料亭で社長を性接待した愛しき妻の変化・後編

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しばらくして衣服の擦れあうような音が聞こえたかと思うと、妻の声が聞こえたのです。

「あっ、部屋を暗くしてください」

その後も擦れあう音とともに、明らかに人と人がもつれ合うような雰囲気が伝わってきたのですが、その直後に急変したのです。

「ああっ、いやっ」

妻の拒絶するような声がした、その時でした。

ビリッ!

「ああっ、だめっ」

何かが引き裂かれるような、破れるような音。
妻の服が破られている。
そう直感した私は居ても立ってもいられず、部屋に入ろうとした時でした。

「お願いです、乱暴にしないでください!」

妻が必死に哀願する声がはっきりと聞こえてきました。
そして、私には耳を塞ぎたくなるような妻の言葉が続きました。

「私は社長さんが『もういい』って言われるまで、この部屋にいます。心を込めて社長さんのお相手をさせていただきます。絶対逃げたりしません。だからお願いです。乱暴にしないでください。もっと・・・優しくしてください」

こうなることは分かっていました。
それに自分が蒔いた種でもありました。
しかし、『心を込めて社長の相手をする』・・・。
そんな言葉を妻が吐くとは夢にも思いませんでした。

妻の悲痛とも思える叫び声は社長に響いたのか、いや、あのいかにも好色な男がこんなことで変わるはずはない。
妻の言葉にショックを受けつつも、今2人はどうしているのか、妻の言葉に対して社長はどう出るか、私は耳を澄ませて次の展開を待つだけでした。

「わかった、すまなかった」

耳を疑うような社長の低姿勢な言葉が聞こえてきました。

「今日初めて会った時から、僕は君を人間としてではなく、ただの物としか見ていなかったかもしれない。だから乱暴な扱いもした。しかし、それは改めないといけないな」
「・・・すみません」

「いや、このことに関しては僕が全面的に悪い、だから謝る。契約も東君の提案通り進めてもらっていい」
「ありがとうございます」

結果的には妻の必死の叫びが功を奏した瞬間でした。
私は感謝の気持ちで、心の中で妻に手を合わせました。

「それにしても、君は大人しそうに見えて案外気丈な女なんだな」

「いえ、そんな・・・生意気でした」

「感心したよ。僕に盾つくような女は今までいなかったから。どうだ、うちの会社で働かないか?」

予想外の社長の言葉でした。
この時点では冗談だったのかもしれませんが、自分の会社に妻を引き抜こうとしたのでした。

「いえ。私なんかは、とても・・・」

「まあ、いい。考えておいてくれ。今より絶対いい生活を保障する」

その後、また部屋が静まり返りました。
それはこの後の狂宴の前兆だったのかもしれません。

「乱暴にはしないが、それ以外の言葉は君の本意として受け止めていいんだな?」

「はい、もちろんです。今日はそうなってもいいつもりです」

「こっちに来なさい」

いよいよ・・・その時が始まろうとしていました。
大口の高額契約と引き換えに、目の前で寝取られ、妻の身体が汚されてしまう。
契約の為とはいえ、愛する妻に性接待、枕営業をさせて良かったのだろうか・・・。
でも、もうこうなってしまっては、もう遅い・・・。
断腸の思いとはこういうものなのでしょうか。

「ああっ、うっん」

愛しの妻が今、唇を奪われている。
妻と社長が今まさに、襖の向こうで愛し合う男女のように濃厚なキスをしている。
その様子が手に取るように伝わってきました。

モゾモゾと服が擦れ合うような音は、社長が妻の身体を触っているのでしょう。
大きめのおっぱいを揉みしだきながら、スカートの中に手を入れ、妻の秘部に。
敏感な妻の身体は、好色社長の愛撫にもう反応し始めているかもしれません。
プツッという音、ジーッという音、プチッという音が混ざって微かに聞こえてきました。
ブラウスのボタンを外され、スカートのファスナーを下ろされ、ブラジャーも外されてしまったのでしょう。
少しふくよかで、やや肉感的な妻の身体が、社長のものになってしまう瞬間が近づいていました。
襖一枚隔てた隣の部屋で、妻と社長のセックス遊戯が始まってしまいました。
生まれたままの肉体と肉体がもつれ合い、ぶつかり合い、絡み合うような音が漏れ聞こえてきました。

「いい身体しているじゃないか、毛もたっぷり生えているな。おやおや、もうここはびっしょりだな」
「恥ずかしい、あっいやっ」

「身体は正直だな、清楚な顔して実はかなりの好きもの奥さんだ」
「そんな、あっあっん」

単なるスケベおやじになったような社長に、妻は身体中を舐められているようでした。
いかにも好きそうな顔つきの社長が、妻の全身に舌を這わせて、唾液を擦りつけながら貪っている様子が伝わってきました。

「しゃ、社長さんそんなところまで・・・いやっ」

「ここがいいんだろうが、ほらっ」

「あっ、あっんんん」

聞くに堪えない妻の喘ぎ声が洩れてきました。
最初こそ控え目だったものの、少しずつ歓びの声に変わっていくようでした。
大切な妻をなぶりものにされ、何もできない自分に腹が立つとともに、寝取られているこのシチュエーションに、この上ない興奮が私を襲いました。

襖を開けて見たい。
自分の妻が今、どんな恥ずかしい姿で社長の性玩具になってしまっているのかこの目で見たい。
ついさっきまで貞淑な妻であった変わり様を!

