レズ痴女に指導を受けて兄のアナルを開発・第4話

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やはり顔が見えると勝手が違う。
お互い、取り掛かろう。
手袋をはめる。
ローションを継ぎ足す。
兄さんの眉が少したわむ。
手のひらを上にして指を入れる。
顎が小さく跳ねる。
これは面白い。
うつ伏せの時を思い出しながら前立腺を探す。
あった。
兄さんの眉がしかめられる。
姿勢に無理がある。
一旦、指を抜いた。
目を開けて怪訝そうにこちらを見る兄さん。

Kaya 回転ピストンバイブ 加熱機能付き 2点同時攻め ポルチオ直撃 2股バイブ

「安心して、すぐまた入れてあげるから」

恥じるように固く目を瞑る。
兄さんの腰の下に枕を入れる。
これでよし。
再び入れる。
前立腺。
呼吸に合わせて兄さんの口が軽く開く。
呼吸が浅くなる。
感じ始めているのだろう。
しばらくすると口がさらに開いて喘ぎだした。
深呼吸するように指示。
兄さんの腹がゆっくり膨らんだり凹んだり。
指は軽く、機械的に前立腺に当てて、離して。
今度は実況させない。
感覚だけに集中してもらう。

「吸ってー、吐いてー」

口が大きく開いて長い声が出る。
何かに耐えるような表情。
ペニスは喘ぎはじめてから徐々に萎え、今は縮こまっている。
先から先走りを垂れ流している。
ここまではさっきも到達した。

落ち着いてさらに続ける。
声が高くなる。
するとどうだろう、兄さんが泣きだした。
涙が出ている。
顔を歪めて泣きじゃくっている。
可愛い。

「大丈夫?やめる?」

激しく首を振る。
さらに続ける。
兄さんが落ち着いてきた。
だが快感は衰えてないらしい。
呼吸が荒くなる。
兄さんが腰をどうにか振ろうとする。
太ももに足をかけて押さえ込む。
呼吸が荒い。

「兄さん、深呼吸だよ。深呼吸」

なんとか抑えたようだ。
腹がゆっくり膨らむ、凹む。
快感に耐えるように食いしばった歯の間から声にならない悲鳴が漏れる。

「ゆっくりだよ。兄さん、深呼吸、深呼吸」

小さな声で何度も言う。
いよいよ深く呼吸する兄さん。
血がのぼった顔をしかめている。
吸いきった瞬間に吐くのを躊躇うかのような間。
少し身体が震える。
吐いている途中に息が止まったかと思う瞬間。
兄さんの身体が痙攣した。
異様な呻き声。
激しく兄さんの身体が震える。
指が痛いほど締め付けられる。
手足に筋が浮かび上がり、硬直する。

そんな状態が10数秒ほど続いた。
息が抜ける音。
急に弛緩する兄さんの身体。
激しく呼吸している。

(ついに私はやったのだろうか?)

身体が震える。

(兄さんは今、絶頂に達したのだろうか?)

指をゆっくり抜く。
ローションが垂れる。
確信した。
兄さんは絶頂した。
私はやったのだ。
なんだこれは・・・訳もなく可笑しくなってきた。
笑いが漏れる。
達成感を噛み締める。

やった。

高らかに笑う。
兄さんはぐったりとしている。
笑いが収まる。
とても愉快な気分。

足の拘束を解いてあげた。
投げ出される足。
兄さんの呼吸が落ち着くのを待つ。
その間、一緒に横になって耳元で囁く。

「兄さん、イッたね?前立腺で。お尻の穴を穿られてビクンビクンって」

囁く最中にも小さな笑いが復活する。
兄さんは力なく、ことごとく私の言うことに同意する。

「いいね、兄さん。大好きだよ、兄さん」

私はすごくハイになっていた。
兄さんを様々な言葉で甚振る。
素直な反応を返す兄さん。
ああ、とても愉快だ。
でも、笑い疲れちゃった。
すごく眠い。
いいや、今日はこのまま寝よう。
兄さんの腕を枕にする。
兄さんの匂いがする。
安心する。

(兄・・・さ・・・ん・・・)

