美しい母と夫婦のように・第1話

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これは過去の実体験を基に記した手記です。
長文が苦手な方はご遠慮ください。

子供の頃から母が大好きだった。
小学校に上がるまでは、それこそどこへ行くにも母と一緒なほど甘えん坊だった。
母は身長160センチほどの細身でスラリとしたスタイル。
色白の瓜実顔に黒目がちの大きな瞳。
いつもセミロングにしていた黒髪とすっきり通った鼻梁が、清楚で凛とした印象を与えていた。
例えるなら女優の水野真紀を思わせる顔立ち。
近所の母親たちなど、いかにも“日本のお母さん”という女性が多い中、母は飛び抜けて若く美しかった。
授業参観や町内の行事で母と一緒の時など、子供心にも自慢気だったのを覚えている。

母は1人っ子の僕にいつもたっぷりと愛情を注いでくれた。
しかし躾には非常に厳しく、約束を守らなかったり嘘をついた時にはこっぴどく叱られ、人に迷惑をかけるいたずらや悪さをした時には、それこそ容赦なくぶたれたものである。
父からは叩かれたことはおろか、怒られたことすらなかったのに。
だから幼少の頃の僕にとって、母は大好きな人であると同時に、怖い存在でもあった。

中学に上がる頃だろうか、思春期独特の反抗心から母に甘えることができなくなり、内心では母に甘え、母に優しくしたい、されたい・・・と思いながらも、照れと恥ずかしさから、どうしてもぶっきらぼうな態度しかとれなくなっていた。
そうしてそのまま親離れし、つつがなく高校、大学へと進学した。
そんな成長過程というのも、世間一般の親子ではそう珍しいことではないかもしれない。
ごく普通の母と息子の親子関係。
そう、あの時までは・・・。

家庭環境が激変したのは僕が25歳の時。
僕は外資系の投資ファンドに勤務する社会人となっていた。
当時、母は46歳。
若い頃に比べるとさすがに実年齢は隠せなくなっていた。
それでも色の白さとスタイルは若い頃とさほど変わらず、むしろスリムな体型のまま、胸やヒップに適度な丸みを帯びた容姿は以前よりも柔らかな印象を与え、目尻にできるようになった小さな笑い皺はチャーミングにさえ見えた。
“上品に歳を重ねたミセス”といったところだろうか。
すでに僕もいい大人と言われる年齢であったが、やはり思春期の名残りで、どうしても母に正面きってやさしい言葉をかけたり甘えたりというのが出来なかった。
会話といえば必要最小限。
それはそれで平和な小市民の家庭と言えた。

しかし、それまで平凡であった我が家の生活が、ある日突然崩れることになる。
人のいい父が他人の連帯保証人となり、多額の負債を負わされた挙句に自殺してしまったのだ。
じつはこの件ではかなり以前から母と揉めていたらしく、父の死に対しても、母は呆気ないほど淡々と受け止めていた。

問題はこの後である。
親戚縁者に頼れない諸々の事情があり、破産も相続放棄もできず、多額の負債が我が家に残っていたのだ。
1年ほどは保険金と遺族共済で難なく支払いを続けていたが、それもいよいよ底が見えつつある。
母はもともと信販会社に事務員として勤めていたが、終業後に郊外のファミレスでアルバイトをするようになっていた。

「今後はさらに早朝もシフトに入って働く」と言っている。

その段になって母はようやく僕に多額の負債の件を打ち明けたのだった。

その日も僕は残業を終えて遅く帰り、いつものようにリビングで薄い水割りを飲みながらホッと一息ついていた。
仕事で張り詰めた緊張を解す大切な時間である。
そこへ、すでに隣室で寝支度をしていた母が入ってきた。

「真ちゃん・・・ちょっといいかしら?」

母はネグリジェの上にカーディガンを羽織りながらスツールに腰掛ける。
そして、僕に申し訳なさそうに言うのだった。

「真ちゃん、あんたも一生懸命貯金しないといけないのはわかってるわ。でも、今のお母さんの稼ぎじゃ支払いが足りないのよ。ほんとにあんたには悪いと思ってるけど、家に入れるお金をあと5万円増やしてくれないかしら」

僕は生活費として母に毎月10万円を渡していた。
僕はぶっきらぼうに言った。

「5万円で足りるの?」

母はいつもの毅然とした態度とは打って変わり、俯き加減に頼りなさげな声で答えた。

「足りないけど、なんとかするわよ・・・」

(冗談じゃない!)

