元彼女がAV女優に・後編

この体験談は約 6 分で読めます。

どうにか愛に連絡できないか頑張ってみました。

昨日までの話を報告します。

まず愛との接点のあった人を探しました。
AVに出てるのを知らない人だったら藪蛇になりそうだったんで、一応慎重に人を選んで連絡を入れてみました。

「愛が置いていった洋服を送りたい」という理由を作って。

2人目に電話した人に、「もしかしたら分かるかも」って言われました。

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それで折り返しの電話を待つこと3時間半。
ついに愛の実家の住所と電話番号が分かりました。
聞いてみると、愛は実家で父親の介護をしているらしい。

俺は次の日の午後から有給をもらって、愛の実家に向かった。
二日分の着替えをバッグに入れて、夕方の新幹線に乗りました。
夜に突然行ったら家族に失礼だと思って、一番近い大きな駅の近くに泊まりました。

次の日の朝、レンタカーを借りて、ナビに住所を入れて向かいました。
到着したのは11時半過ぎくらい。
畑か田んぼか分からないけどたくさんあって、ポツンポツンと家がある地域。
一軒一軒が都内とは違って大きくて、ちょっとビックリした。

愛の家も2メートルくらいの高い塀に囲まれたデカい家。
門があって、どこにインターフォンがあるのか分からなかった。

どう考えてもこれじゃ不審者だと思って、とりあえず門の近くに車を停めて待機した。
路駐してるだけでも十分怪しい状況だったが、俺には他の案が思い浮かばなかった。

嫌な予感が的中した。
近所のおばちゃんなのか、やけに車をジロジロ見てくる人がいる。
おばちゃんは行ったり来たりして車を見てて、遂には愛の家に入っていった。
こりゃ~ヤバいと思って車から出て待っていると、おばちゃん2人が門から出現。

「どうもこんにちは。私◯◯と申しまして、愛さんの友人です」

「えっ?愛の?どちらの◯◯さんですか?」

「都内に住んでいまして。昔、愛さんに借りた物を、出張で近くに来たのでついでに返そうかと思いまして」

「あら、そうなの。いやだわ・・変な人がいるって言うから、ねぇ~」

「どこにインターフォンがあるのか分からなくて。すみません、ご迷惑をおかけして」

かなり動揺してたと思う。
なんせどう考えても怪しいわけだし。

「愛さんはご在宅でしょうか?◯◯が来てると言えば分かると思うのですが」

「あら、そうお?ちょっと待ってて下さいね」

そう言って近所のおばちゃんらしき人を残して、愛の母親らしき人が家に戻っていった。
出てくるまでの数分が長かった。
おばちゃんはジロジロ見てくるし、喋ることなんて何も無いわけだし。

「ヒロちゃん・・・」

数分して、突然愛が門から出てきた。
ジーパンにTシャツのラフな服装で、髪型もメイクもAVの時とは全然違ってた。

「久しぶり。近くに来たから寄ってみたんだ。ゴメンね、突然来ちゃって」

「ううん、大丈夫だよ。でもビックリしたぁ~。お母さんからヒロちゃんの名前聞くとは思ってなかったし」

「あはは。怪しい人だと思われちゃってさ。まぁ~、実際これじゃ怪しいと思うけど」

「愛?入ってもらったら?」

お母さんが後ろで言った。

愛と話している時、後ろには二人のおばさんがいる状況。
俺をじっと見てて、かなり警戒してたみたい。
でも愛が話し出して、その警戒が和らいだって感じで。

「ううん、いい。ちょっとお茶飲んでくる。ヒロちゃん、ちょっと待っててね」

そう言って愛が家に戻っていった。

「それじゃ・・・」って感じで、おばさん2人も家に入っていった。

ここでやっと「ふぅ~~~」と深呼吸。
愛のことよりおばちゃんに疲れた(笑)

すぐに愛が出てきて、車に乗って国道沿いにあるファミレスに行った。
車の中で愛は何も話さず、かなり重い空気だった。

無言でコーヒーをすすっていたが、おもむろに聞いてみた。

「なぁ・・どうしちゃったんだ?」

「えっ?何が??」

「分かってるだろ?なんであんなこと・・」

「あ・・・うん・・・」

「◯◯が見つけて教えてくれたんだ。ホントどうしたんだよ」

「うん・・・」

俺は愛の言葉を待った。
愛は下を向いて、ただ無言を貫いてた。
でも待った。

「実はね・・・お父さんが事故っちゃってね・・・」

「なんか介護してるって聞いたよ」

「うん・・・それでお金がね・・・」

「なんでだよ。保険とかあるんじゃね~の?」

「うん・・・」

話をまとめると、会社のトラックで事故ったらしい。
だけどその会社が対人保険に入ってなかったとかなんとか。
たぶん・・とか、確か・・とか、彼女自身もよく分かってなかった。
巻き添えを喰った車に乗ってた人が怪我したらしく、その慰謝料を会社と折半したらしい。
折半したらクビにしないという約束で。
なんだか無茶苦茶な話だけど、田舎で仕事もないから仕方がなかったって言ってた。