暖かい。
もう少し寝ていたい。
眩しい。
首をそむけて光を避ける。
外からバイクの走る音。
意識が少しはっきりする。

もう朝か。
仕方ない、起きるか。

目を開く。
肌色が目に入る。
どこだここは?
私の部屋ではない。
目が急に覚める。
肌色の物体は兄さんだった。
寝ている。
ここは兄さんの部屋。

(そうだ、昨日はあのまま・・・)

調子に乗って、色々と口走った気がする。

電気が点けっぱなしだ。
窓に目をやる。
まだ暗い。
一体何時だろう。
時計に目をやる。
ない。
そうだ、兄さんの部屋だった。
あった。

4時15分。

昨日寝たのは、たぶん9時過ぎ。
睡眠時間は7時間ほどか。
寝過ぎだな。
伸びをする。
ついでに欠伸。
下腹部で尿意が自己主張している。
トイレに行こう。
兄さんを見る。
寝ている。
勃起してる。
朝立ちかな。
どうでもいい。
トイレに行こう。

便器に腰掛けて頭の整理。
今日は日曜日。
明日は祝日、体育の日。
母さんと父さんは明日の夕には帰る予定。
晩御飯は一緒に食べる。
兄さんのアナルを弄れるのは明日の昼まで。
いや、万一のことを考えると、今日でおしまいにした方がいい。
明日の朝は後片付けだ。
兄さんのディルドができるのはお昼頃。
それまで何をするか・・・。
やはり中の性感の開発だろうか。
昨日はうまくいったが、前立腺の絶頂も慣らしたい。
悩みどころだ。

上半身を倒す。
ウォシュレット始動。
肛門を緩める。
秘所に刺激。
思わぬ刺激に声が出る。
ビデをつけてしまった。
改めてウォシュレットに。
お湯が入ってくる。
適当なところで止める。
ノズルが仕舞われるのを待って腹に力を入れる。
まだ奥の方にありそうで、もどかしい感じ。
後で兄さんと一緒にきちんとしよう。
昨日は風呂にも入らなかった。
兄さんもお風呂に入れないと。

部屋に戻る。
案の定、兄さんは寝ていた。
ベッドに腰掛け、なんとなく兄さんのペニスを弾く。
少し震えて、また天井を指す。
面白い。
寝かせたまま手枷を繋ぎ直す。
ベッドに繋がったロープから外し、お腹の上で金具をかける。
警察の手錠のような体裁だ。
これでよし。

身体を揺すり、おでこを突いて兄さんを起こす。

「まだ暗いじゃないか」と眠たげに文句を言う兄さん。

冗談じゃない、昨日何時に寝たと思ってるの。
あれ?兄さんは何時に寝たのだろう。
聞いてみる。
私が寝て、ほどなく寝たと言う。

兄さんをお風呂場へ連れて行く。
途中、トイレの前でおしっこをしたいと言ったが、聞かずに引っ張る。
脱衣所。
兄さんは裸だったので先に入っててもらう。
私はYシャツを脱いで洗濯機を回してから入る。

兄さんを椅子に座らせ、頭を洗う。
全身をスポンジで擦る。
ただしペニスは触らない。
介護の仕事ってこういう感じなのだろうか?
へその下辺りを洗うとき、耐えるような声。
おしっこが漏れそうだと言う。

「出してもいいよ。お風呂場だし」

トイレに行くという兄さん。
今さら何を言っているんだろう。
浣腸の姿まで晒したというのに。
いや、待てよ。
友人が言っていたことを思い出す。
試してみよう。

「じゃあ我慢してね、兄さん。絶対に出しちゃだめだよ」

シャワーを全開で出す。
水流を亀頭に当てる。
兄さんの慌てたような声。

「反則?」

馬鹿言わないで。
ルールは私が決めるの。
兄さんのペニスが硬度を増す。
まだ耐えている。
私は特に何もしていない。
シャワーを亀頭に当ててるだけ。
出た出た。
淡い黄色が線状に出てはシャワーに打たれて軌道を変える。
兄さんが身をよじるけど逃がさない。
随分長いこと出ている。
止まった。
鑑賞終了。
友人の言う通りだった。

