月に一度の有給セックス

この体験談は約 3 分で読めます。

夫との性生活の話をします。
ずっと悩んでいたことが吹っ切れました。
同じようなことでお悩みのご夫婦も多いかと思いますので、参考になればと筆をとりました。

私は39歳、夫は42歳の夫婦です。
中1の娘がいます。

娘が小5の頃までは、夜中でも気兼ねなく性生活をすることができました。
でも娘が小6になってからでしょうか、夜遅くまで起きて、イヤホンで音楽を聴いたり本を読んだりするようになって、急に性生活の機会が減ったのです。
部屋が狭い社宅ですから、寝室は家族3人一部屋。
いつも川の字になって寝ます。
夫も疲れていて、そんなに遅くまで起きていられません。
娘より早く寝てしまうこともあります。
週に一度くらいあったセックスもだんだんと減っていき、娘が中学生になってからは、ほぼ消えました。
休日にする方法もあるのですが、娘は外で遊ぶタイプではないので、夫と2人きりになれる機会はなかなかありません。
ですから、ラブホに出かけていくことも無理なのです。

(もう夫に抱かれることはないのかしら・・・?)

もうすぐ40歳とはいえ、私はまだまだ自分の体に“女”を感じます。
夫の方はどうなのでしょう。
面と向かってこんなこと聞けませんが、セックスがなくても平気でいるので、私への関心がなくなったかもしれません。

(それとも外でしてる?)

満たされないものを感じながら、身勝手なことを考える日々でした。

ある日、夫にメールしました。
こんなこと、妻である私の口から直接は言えなかったのです。

『もう夫婦生活は終わったのですか?私、寂しいです』

明確な返事はありませんでしたが、「今週末、有給を取る」と言われました。
夫は仕事熱心で、滅多に有給を使うことはありません。
その夫が、休むと言ったのです。

「これからは月に一度くらいのペースで有給を消化しようと思う」

(夫は夫婦生活をするために休んでくれるんだ)

そう確信しました。

そして当日の朝。

「行ってきます」

娘が学校に行きました。
夫と2人になりました。
私は台所で洗い物をして、なるべく平静を装いました。
本当は、ちょっとドキドキしていました。
すると夫が咳払いをしながら台所に来ました。
そして後ろから私を抱き締めたのです。

「しよう、美佐子」

「・・・」

「今からしよう」

「遥香、ときどき忘れ物を取りに戻ってくることがあるの」

「どのくらい経てば安心なんだ?」

「5分くらい」

キスされました。
久しぶりだったのでじーんとしました。
唇から下が溶けていくような快感が来ました。
アソコからじわっとエッチな液が流れそうになるのを感じました。
服の上から胸を揉まれました。

「ァ・・・アンッ」

(もしも今、遥香が戻ってきたら・・・)

でも、帰ってくる気配はありません。

「もう大丈夫だろう」

リビングに移動して深いキスをしたあと、お互い服を脱ぎだしました。

「カーテン閉めるな?」

夫がカーテンを閉めると部屋が暗くなりました。
でもテレビを消す余裕はなかったようで、朝の連ドラが始まりました。
胸を揉まれ、乳首を吸われました。

「アァっ!あんッ!ああああ!」

夫は私の胸に顔をうめて、言葉にならない声を出します。

(私が欲しかったのね。欲しいと思っててくれたのね)

久しぶりに燃えました。
安全日ではありませんでしたが、夫は中で射精したようです。
時計を見ると8時30分。
朝から30分も求め合ったことになります。

夫との性生活は月に一度です。
でも2人きりで、なんの気兼ねなく思い切り燃えることができます。
月に一度の有給セックスが楽しみな私です。

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