのです。

何度目かの行為の最中には、れいこは涙を流しながら、「おねがい、もう、堪忍」という哀れな声を出しましたが、私は全く構わずにれいこを慰みものにしたのでした。
れいこをいたぶり、慰みものにし、大量の体液を放出することで、そして、それをれいこの夫は知らないのだと思うことで、私の復讐心が少しは満たされたのです。
私は、れいこの体中にキスマークをつけてから、やっと彼女を解放したのでした。

何日かして、また、Kから電話がありました。

「この間は、れいこと、ずいぶん楽しまれたようですね。すこしは罪滅ぼしができましたかね?」
「・・・そうですね」

私のどす黒い欲情が満たされたのは事実でした。

「それは良かった。ところで、ひとつ言い忘れたのですが・・・」
「何ですか」

「ちょうど、あの日のあの時間に、ゆかりさんも、れいこのご主人に罪滅ぼしをしていたんですよ」

私は、愕然として電話を落としそうになりました。
それでは、まるで、何も知らないうちに、私たち夫婦とれいこの夫婦はスワッピングをさせられていたのと同じことではないですか。

「多少の無理は聞いてあげなさいって言ったのですが、れいこのご主人はSの気があって、ゆかりさんは辛かったらしい。それでも、頑張ってご奉仕したようですがね」と言って、Kは愉快そうに笑いました。

妻はれいこの夫から、ちょうど、私がれいこにしたような、あるいはそれ以上の仕打ちを受けていたのです。

しかもSMプレイまで?

私は、私達夫婦がKの罠に完全に落ちてしまっていることに、やっと気がついたのでした。

しばらくして、会社に差出人の名前の無い封筒が届きました。
空けてみると一枚のCD-ROMが入っています。
そして、そのCD-ROMにはメモが付けられていて、なんと、「ゆかりの罪滅ぼしの記録」と書いてあるではありませんか。

よく見ると、「れいこの夫が撮影したビデオ。こんなものをご主人が知らないのは、あまりに可哀想なので、コピーを差し上げます。Kより」となっています。

私は目の前が真っ暗になると同時に、何が記録されているのか、一刻も早く見たい衝動を抑えることが出来ませんでした。

私は頭痛を理由に会社を早退し、一目散に家に帰りました。
もし、妻が出かけていれば、すぐにもPCで見るつもりでした。
マンションに帰ってみると、誰もいませんでした。
妻は出掛けていたのです。
それが何故なのか、私にはもうどうでもよく、すぐにCD-ROMを立ち上げたのです。

すぐに目に飛び込んできたのは、見慣れた水色のスーツを着たまま、後ろ手に縛られ口には猿ぐつわをされて、ベッドの上に放り出された妻の姿でした。

妻の目には真剣な恐怖が浮かんでいます。

やがて、顔をモザイク模様で消された黒いブリーフ姿の大柄な男が現れました。
れいこの夫なのでしょうか。
男は、妻を縛ったまま、ブラウスの上から乱暴に胸を弄っています。

やがて、強引にブラウスのボタンを引きちぎり、ブラジャーを外すと、いわゆるローターで妻の乳首を刺激し始めました。
男は妻のスカートを脱がせ、ストッキングを破るとパンティーを下ろします。
妻の下半身は剥き出しにされてしまいましたが、上半身はスーツの上着を着たままなので、そのアンバランスがたまらなく猥褻です。

男はローターでクリトリスを刺激しながら、妻に向かって、「どうだ、感じるか、ハッキリ言え」などと、汚い言葉を浴びせているではありませんか。

「きょう、お前は何しにきた」などと聞かれると、猿ぐつわを解かれた妻は、ローターの刺激に耐えながら、「あ、あ、あなたにご奉仕するためです」と答えています。

その間も、妻は眉間にしわを寄せて、「あっ、あっ、あっ」という切ない声をあげるのです。

やがて画面は、手をほどかれ、全裸にされた妻が男と交わっている画面になりました。
男のピストン運動は激しく、大きく、恐らくは私と同じように、妻であるれいこへの嫉妬や怒りを私の妻にぶつけているのだろうと思いました。
妻は何度もアクメに達しているのか、体を激しく仰け反らせたり、痙攣させたりしています。
やがて、男も大きく仰け反って、たっぷりと妻の子宮に向けて白い粘液を放出したようでした。

画面が変わると、妻は産婦人科にあるような診察台の上に、大きく手足を広がさせられて横たわっていました。
産婦人科と違うのは、妻の両手両足が縛り付けられているということでした。
男は長い刷毛のようなもので、妻の全身を撫で回しています。
妻は撫でられるたびに、ぴくぴくと体を震わせていましたが、やがて、男の攻撃がクリトリスに集中すると「もうだめ、もうだめ、おねがい、ください」などと口走っています。

男は自分の肉棒の代わりに大きなバイブレータを持ちだして妻の蜜壷に挿入します。

妻は「そんな・・・、いじわる・・・」と言いながらも、何度も何度も絶頂に達して汗みずくの体を激しくよじるのでした。

また、画面が変わると、ベッドに横になった男の足の間に妻が入り、一心不乱にフェラチオをしています。
画面の真ん中に男の肉棒がそそりたっていますが、たぶん男は自分の顔の前にビデオを置いて撮影しているのでしょう。
やがて、妻が手を使い始めました。

男の腰が少し浮いてきたようです。
男が両足を突っ張って肉棒に神経を集中している様子が画面からも分かります。
やがて男は、「おおぅ」という声を出して妻の小さな口の中に放出したようです。
妻は男の肉棒から吐き出された生暖かい粘液をごくごくと飲み込んだのでした。

CD-ROMには、他にも、犬のように首輪をされて繋がれた妻が後ろから犯されている場面や、バスルームのエアマットの上で、妻がローションでべとべとになりながら、男の命令に従ってソープでするような泡踊りの真似事をさせられている画面が入っていました。
全体で二時間ほどに編集されていましたが、私は見終わるまでに、5回も自分を慰めてしまいました。

妻は6時過ぎには帰ってきました。
私にとって救いだったのは、どうやら、この日に限っては、本当に普通の用事で出掛けていたようだったことと、頭痛がするという私のことを本当に心配して、暖かい粥を作ってくれたことでした。

私だけでなく、妻もまた犠牲者であり、人生の迷路に入り込んでしまっている・・・と思うのですが、私には為す術もなく、ただただ、暗澹とした気持ちになるのでした。

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