膝を伸ばして兄さんの頭からお湯を浴びせる。
泡が臭気を放つ液体を追いやってゆく。

「気持ちよかった?」

聞くけど返事がない。
シャワーのせいで聞こえないのか。

「我慢できなかったね?」

肩が震える。
罰を考える。
すぐにいくつか浮かんだ。
でも、考えなかったことにする。
アナルだけが目的なのだ。

兄さんを湯舟に入れ、自分の身体を洗う。
髪が長いと洗うのもひと苦労。
時間をかけてゆっくり洗う。
終わった。
兄さんの上からお湯に浸かる。
ゆっくり沈む。
お尻の谷間に兄さんのペニスが当たる。
硬い。
一瞬遅れて、背中全体に兄さんの感触。
妹とお風呂に入って勃起するなんて、本当に兄さんは変態だ。
ゆったり浸かる。

「なあに?兄さん」

「のぼせそう」

それはいけない。
兄さんを引き上げる。
でも、まだ風呂からは出ない。
毛を剃らなくては。
一昨日剃ったばかりだというのに、もうジョリジョリしているのだ。

浴槽の縁に手をついた状態で足を開かせる。
シェービングクリームを塗り込め、剃ってゆく。
手で剃り後を確認しながら丁寧に。
兄さんが声を漏らす。
感じているらしい。
たった2日で随分敏感になったものだ。
会陰の際まできちんと剃る。
終了。
お湯で流す。
私も剃ろう。

風呂から上がり、兄さんの体を拭く。
いつになったら勃起が収まるのだろう。
兄さんを拭いたタオルで自分の体も拭う。
髪を乾かさなくては。
兄さんが冷えないようにバスローブをかけてあげる。
新しいタオルでしっかり水気をとってから、ドライヤー。
まだちょっと生乾きだけど、まあいいか。

「兄さんもドライヤーする?」

「いい」とかぶりを振る。

タオルを頭に被せてゴシャゴシャ乱暴に拭いて終わり。
朝ごはんは何にしようか?

一旦、兄さんの部屋に戻る。
少し空が明るくなっていた。

「ちょっと待っててね。朝ごはん買ってくるから」

兄さんをベッドに拘束して音楽をかける。
ムソルグスキー、展覧会の絵。
服は何を着よう。
無難にスウェット。
鍵を掛けて出立。
空気が冷たい。
誰にも会わずコンビニに着く。
ポカリ、肉まん、あんまん、2つずつ。
家に急ぐ。
だいぶ明るくなっていた。

「ただいま」

兄さんの部屋へ。
起きていた。
一緒にご飯を食べる。
あんまんで舌を火傷した。
ヒリヒリする。
曲が終わる。

「じゃあ、はじめよっか」

拘束具を替える。
最初につけた後ろで固定するもの。
ベッドにちゃぶ台を置く。
兄さんが上体を乗せる。
足を開く。
私が固定する。
浣腸の用意。
最初から1本。
ゆっくり入れる。
兄さんが呻く。
アナルプラグを押し込む。
楽に咥え込む。
私にも浣腸。
すぐに効いてくる。
15分ほど。
兄さんと私の耐える音。
もういいか。
タライに跨がる。
しまった、縛る前にやっておけばよかった。
やっぱり残っていた。
次に兄さんにタライを宛てがう。
プラグを抜く。
2拍ほどおいて出る。
息を止めて声をこらえている。
全部出た。
ぬるま湯を浣腸。
シリンジで2回。

道具を変えてみる。
イルリガートル。
目盛りのついた筒状の容器からチューブが伸びている。
チューブの先には蛇口の突き出したアナルプラグのようなもの。
弁が付いていて薬液を入れるところと出すところが違うらしい。
さらにポンプが付いていて、プラグ部を直腸で膨らませることができるらしい。
無駄に高機能だ。
2、3回ポンプして、どれだけ膨らむか確かめる。
容器にお湯を入れる。
1リットルだ。
容器を持ち上げてストッパーを外す。
お湯がチューブを流れる。
プラグから漏れる。
止める。
ローションを塗り付けて兄さんのアナルに入れた。
息を吐く兄さん。
兄さんから蛇口が生えている。
とても滑稽だ。
見えていたら、さぞ恥ずかしがるだろうに。
空気を送り込む。
1回。
兄さんの驚く声。
続けてポンプ。
外から見える所も膨らみはじめる。
肛門が広がる。
兄さんが喘ぐ。
少し苦しそうだ。
ポンプをやめる。