内心、僕は吐き捨てた。
すでに先日母から負債額と支払い状況を聞いていたが、それは驚くほど過酷な条件だった。
月々5万円ぽっちを増やしても足りやしないのは明白だ。
ましてやこのまま朝昼夜と働きづめになると母が体を壊してしまう。
母をそんな事には絶対にさせたくない。

「ちょっと俺も考えてるから、少し時間ちょうだいよ!」

僕は面倒臭そうに吐き捨てると、リビングのソファを立って自室へ向かった。

(はーぁ・・・なんで母さんに対してあんな言い方しかできないんだろ)

また自己嫌悪に襲われていた。
心の中では母が大好きで、優しくしてあげたいのに・・・。

じつはそのかなり以前から、僕はある決心をしていた。
外資系の投資ファンドに勤める僕はトレーダーという仕事が肌に合うと言うか、とにかく異例の業績を上げ、1年前よりストラテジーに昇格していた。
同年代の連中と比べても相当高額なサラリーをもらっている。
預金もすでに1000万円近くあり、昨日までに処分した金融資産を合わせるとその額は2000万円ほどになった。
目的があって貯めていた資金だが、非常事態となれば仕方ない。
この貯蓄と月給のほとんどを返済に回してやれば・・・まぁおそらくは大丈夫だ。
母は過酷な仕事詰めから解放される上、毎月の支払いも十分に払っていけるだろう。
何より、精神的に追い詰められる金策の重圧から母を救えるのだ。
優しく言ってあげれば母はどんなに喜ぶかと思ったが、僕の中でのもうひとつの決心がつかないでいたのだ。
吉と出るか凶と出るか・・・一世一代の賭けに打って出る決心が。
踏ん切りをつけられず、悶々とした毎日を過ごしていたのだ・・・。

それから1週間ほど経った給料日の前日。
遅くに会社から帰宅した僕は、いつものようにリビングで薄い水割りを飲んだ。

(今日こそ・・・)

もうひとつの決心も固めていた。
1杯目を飲み2杯目の水割りを半分ほど一気に煽ると意を決し、隣室で寝支度をしている母を呼んだ。

「母さん・・・ちょっと話があるからいい?」

「あら。ちょっと待ってね」

程なくしてリビングへ来た母は、黙ってソファーの斜向かいに座った。
襟元まできっちり留めて羽織った夜着の下には、淡い水色のネグリジェが覗いている。
風呂上がりの手入れをしていたのであろう、頭にはカーラーを巻いたままだ。
僕はグラスの薄い水割りで口を湿らせると切り出した。

「あのね、俺の貯金ね、じつは2000万ある。結構貯まった。それ全部使っていいから」

「・・・!」

母は想像していなかったらしく、驚いたように目を見開き、無言だった。

「それからね、明日から俺の給料ね・・・返済が終わるまでは全部母さんに渡すよ。それ使ったら無茶して働かんでいいやろ。もう体壊すから仕事なんてやめてよ」

「真ちゃん・・・あんた、そんな・・・」

「そんなん当たり前やろ、2人しかおらんのに。俺、結構いい稼ぎしてんだよ。言っちゃ悪いけど、どんなに母さんがパートを掛け持ちしたって焼け石に水だろ、無理無理。だいたい黙ってないで、もっと早く言えば良かったんだよ」

「・・・」

「ただね、会社でも付き合いのお茶代とかタバコ代もいるから毎月3万円だけはちょうだいよ、これはもう絶対!」

僕にとってはやさしい言葉が言えた方である。
母は品のいい顔を申し訳なさそうに歪め、目線を落として言った。

「真ちゃん・・・ホントに、ごめんね・・・」

ここからが僕の決意だった。
喉がカラカラに渇き、ほとんど氷だけになったグラスを口に運ぶ。

「それでね・・・もう俺そんなやから彼女とか作らんし、遊びにも行かんから・・・。それはしゃあないよ。これだけの額をあと5年できっちり払わないかんから・・・これは家族の責任だし、もうそれしかないやろ・・・」

「真ちゃん・・・」

母が消え入るような声で答える。

「もういいって・・・実際こうするしかないし・・・。それに一生ってわけじゃないから、頑張るよ」

「ありがとう・・・真ちゃん・・・」

心臓の鼓動がドクンドクンと速くなる。

「でもね・・・」

「?」

「母さんに・・・ひとつだけ、お願いがある・・・」

「・・・」

「あのね・・・俺も男やし・・・やっぱ我慢できん時もある・・・」

「・・・」

「だからね・・・そんな時・・・母さん、相手して・・・」

母は目線を落としたまま黙って聞いていた。

5秒・・・10秒・・・15秒・・・。

息苦しい沈黙が流れる・・・。
実際はほんのわずかの時間であったはずだが、とてつもなく長く感じた。
やがて母は伏目がちのまま静かに僕に問いかけた。

「・・・あんたは、それでいいの?」

「・・・ウン」

母は下を向き、また沈黙である。

「じゃ・・・あとで行くから布団敷いといて・・・」

「下で寝るの?」

「寝るのは2階で寝るから」

羞恥を気取られぬよう、わざとぶっきらぼうに言った。
寝るのは2階で寝る。
でも1階に布団を敷いてくれ。
今から母を抱くという一方的な宣言である。
僕は伏目の母にチラリと目をやると、シャワーを浴びるため、黙ってソファーを立った。
シャワーのコックを捻り、熱い湯を全身に浴びながらも自然に拳に力が入り小さくガッツポーズをする。

(吉と出た!ついにやれる!今から母さんを抱ける!今から母さんとセックスできる!)

