ずっと片思いだった同期の子に告白されて・前編

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好きな子がいる。
同じ職場の女の子で、同期の子なんだけど、大学の時から付き合ってる彼氏がいるらしい。

その子の名前は未宇(みう・仮名)。
背は160センチで、抱き締めたら柔らかそうな感じか?
ぽっちゃりと言えばぽっちゃりだけど、全然デブじゃない。
本人は気にしてるみたいだけどw
髪は肩より下のロングヘアで、栗色。
優しい感じ。

就職してからもう1年。
俺は今の仕事にもだいぶ慣れた。
うちの会社は一応制服があるんだが、よくCMやってる金融系の制服を想像してくれたらいい。
すげー可愛いのw
男はスーツなんだがな。

俺はと言えば、背は172センチでそんな高くないが、まあ顔はたぶん中の上くらい。
童貞は高校のときに捨てたw
そこから現在まで経験だけで言えば15人くらい。
普通だろ?

同期の未宇ちゃんとは職場の同期だが、部署が違って、入社後しばらくは話す機会とかなかったんだ。
入社して3ヶ月後くらいに、俺の部署と未宇ちゃんの部署の年の近い人らで飲みに行くことになって、そこで初めて話した。
すげー可愛いの。
彼氏のことほんとに好きみたいでさ。
俺の付け込む隙なしって感じ。
でも、たまに飲むくらいでよかったんだよね。
たまにはこんな片思いもいいだろってさw
そういう飲み以外は自分からは絶対誘わなかった。
だって俺のせいでケンカとかしたら可哀想だからw
今の彼氏から奪うつもりとかサラサラなしって感じで。

飲み会は全部で5回くらい行って、行く度に未宇ちゃんの恋愛相談聞いてた。
『彼氏のことが大好き』って感じが伝わってきて可愛くてさ。
もちろん内心穏やかじゃないけど、笑顔が見れるのが嬉しかったし。
でも飲み会以外では接点持たなかったんだw
せめてものプライドって言うかさw

俺の片思いも半年経って、そんな時にとある事件が起きた。
部署同士の飲み会に、未宇ちゃんが来なかったんだ。
どうしたんだろうと思ってたんだけど、未宇ちゃんと同じ部署の女の子が、「体調崩してて休んでる」って話してくれた。
俺はちょっと心配になって、電話番号を交換してから初めて電話をかけた。
もし彼氏がそばにいたとしても、同じ会社の男から電話があったって不思議じゃないだろうって自分に言い聞かせてw

コール音がしばらく続いた。
要は留守電にならない、ずっとコール音。
眠ってるか、携帯の近くにいないんだろうって思って切った。
5分後くらいに、コールなしの着信表示があった。
見てみたら未宇ちゃん。
不思議に思ってかけ直した。
コール音10回くらいの後に繋がった。

「もしもし?未宇チャン?」

そしたら無言なの。

「◯◯部の◯◯だけど」って言ったら、かすかな声が聞こえた。

「もしもし?未宇ちゃん?体調でも悪いの?」って聞いたら、「・・・違う」って半泣き。

俺びっくりしてさ、1人でテンパっちゃって、「だ、大丈夫か?どうしたんだ?」って聞いたら、「なんでもないよ、あはは」って、どう考えても空元気なのな。
ほんと心配で、「そんな強がらなくてもいいけど、大丈夫ならいいんだ」って言ったんだ。
あんまり突っ込むと可哀想だし。
そしたら、「ありがとう、また明日ね」って電話を切られた。
心配だったけど、聞かれたくないこととかあるだろ?
そういうのを考慮して、その日は電話は終わったんだけど・・・。

次の日の昼、社員食堂で飯食ってたら、未宇ちゃんを見かけた。
んで、俺の方まで来て、「俺さんがここにいるって言うから」って笑ったんだ。
わざわざ俺の部署に行って、ここまで探しに来てくれたみたい。