「どう?」

「大きい、苦しい」

「そう。もっと辛くなるよ」

容器を持ち上げる。
兄さんのアナルから50センチ。
ストッパーを外す。
容器の中身がゆっくり減ってゆく。

200ミリリットル。
いつもの1本分だ。

500ミリリットル。
プラグが膨らんでいる分、いつもよりきつそうだ。

800ミリリットル。
兄さんの苦痛の声。

「あとちょっとだよ」

容器を下げて流入速度を落とす。
900ミリリットル。
兄さんが悲鳴をあげる。

「もう少し、もう少し」

1リットル。
兄さんは口を開けて小刻みに呼吸。
犬みたいに舌が出ている。

「よく頑張ったね。じゃあ出していいよ」

プラグのコックをひねる。
水がタライに落ちる音。
兄さんの呼吸は苦しそうなまま。
だってわざと細く出しているから。
兄さんのお腹は膨らんだまま。

「カエルさんみたいだね。ゲコゲコって鳴いてみる?」

兄さんに私の軽口に答える余裕はない。
さすがにやり過ぎかな。
コックを全開にする。
本物の水道に比べて遜色ない。
僅かに濁った水がタライに溜まる。
勢いが弱まる、そして止まる。
兄さんは深呼吸を繰り返す。
足りなかった酸素を吸い込む。
コックを締める。
容器にお湯を継ぎ足す。
少し減らす。
800ミリリットル。
入れた側から入ってゆく。
兄さんがまた呻く。

「『やめて』って言わなくなったね」

また全部はいる。
さっきより少ないのに気づいてるかな。
コックをひねる。
お湯が出る。
透明だ。
お湯が出なくなる。
プラグから空気を抜く。
兄さんの肩の力が抜ける。
ある程度空気を抜いたら、プラグが勝手に出てきた。
タライの中に着水。
プラグと一緒にお湯を噴き出す。
中にまだ残っていたようだ。
かなり消耗した様子の兄さん。
少し休んでもらおう。

「お疲れ様。よく頑張ったね」

軽く頭を撫でて、タライを片付ける。
ベッドに腰掛け、兄さんの背中に突っ伏す。
目を瞑る。
兄さんの体温、心臓の音が伝わる。
兄さんの呼吸でゆったりと揺れる。

「重い」と苦情が入った。

乙女になんてことを。
余計に体重を乗せる。

「ぐえっ」と兄さん。

おふざけ、しばしじゃれる。
ふと小指を咥えて濡らす。
中指で尻の谷間を探す、滑らす。
小指を入れる、温かい。
休憩終了。

ローションを入れる。

(まずは前立腺マッサージをしようかな)

ゴム手袋をはめる。
昨日と同じように中指を挿入。
抵抗なく入る。

(前立腺は・・・確かこの辺。あった!)

前立腺を捉えた瞬間、兄さんが抵抗を示す。
アナルが締まり、やめてくれと言う。

「どうして?」

聞きながら軽く押さえる。
背中が反る。
喘ぎながら兄さんが言う。
昨日の絶頂、あまりの快感に恐怖を覚えたらしい。

「もう1回やったら、絶対におかしくなってしまう」と言う。

そうなのか。
続ける。
兄さんが悲鳴をあげる、懇願する。
深く暗い愉悦。
我に返る。
このまま続けてはいけない。
恐らく私がおかしくなる。
指を抜く。
兄さんの深い吐息。
私も深呼吸。
落ち着け。

よし、ディルドを使って中の開発をしよう。
とはいえ前立腺マッサージを諦めたわけではない。
兄さんの思考が溶けた頃に再挑戦するつもりだ。
道具袋を探る。
アナルスティック、アナルバイブ、ディルド、バイブ・・・様々な形で多種多様に揃っている。
不本意ながら全て体験済みだ。

(最初はどれを使おうか・・・)

ひとつひとつ思い出す。
アナルが疼く。

結局、友人が最初に使った物にした。
なるほど、やはり奴は責め方を心得ている。
選んだのはアナルスティック。
軟質の素材でできていて先が膨らんでおり、胴体にはイボイボが付いている。
これにしよう。
ローションを垂らす。
兄さんに見せる。