興奮で、すでにペニスは硬直していた。
念入りに体を洗い清め腰にバスタオルを巻きつけると、下半身に嵩高のテントを張る。
僕は風呂場を出ると、逸る気持ちを抑えて再びリビングのソファーにどかっと座った。
母の姿はもうリビングにはない。
それが母の無言の肯定を意味していた。
氷水になったグラスを一気に煽り、タバコに火をつけ肺の奥深くまで吸い込んだ。
フゥーっと大きく紫煙を吐き出す。
ご馳走を前にすぐに食べては勿体ない、そんな贅沢な感覚に身を委ねる。

(すぐそこの隣室に行けば・・・母を抱ける)

勃起はもう痛いほどだ。
2本目のタバコを時間をかけてゆっくり吸い、灰皿で揉み消した。

「・・・行くか」

僕は自分を鼓舞するように独り言をつぶやき立ち上がった。
静かに寝室のふすまを開ける。
枕元にあるスタンドの薄暗い灯りに母の寝姿がほんのりと照らし出される。
顔を見られたくないのか背を向けるように横向きになり、肩まで薄布団をかけている。
全く身じろぎもしないが眠ってはいないだろう。
そう、眠れるはずなどない。
さっきまでのヘアカーラーは頭から外され、髪は綺麗にブラシで整えてある。
いつもは母の布団1枚だけなのが、ぴったりと隣にもう1組の布団が敷かれていた。

母さんは、今から自分の身に何が起きるのかを承知している。
着衣を脱がされ、下着すらも剥がれ、裸にされるであろうことを・・・。
裸体を愛撫され、舐められ、女陰に猛ったペニスを突き立てられるであろうことも・・・。
そしてそれが自らが産み、手塩にかけて育てた実の息子によってなされることを・・。

今、母はすべて覚悟の上で自ら布団を敷き、髪を整え、じっと待っているのだ。
息子に抱かれるために。
僕はそのシュールな情景に武者震いを覚えながら、下半身のバスタオルをハラリと外した。
勃起はまるで別の生き物のように天を突き起立している。
怒張した先端にはすでに透明な液体がぬらぬらと光り、母に対して邪な欲望を剥き出しにしていた。

静かに母の傍に近づき腰を下ろすと、そっと掛け布団を足元まで捲る。
ネグリジェをまとった母の全身が薄灯りの中に露わになる。
母は目を閉じたまま、じっとしている。
僕は母に寄り添い、ゆっくりと布団に体を横たえた。
腕枕をしながら母の体を静かに仰向けにする。
左手で肩を抱き、右手はネグリジェ越しに、母の腰から脇腹付近までを軽く擦り、撫で回す。
柔らかなネルの生地を通して手のひらに伝わってくる、母の体の感触と温もり。
僕は母の閉じられた目を見つめ、右手をそっと母の脇腹から胸のふくらみへと滑らせた。
無言だが、一瞬ピクリと母の体が反応する。
Cカップ、いやDカップほどあるだろうか、しっとり柔らかくも弾むような乳房の手応えにうっとりとする。
右手で揉みしだきながら右の乳房に頬ずりし、その柔らかで肉感的な感触を顔全体で受け止める。
顔面に伝わる乳房の弾力、温かな体温とともに漂う湯上りの乳液の香り。
母の体から芳香する甘い匂いを鼻腔いっぱいに吸い込み酔いしれる。
ネグリジェの膨らみの中心に、柔らかな生地をわずかに押し上げる突起が乳首のありかを示している。
僕は生地越しに突起を唇で挟むと、軽くついばんでみる。
母の口から微かに、「・・・ん」という吐息が漏れるが、目を閉じ、僕のなすがままにさせている。
唇に伝わる感触で乳首がどんどん硬くしこりを増すのがわかる。
感無量だ。
乳房を揉みながら、ゆっくりと母の首筋に唇を這わせる。
初めて直に味わう母の肌の味。
慈しむように首筋から耳たぶまで唇と舌で味わう。
母の息遣いは静かだが、リズムが心なしか乱れてきている。

<続く>

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