「お昼終わったら、ちょっといいかな?」

勿論OKした。
何か話してくれるんだろうなって思って。
食事をダッシュで終えて、未宇ちゃんと2人でカフェテリアに行って座った。
そしたらすごい一生懸命の笑顔。
全然関係ないけど、未宇ちゃんはマジ胸がデカくて、制服のシャツの盛り上がりがすごい。
思わず勃起しそうになったw

勃起を抑えつつ「どうしたの?」って聞いたら、作り笑顔で上がってた口角が、ちょっと震えてる。

「えと、翔太君、あのね」

翔太は俺の名前(仮名)。
未宇ちゃん、どう見ても泣きそうな顔をしてる。

「あたし、彼氏にフラれちゃった」

震えながら笑ったんだ。
俺、何も言えなくてさ、どうしたらいいか分かんないし。
内心、(別れた!ラッキー!)って気持ちも少しはあったんだけど、やっぱり彼女が泣くところなんて見たくないし。
半立ちの息子も一気に萎えた。

「なんで?」って聞きたかったけど、昼休みだし、人も結構いるから泣かせたら可哀想だし、とりあえず、「そっか」って言った。

んでその後、「んじゃ、今日飲みに行こうか?」って言ったんだ。
そしたら、「翔太君なら誘ってくれると思ってた!」って笑った。
もちろん無理してだけど。

ということで、片思い約半年にして、初めて2人で飲みに行くことになった。
その日はもうそわそわして仕事どころじゃなかった。
いつもは残業ばっかしてたけど、とりあえずほぼ定時に上がった。
深い意味はないけど、会社は別々に出て、現地集合した。
駅の近くにある居酒屋。
急いだお陰で彼女が来るだいぶ前に着いた。
人もまばらで奥の方にある席をとった、目立たないように。

携帯ゲームしながら待ってると・・・。

「ごめんね、待った?」

かっ、かわえええええ!
フラれて傷ついてるとこ申し訳ないけど、すげー可愛く見えた。
白のニットに膝丈のスカート。
机の下で息子が暴走を始めそうで困った。

「お疲れ。とりあえず飲み明かそうぜ」

俺は悪意も下心もなく、未宇ちゃんの気晴らしになればって気持ちで言った。

「ありがとー。ほんとに嬉しい。えへ」

カチンっと乾杯して、2人とも生中を飲み始めた。
1時間くらいは仕事の話ではぐらかした。
食べたりとか。
そんでやっぱり俺も気になって無口になったんだ。
そしたら未宇ちゃんが自分から話を切り出してくれた。

「ずっと翔太君に相談してたから、翔太君には言わなきゃって思ってたんだけどね。フラれちゃったの」

俺からすれば、こんだけ素直で、こんだけ尽くしてくれる彼女を振る意味がわからない。

「何でいきなり?そんな素振り、今まであったの?」

たまらず聞いた。
そしたら、下向いたまま、ぽろぽろ泣き始めた。
俺、全く動けなくなっちゃって。

「『お前がわかんない』って言われたの」

そう言って肩で息して泣き始めちゃったんだ。
もう俺、腹立たしくてさ。
俺まで泣きそう、悔しくて。
カバンをひっくり返してハンカチ取り出して、彼女の目元に当てて言ったんだ。

「ずっと好きで、好きで仕方なかったんだよね、未宇ちゃんは彼氏のこと」

「ひっく・・・ひっく・・・」

何も言わなくたって分かる、誰かに慰めて欲しいんだって。
俺はたぶん、子供にとっての人形みたいな感じなんだろうなって。
とりあえず傍にいてくれる人が欲しいんだろうなって思った。
向き合って座ってる状態から、俺は彼女の隣に移動して肩を抱いた。
軽く頭を撫でながら「ヨシヨシ」って、俺なりに気を遣ったつもりで何も言わずにヨシヨシしてたんだ。
30分くらいだっと思う。
すごい長く感じたけどずっと抱き締めてた。
そしたら彼女、少しずつ泣きやんだ。