しかも最悪なことに、その件でストレスが溜まったのか、事故処理が終わってスグにお父さんが脳梗塞で倒れたって。
昼間だったからすぐ病院に運ばれて助かったらしいけど、まだ1人じゃ起き上がれないんだって。

「それで介護するから生活費が無くて?」

「うう~ん、そうじゃなくて、折半する時にお金が足りなくて」

愛にはお兄ちゃんが二人いたが、足りない分を愛だけで負担したらしい。
その足りない分だけの為に、1回だけAVに出たとか。
本当は風俗で働こうか迷ったらしい。
でも何人も相手にしなきゃいけないし、自分には出来ないと。
それで1日で終わるからと言われて、AVを決断したって。

普通そんな理由じゃAVなんかに出ないでしょ。
俺の頭には???の連続。
初めは顔にモザイク入れる予定だったらしい。
でもそれだけで報酬が全然違って、それじゃ足りなかったんだってさ。

「それじゃ、もう出ないって事だよな?」

「うん、もう出ない」

「生活費はどうしてるんだ?」

「夜スナックで働いてるから、それは大丈夫」

「お前・・接客できるのか?」

「うん出来るよ。だって近所の昔から知ってる人ばっかりの店だから」

「そっかぁ・・・」

「だからアタシでも大丈夫なの」

愛はテーブルに両肘を付けながら、ニコニコして俺に言った。
昔と変わらないような、でも確実に変わった彼女がいた。
その顔を見てたら涙が出そうになった。

「なんで俺に言わなかったんだよ。あんなのに出るくらいなら電話してこいよ」

「う~ん・・・だって連絡先分からなかったし」

「だったら俺の家に来たらいいだろ!」

「そ~だけど・・・心配するかなって・・・」

「あんなのに出た方が心配するに決まってんだろ」

言ってたらやっぱり涙が出てきた。

3年間付き合ってて、結局信頼関係は築けてなかったんだって思っちゃって。
あの3年間は何だったんだろって思いながら、涙が止まらなかった。
だって普通なら、AVに出るより俺に借りに来るでしょ。
もしくは友達に借りるとか。

まぁ、後で聞いた話じゃ、友達みんなに頼んだんだってさ。
でも田舎暮らしで誰も貯金なんてしてなかったみたいで、誰も貸してくれなかったって。

「ゴメンね、心配させちゃって・・・」

「いや・・・いいんだけどさ」

「本当にごめんなさい」

その後、愛は実家の話をしてくれた。

実は俺と別れる理由ってのが、実家の両親だったみたい。
2人の兄貴は疎遠になってて、60過ぎた両親の面倒を見なきゃって。
両親は大丈夫だって言ってたみたいだけど。
地元で結婚して両親を見なきゃだから、俺を巻き込めないと思ったんだってさ。

ぶっちゃけ、AVに出ちゃった子と、またやり直す自信はなかった。
そんなもん関係ねぇー!って言えるほどの男気は無かった。
たぶん愛もそれは望んでなかったんだと思う。
これから先いっしょになっても、ずっとその追い目に苦しむだろうし。

2時間くらいファミレスにいて、近くのスーパーで買い物をした。
俺は愛の両親にケーキを買って、二人で家に戻った。
今度は快く迎えてくれて、その日の夕飯をご馳走になって帰った。

「ホテルに忘れ物置いてきちゃったから、明日朝持ってくるわ」

そう言ってホテルに戻った。
戻ってから3時間くらいかけて、俺は愛への手紙を書いた。
そして、その手紙と銀行でおろした400万を愛に届けた。

余談だけど、400万をスグにおろせなくてビックリした(笑)
田舎だったからかな?

書類を入れるブリーフケースにお金と手紙を入れた。
中を見ようとするのを止めて、最後に握手をした。
もうこれで会うことも無いって思うと、また涙が出そうだった。

――――――――――
このお金は、愛との将来の為に貯めたお金です。
だから愛以外の女性に使うと失礼だから、全部愛にあげる。
俺には他にも貯金があるから、心配は無用です。
それじゃ元気で。

3年ちょっとの間、楽しい夢をありがとう。
――――――――――

これが手紙の中身です。
色々悩んだけど、結局こんな事くらいしか書けなかった。

これがここ3日間の出来事でした。
皆さんからの温かい励ましやコメントで、自分じゃ信じられない行動ができました。
今ではすっきりした気分です。

コメントでも指摘されましたが、彼女1人だけのDVDではありません。
素人・・・っていうタイプのです。

それから冷静になって思うけど、やっぱり頭が??な子だったのかも。
いまだになんでAVなんだよ!って思いますから。

みなさん、本当に有難う御座いました。
心より感謝します。

終わり。

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