「まずはこれを入れるからね。形を覚えて、アナルでしっかり味わってね」

兄さんの尻穴は呼吸するように、開いたり閉じたりを繰り返している。
スティックを宛てがう。
開いたときに合わせて、軽く押してやる。
自分から飲み込むかのように入ってゆく。
一番太いところまで入れると、すっと入る。
ゆっくりと押し込む。
イボがオルゴールのように肛門の縁を刺激しながら入る。
抵抗感。
直腸壁に当たったようだ。
さらに押す。
軟質な素材は自らを曲げながら直壁を擦り、奥へと進む。
兄さんは喘ぎながら声を漏らしている。
ペニスは勃起し、ヒクヒクと動く。
3分の2ほど入ったところで侵入をやめ、回転させる。

「どう?」

「中が擦られてる」

「気持ちいい?」

「入り口のイボがいい、奥はあんまり感じない」

「少しは感じてる?」

肯定する兄さん。

「じゃあ、それに集中して」

沈黙。
肯定だと受け取り、さらに奥に進める。
残り1センチを残して止まる。

「奥に当たってる」

兄さん自ら報告。
S字結腸のところまで行ったらしい。
無理せず抜く。
兄さんの反応が大きくなった。
そう、抜く時の方が快感は大きい。
入れる時は異物感が邪魔をするのだ。
奥の快感に集中するように行って、ゆっくりと抜く。
時々ひねりを加える。
膨らみが抜けないくらいまで出したら、止めずに奥へ。
幾度も繰り返す。
しばらく快感が高まったようだが、途中から鈍くなった。
快感に慣れてしまったのだろう。

しばらく休憩する。
水分補給して再開。
ローションを追加。
道具を変える。
同じ素材だが、今度は一様に螺旋状の凸がある。
少し太めだが、捩っていると、すんなり入っていく。
まさにネジの動きそのままだ。
奥まで入れて回転させると、直腸全体が同時に擦り上げられる。
逆転させると、ずっと排泄が続くような快感。
これは当たったらしい。
兄さんが奥で感じ始めた。
少し手順を飛ばして、細身のバイブを入れる。
スイッチを入れると、先がうねうねと動く。
これでS字結腸のあたりを掻き回してやろうというのだ。
バイブは曲がらないので入れるのに少しコツがいる。
まずは腹側に向かって入れる。
兄さんが跳ねる。
先端が前立腺を擦ったらしい。
当たった感じがしたら、背中側に方向を変えるのだ。
そうすると奥まで入る。
まあ全て友人の受け売りなのだが。

「兄さん、どんな感じ?」

「入ってる・・・っていうか・・・刺さってる・・・感じ・・・?」

あまり動かさないで欲しいらしい。
大丈夫、私はやさしい。
軽く押して、奥に当たってることを確認。
内臓を押されて兄さんが呻く。
スイッチオン。
モーター音が響く。
兄さんの背中が反る。
声をあげる。
手を離す。
バイブの取っ手が小さく回転して、中の動きを伝える。
回り込んで兄さんの顔を覗き込む。
昨日見た快楽の表情。
兄さんに実況させる。

「中っ・・・動いてっ・・・っ・・・ゾクゾクっ・・・がっ・・・」

「気持ちいいのかな?気持ちいいんだよね」

しばらく楽しんで別のディルドに替える。
こうして数本のバイブを取っ替え引っ替えして兄さんを責める。
そのたびに違う反応を返す兄さん。
例えば・・・。
クネクネと曲がった先に向かって太くなっているディルド。
根本は段々になっていて、抽挿の際入り口を刺激する。
先は腸内のカーブにフィットして、腸が抜けそうな快感を与える。
アナルビーズを2回り太く、大きくしたようなバイブ。
一番先の球がローターになっており、その上長いのでS字結腸を抜けて、お腹を振動させる。
さすがに気持ち悪そうだったのですぐ抜いたが。