「ありがと」

小声が聞こえたから、肩から離れた。

で、「泣いたらお腹空いた」って、箸持って、全く進んでなかったお摘みをパクパク食ってるの。

俺も思わず笑っちゃって。
一緒に食べて飲んでしたよ。
その後は全くその話には触れずに、楽しくおしゃべりしたんだ。
気付いたらもう3時間経ってて、彼女の様子もそろそろおかしくなってきた。
顔、真っ赤で。
本人は「まだ大丈夫」って言ってるけど、もうたぶん限界だろうと思ってタクシーで見送ることに。
タクシーに乗ったらすぐに彼女が、「◯◯まで」って自分で言ったから安心してた。

だけど・・・。
彼女の家に着く頃にはもうグデングデンで、寝てるわけ、どう見ても。
仕方ないから彼女の肩を抱いて、エレベーターに乗って彼女の部屋まで。
鍵は彼女のカバンから勝手に漁った。
だって寝てるし。

明かりを点けたら、部屋は綺麗に片付いてた。
半年間も好きな子の家に、こんな形で来るとは思ってなかったけど。
ベッドに寝かせて彼女のジャケットを脱がせた。
白のニットからツンと出てる、顔に不似合いな胸に思わずドキっとした。

(息子よ、静まれ・・・!静まれ!)

必死。
もう今までにないくらい必死。
こういうシチュエーションって、ほんとに存在すると思ってなかったし、いざこうなると何もできないのなw
俺の中の天使と悪魔が超葛藤中。

悪魔「やっちゃえよ」

天使「だめよ!だめよ!」

俺だってこの状況で、男としてどうすればいいか!なんてわかってるよ。
でも、彼女との関係が崩れるのが嫌だし。
へたれとか言うな!
それくらい、すごい大切な存在なんだ。

「・・・うー」

未宇ちゃんが苦しそうな声出した。
びくっとして思わず振り返った。
喉でも乾いたのかなと思って冷蔵庫を開けたらミネラルウォーター発見。
グラスに注いで彼女の傍に。

「お水、飲む?」

「・・・あー・・・のむ」

って言うけど全然起き上がる気配なし。

仕方がない・・・。
俺、ニヤニヤすんな!
水を口に含んで、彼女の口に持ってった。
一口、飲ませ終えた。

「ん・・・つめた・・・おいし・・・」

未宇ちゃんがそう言って、また寝息を立て始めた。
その瞬間、俺の堪忍袋の緒がプチッと切れた気がした。

なんだこのエロいシチュエーション!
俺、最低か?
俺はダメなのか?!
とりあえず彼女が起きないようにどうにかなんとか・・・。

「翔太君」

びくってビビった!
未宇ちゃんが起きた。
俺の儚い夢は終わりを告げた。

「ほんとにごめんね。ごめん」

そう言って、俺を後ろから抱き締めた。
俺、抱き締められてる!
ぎゃ!
マジヘタレだw
もうビビりまくりw
でも振り返って、俺も抱き締め返した。

「いいよ、全然。気にすんな」

実は気にして欲しいけどな!
俺ってば超必死w
シャンプー・・・いい匂いだなぁ。
頭に鼻を押し当てて、もっと抱き締めた。
そしたらいきなり彼女にキスされた。
軽いやつだけど、超ビビる俺。

「ど・・・どうしたの?」

「・・・」

プッツーン!