しかし、襖を開けた時に自分が受けてしまう失望感。
私など無視したまま夫婦のように全裸でもつれ合う二人を見たとき、自分はどうしたらいいのか。
そんなことを思うと、とても襖を開ける勇気などありませんでした。

「あっ」
「おらおら、どうしたんだ?」

「おおっっききいい」
「旦那のとは違うだろ?へへっ、たっぷり味わわせてやるよ」

「ああっん、あっ・・・」

妻が今まさに堕ちていく瞬間でした。
思えば昨日、久しぶりに妻を抱いたばかりでした。
今日のことに思いを巡らせ、なぜか焦りのようなものを感じ、最近になく燃えるものが私の中にあったのですが、考えてみれば忙しさのあまり、ここ数ヶ月は夜の営みがめっきり減っていました。
やや精の衰えも感じてきた私とは違い、最近少し贅肉が付いてきたものの、まだまだ女盛りの妻は、その熟れかけた42歳の肉体を社長に委ねているのでした。

契約を成立させるためにギラギラとした好色男に抱かれる妻、美咲。
考えれば考えるほど、美咲が愛おしく思え、取り返しのつかないことをしたとの後悔の念が、逆に私を興奮させていました。
とにかく早く終わって欲しい。
早く妻を連れて我が家に帰り、しっかりと抱き締めて今日の疲れを癒やしてやりたい。
もうこんな性接待みたいなことは金輪際したくない。
しかし、そんな思いを嘲笑うかのように、隣の部屋の狂宴は激しさを増すばかりでした。

「あっ、私なんだか、はっ、はっぁ」

「ほらっ、どうした。あいつのは、こんなところまで届かないだろっ、おらっ」

「だめですぅ、イキそです、もう、許して・・・ください」

社長のモノは膣の奥まで届いているのか、太い肉棒が妻の身体を貫通して串刺しにし、子宮が裂けるほど突かれているのか、悲鳴に近い喘ぎ声が続きました。

「だめっ、イクっ、イクっ」

「なんだ、もうイクのか、まあ夜は長いからな、じゃあイカせてやるよ、オラ!」

「ああっ、イクぅイクぅ」

妻は外に聞こえるほどに絶叫しながら昇天してしまいました。

「あっん、んっ、うっっん」

妻が絶叫とともにイカされてしまった後、隣の部屋からは荒い息遣いがしばらく続き、やがてお互いの唇を貪りあうよう雰囲気が伝わってきました。

「どうだった?」
「すみません、すぐに・・・イッてしまって」

「謝ることはない、君のここはよく締まるし、濡れ方が半端じゃないな」
「恥ずかしいです、あっん」

激しいセックスの余韻を楽しんでいるのか、心地よい疲れの中で、お互い見つめ合いキスをする2人の姿を想像すると、セックス以上に嫉妬にかられてしまうほどでした。
とにかく事が済んだのだから、妻を早く連れて帰りたい一心でしたが、まったく出て来る気配もありません。
しばらくじっと待っていましたが、意を決して襖を開けてやろうと立ち上がりかけた時に、わずかではありますが襖が開きました。

「あなた・・・?」

わずか数センチくらいだけ開いた襖から、妻のか細い声が聞こえてきました。

「・・・美咲」

襖に近寄り、『美咲、帰ろう!』と声を掛けようとした私に、思わぬ妻の声が振りかかってきました。

「ごめんなさい、お水を・・・いただけるかしら?」

「みっ・・・水?」

予想だにしない妻の言葉に、つい聞き返してしまいました。
襖と柱の隙間から、僅かに見える妻の顔髪の毛は乱れ、顔はすっぴんなのかと思うほど、口紅の跡がまったくありません。
チラッと見えた白い肩口、妻は全裸のままだったようです。
喉の渇きを潤して、まだここにいるつもりなのか?
てっきり帰れるものと思った私は、水が欲しいという言葉に殴られたような気分でした。
しかしその後、追い討ちをかけるように非情とも思える言葉が妻の口から出てきたのです。

「それと・・・少し遅くなるから、先に帰ってください」

「えっ」

私は返す言葉を失ってしまいました。
ここまで妻と一緒に来て、なんとか契約を取りたいという一心で頑張ってきたのに、私だけ先に帰れという妻の言葉は一体何を意味するのか。

「ごめんなさいね」

妻はそう言うと、スーッと襖を閉めてしまいました。

くそっ!
この怒りを誰にぶつけたらいいのか腸が煮えくりかえるほどの怒りを覚えるとともに、妻が遠くに行ってしまうような焦りを覚えました。
この襖を突き破って妻を取り返したい。
もう契約なんでどうでもいい。
しかし、部屋の奥にいる社長の手前、どうしても勇気が出てきませんでした。
自分自身の無力さ、情けなさを痛感しつつ、私はなんとか気持ちを落ち着けて、不本意ながら部屋の隅に置いてあったポットと湯呑を持って、襖をノックしました。