兄さんのアナルは、どのディルドも貪欲に咥え込む。
1本1本味わうごとに兄さんの快楽はどんどん深くなってゆく。
最後に取り出したのは膣用のバイブ。
ごく一般的なペニスを模したものだ。
入れる前に兄さんのペニスと比べてみる。
長さはバイブに分がある。
太さは・・・兄さんかな。
カリの大きさも兄さんがわずかに上回る。
こうして見ると兄さんは大きいほうなのだろうか。
他の人のを見たことがないのでなんとも言えない。
比較終了。

バイブを兄さんのアナルに押し付ける。
いきなり押し込むにはちょっと太そうだ。

「兄さん、深呼吸。吐くときに緩めるんだよ」

すぐに実行する兄さん。
アナルがパクパクする。
3度目の呼吸で入れる。
カリの半分まで埋まる。
兄さんが息を止める。
肛門が締まる。

「兄さん、息を吐いて」

緩む。
カリが通った。
竿に合わせて窄まるアナル。
吐息に声が混ざる。
そのままゆっくり奥へ。
腸内を掻き分ける感触。
最奥。
3回小突く。

「あっ、あっ、あっ」と兄さん。

ゆっくりと引き抜く。
肛門が捲れ、広がる。
カリがチラと見えるくらいの挿入で抽挿をはじめる。
はじめはゆっくり、次第に速く。
始終喘ぐ兄さん。
ところどころ声をあげる。
声をあげた場所を記憶する。
たまに違う反応をするのは前立腺が擦られたからだろう。
その角度を記憶する。
そして記憶を再現する。
修正と記憶を繰り返し、兄さんの中の地図を作る。
弱点を責める。
兄さんを追い詰める。

「あー、あー」と声を上げる兄さん。

すっかり快楽に溺れている。

そろそろいいかな。
バイブを抜く。
手袋を嵌める。
唾で濡らす。
ゴムの味。
中指を入れる。
前立腺。

「深呼吸だよ、兄さん」

わけもわからず深呼吸をはじめる兄さん。
マッサージ開始。
声が高くなる。
泣き出す。
昨日より早い。
呪文のように囁く。

「深呼吸、ゆっくり深呼吸」

泣きながら深呼吸する兄さん。
吸気をしゃくりあげ、呼気を搾り出す。

「深呼吸、ゆっくり」

悲鳴になる。
腹筋が痙攣する。

「イケ、イケ、イッちゃえ」

強く囁く。
腰が痙攣し、肛門が締まる。
絶頂。
硬直と弛緩。
兄さんの激しい呼吸。
まだ指は前立腺の上。
呼吸に合わせて、押して離して。
兄さんが息も絶え絶えに叫ぶ。

「やめろ、やめて」

「やめてあげない。もっと気持ち良くなってよ、兄さん」

兄さんの呼吸が浅くなる。
拒絶の声も出せなくなる。
私は囁く。

「深呼吸だよ、兄さん」

私の声に従う兄さん。
従ってしまう兄さん。
私の大好きな兄さん。
絶頂はすぐそこだよ。
私の指のわずかな動きが兄さんを追い詰める。
2度目の絶頂。
声も出せないのか、歯を食い縛り息を漏らす。
肛門もこんなに締まって、私の指を食いちぎる気だろうか。
先ほどより長い硬直、弛緩。
長い吐息。
妙にゆったりした呼吸。

「兄さん?」

声をかけるも反応がない。
指を抜く。
顔を見る。
気を失ったようだ。
とりあえず兄さんの拘束を解いて仰向けに寝かせる。
なんとなく膝枕。
兄さんの寝顔を飽かずに眺める。

(輪郭は妹と似ている、父さん譲りだね。目元は母さんかな?)

そんなことを思う。
5分ほど経っただろうか。
兄さんが静かに目を開けた。

「ごめんね、やり過ぎちゃった」

素直に謝る。

「別にいいよ」

淡く微笑んで兄さんが言う。
いつものやさしい目だ。

「ね、どうだった?気持ち良かった?」

「すごかったよ。2度目は天国が見えかけた。当分オナニーはいらないな」

「すごく痙攣して、挙句に失神だもんね。この調子じゃ午後も天国行きだね」

普段の兄妹の会話より穏やかに過激な行為を語り合う。
倒錯的なのに、とても自然に思えた。

<続く>

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