さすがに堪忍袋の緒が切れた。
何も言わない彼女の顔を持ち上げてキスした。

「んっはっ」

すげー可愛い声。
俺もう無理、ここまで我慢したし。

「しょっ・・・翔太く・・・」

「俺は!未宇ちゃんのこと、半年間ずっと好きだったんだよっ」

そう言って、そのまま、また無理やり口を塞いだ。
3分間くらい、ひたすらキスした。
彼女もそれに応えてくれた。

「ふっ・・・くるし・・・」

彼女の声を聞いて、いきなり我に返って唇から離れた。

「ごめ・・・ん・・・」

とりあえず謝ってしまった。
情けねぇ・・・俺・・・。

「ごめんね・・・ごめ・・・」

未宇ちゃんが謝ってる。
キスしたら謝られるって、もう最低じゃん。
ああ、俺の人生もう終わり・・・。

「しょうた・・・く・・・」

また俺の胸に顔押し付けてきた。
いまいち未宇ちゃんがどうしたいのか飲み込めない。
拒否されてるわけじゃないのかな・・・。

訳も分からず、とりあえず抱き締めた。
未宇ちゃん、すげーちっちゃいの。
強く抱き締めたら壊れそう。
たぶん、今は誰かに抱き締めて欲しいだけ・・・。
誰でもいいんだろうなって情けなくなった。

「あのねあのね、フラれちゃったって言うのがねっ、ひっぐ」

「もういいから。何もしないし、何も言わないから」

俺はもう何も聞きたくなかった。

「『なんでそんなにいっつも上の空なの?なんで俺を見てないの?』って言われちゃったからなの」

最初、未宇ちゃんが何を言ってるのか全然判らなかった。
上の空って?
俺を見てないって?

「彼と別れ話をしたあと、すぐに携帯のアドレスを開いたの、翔太君のアドレス」

未宇ちゃん何を言ってるの?
俺、全然わかんねぇ・・・。

「最近ずっと、ずっと・・・彼氏と会ってても落ち着かなくて」

(未宇ちゃん、何言ってるの?俺さっぱりわからん)

「翔太君のことばっかり、考えちゃってたの!」

予想外の事態が発覚した。

(夢?俺、夢見てる?)

「『もうやめよう』って彼氏に言われた瞬間、全然悲しくなかったの、申し訳ない気持ちばっかりで、でも・・・」

しゃくりあげながら未宇チャンは必死に喋った。

「でも、すぐに翔太君に電話かけそうになってた自分がいて、それで・・・それで・・・」

俺呆然。
こんなことってありなの?

「翔太君、飲み会の度に優しくて、違う部署にいるのにすごい優しくて、うちの部署ではすごい人気だったの」

ちょっと待て。
俺、そんなに女の子にモテてないよ?

「翔太君が仕事してるとこ、たまに見てて、偉いなって、すごい思ってて」

俺は一言も発言する間もなく、ずっと未宇ちゃん喋ってる。

「いつの間にか、ずっと翔太君を目で追っかけてた・・・」

俺を未宇ちゃんが?
未宇ちゃんが俺を?
俺、超テンパる。

「どうしても会社に行けなくて、家でボーっとしてたら、翔太君から電話が鳴って、でも取れなかった。あたしってすごいダメな女の子だから、だって彼氏がいるのに、彼氏がいるのに彼氏を大切にしてなくて」

俺はもう何も言えなかった。
どうしたらいいか分からない。

「そんで電話したら、それでも翔太君は優しくて、やっぱりすごい惹かれてたって気付いたの」

だんだん事態が飲み込めた。
理解はできた・・・けど・・・。

「あたし最低だよね、ほんとに。彼氏を傷つけて、翔太君まで」

「未宇ちゃん」

「はい・・・」

上目遣いの未宇ちゃん。
ほんとに可愛い。

「俺、ずっと好きだったんだよ、ほんとに。でも彼氏のことをずっと相談してもらって、その関係を崩したくなくて、メールも電話もしなかったんだよ」

「ひっっく・・・ほんとに・・・ごめな・・・さ・・・」

思わず彼女にキスした。
あんまりにも可愛くて、俺も嬉しくて。

「んッ・・・しょ・・・た・・・く・・・」

彼女の声が可愛くて、ずっと聞きたかった。
ベッドの端に座って、彼女を抱き締めたままずっとキスした。
時折口から漏れる声があんまり可愛くて、俺の息子が収まりつかなくなってる。

(もういいんだよな?このままいっちゃっていいんだよな?!)

<続く>