「美咲、水を置いておくよ」

そう言いながら襖を少し開けました。
部屋の奥は大きなガラス戸になっており、立派な庭が見えました。

「あっ・・・ごめんなさいね」

私からは死角になって2人の姿は見えませんでしたが、明らかに男と女が本能のままに生殖行為に没頭しているムンムンとした空気が漂っていました。
1人取り残され、今までにないくらいの屈辱感を覚え、やや乱暴に襖を閉めてしまいました。

1人になってしまった私はどうしたものか迷いに迷いました。
妻は「先に帰って」と言いましたが、だからといってノコノコ帰るわけにもいきません。
こうしている間も隣の部屋では妻と社長が再び交わっているかと思うと、とても帰る気にはなれませんでした。

その時、ふと襖を開けた時のことを思い出したのです。
確か隣の部屋は、奥がガラス戸になっていて庭が見えていました。
ということは、反対側に回れば部屋の中が見えるはずです。
私は慌てて外に出ると、建物の反対側に回りました。
もし今料亭の人が来たら、覗き魔に見られるかもしれない・・・。
しかし、その時の私は必死でした。
なんとか妻を取り戻して一緒に帰りたい。
それがだめでも、せめて今妻がどうしているのか、あの憎き社長とどんなことを・・・。
とにかく部屋の様子を見たい一心だったのです。

反対側に回ると予想通り広い庭があり、ちょうど中央あたりに大きな木がありました。
妻と社長がいる部屋は、煌々と明かりがついていました。

「部屋を暗くしてください」と妻は言ってましたが、結局明るい中で抱かれてしまったのでしょうか。

私は地面を這うようにして進み、木陰に隠れました。
ここからなら部屋の中が手に取るように見えるはずです。
しかし、いざとなると、すぐ見る気にはなれませんでした。
もしかしたら、見てはいけないものを見てしまうかもしれない。
二度と立ち上がれないくらいにショックを受けてしまうかもしれない。
そんな弱気になってしまったのです。

しばらく気持ちを落ち着け、自問自答をしながら覚悟を決め、私は木陰から少しずつ顔を伸ばしていきました。
視界の中に部屋の中の様子が入ってきましたが、全裸のままで大の字になって布団に横たわっている社長・・・大きく拡げた脚の付け根に隆々とそびえ立つ性器。
恐ろしいくらいに太い肉棒でした。
そして自分の手首くらいある肉棒に、愛おしげに頬を擦りつけている妻がそこにいました。
妻の姿を見た瞬間、私は自分の目を疑いました。

これは絶対美咲じゃない。
あの美咲が、いくらなんでも・・・。

妻は元々性に対しては控え目な方でした。
セックスは誘えばしますが、フェラチオなどは頼まないとしない感じで、しても遠慮がちに咥える程度だったのです。

もうすでに社長には抱かれてしまいましたが、それはほとんど無理やりに抱かれたようなものですから、私もただただ契約のためと思い、辛いながらも耐えました。
妻も嫌々ながらもこの時限りと思い、その身を捧げてくれたと思っていました。
しかし、今まさに見えた光景は、どう見ても妻から積極的に行動しているとしか見えなかったのです。
妻が痴態を繰り広げ、淫乱な痴女のように、社長のイツモツを頬張っているのです。

しばらく星空を見上げて、私はもう一度ガラス戸の向こうを見ました。
社長は相変わらず大の字になって脚を広げたままでした。
巨大な肉棒が下腹の上にどっしりと横たわり、その上にぴったりと張り付くように妻の顔がありました。
社長の肉棒に頬を寄せている妻は、まったくの別人に見えました。
すっかり社長の身体の虜になってしまったかのように、その手は毛深い太股を撫ぜたり、見るからに精子がたっぷり溜まっている睾丸を弄びながら、自分の頬で肉棒の感触を楽しんでいるかのようでした。

妻の心の中は一切わかりません。
ただ、その表情は恍惚として幸せそうでした。
時々チラッと社長を見上げる妻の顔は、愛くるしさを感じるほどでした。
見るに堪えない妻の姿・・・。
しかしもう手遅れでした。
妻の力を借りて契約を成就させる計画は、思わぬ方向に傾きかけていました。

妻の仕草を満足げに見ていた社長が、何か話しかけたように見えました。
妻はゆっくりと起き上がって社長の横に仰向けになると、社長が妻の股を割りながら覆いかぶさっていきました。
妻は騎乗位で、愛する男の肉棒を慈しむように腰を振り、身体を仰け反らせ何度も絶頂しているのです。
とうとう私はそんな妻の姿を見るに絶えれなくなり、一人、料亭を後にしました。

無事、社長との契約は成立しました・・・。
しかし今、妻は私の隣りにはいません・・・。

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