勘違いから始まった彼女との破局・後編

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引きこもり一日目。
ELLEを聞き漁る。
“バカな女捕まえたなw”みたいな内容の、イントロがモノラルで始まる曲をずっと聴いてた気がする。

引きこもり二日目以降はよく覚えてない。
でも数日経ったある日に、中学で塾が一緒だったやつからメール来たんだよね。

陸『最近何してんの?』

俺『ん、家でずっとぼーっとしてるw』

陸『は?学校行ってないの?』

Kaya 回転ピストンバイブ 加熱機能付き 2点同時攻め ポルチオ直撃 2股バイブ

俺『うんw』

今さら隠してもどうなるわけじゃないし・・・と思って陸に全て話した。

陸『・・・うっわひでぇな、お前何も悪くねーじゃん、エッチだって向こうが誘ってきたんだろ?』

この問いには素直にうんとは答えにくかった。
現に俺もそういう事したかったわけだし。

陸『俺が祐二に話してやろうか?』

(は?・・・何で、あっ!)

陸と祐二は同じ中学校だった。
高校に入ってすぐも陸から『俺の親友の祐二ってやつもお前と同じ学校入ったよ~』みたいなメールが来たのを思い出した。

まさに藁にもすがる思いで、すぐに陸に電話。

俺「頼む、祐二に話してくれ!」

陸「興奮すんなってwwわかった、話してみるから、とりあえずお前は学校に行けw」

結局行かなかったけどw

次の日の夜に陸から電話が来た。

陸「学校行ったか?w」

俺「いや、なんか怖くてね~w」

陸「まぁ無理もないかwとりあえずお前のことは話さずに、祐二と明日久々に会おうって事にしておいたから。お前も近くの◯◯(レストラン)に来い」

俺「え、それは・・・」

陸「どうにかしたいんじゃねーの?」

俺「・・・うん、わかった」

かなり怖いけど、行くことにした。

次の日、とりあえず学校は行かずに、時間を待つことにした。
家族以外に会うのが久しぶりだったから緊張したし、怖かった。

時間になり、家を出る。
先に陸と合流することにしてたから、近くのコンビニへ。

俺「うぃっすw」

陸「よっ、久しぶりwなに緊張してんのww」

二人でレストランに行くと、すでに祐二は座ってジュース飲んでた。

祐二「あれっ、なんで俺がいんの?てか久々に見たな陸もお前もwww」

陸「まぁまぁwとりあえず俺らもなんか飲もwドリンクバー頼むやろ?」

俺「うん・・・」

オーダーして二人でジュースを継ぎに行く。

陸「緊張しすぎってw祐二は俺と中学校三年間ずっと絡んでたんだから大丈夫だってw」

席に戻る。

祐二「んで、なんなの陸?こいつ連れてきてwこいつの笑い話改めてするの?ww」

陸「いやぁwそんなんじゃないけどww」

祐二「んじゃ何?w」

陸「こいつの彼女・・・有紀ちゃんだったっけ?嘘ついてんだよ」

祐二「嘘?何が?」

陸「こいつは有紀ちゃんに無理やりさせたんじゃないんだよ」

陸「こっからはお前が話さないと・・・」

俺「・・・うん」

ショックで半分コミュ障だったからかなり怖かったけど、なんとかしたかったので一生懸命話した。

祐二「・・・なるほどねー、それまじ?w」

俺「あ、うん」

祐二「信じろって言われてもねーw第一本当・・・」

陸「祐二、こいつは嘘つかんよ、まじだから」

祐二「だけど・・・」

陸「だいたいお前、俺が言うこと信じないの?」

半切れで陸は祐二に言っていた。

祐二「お前のことは信じるよ。でも・・・いや、わかった。まじなんだな?」

俺「うん、まじだよ。俺、あの時、有紀のこと大好きだったし、そんな無理やりなんて怖くて出来ないよ」

祐二「わかった。でも、それでどうすんの?」

陸「お前が力を貸して、俺の疑い晴らせない?」

祐二「疑い晴らすっつっても・・・だいぶ広まってんだぞ?」

俺「・・・とにかく有紀といっぺん話させて欲しいんだ。でも由里たちが有紀と話させてくれないから・・・」

祐二「わかった、由里たちは俺がどうにかする、隆弘もいるしな。でもそこからはお前の力だぞ?」

俺「・・・うん」

陸「・・・さっすが祐二!さっもうこんなとこ出て俺の家に行って徹夜でゲームしようぜw」

この夜はほんとに三人で徹夜でゲームした。
楽しかった。

次の日、陸は部活の朝練あるからとか言って6時ごろには家を出た。
きつかったろうなw

俺と祐二は一緒に登校。
正直、相当行きたくなかった。
また皆から変な目で見られなきゃいけないのかって。

学校に着くと予想通りの反応。
でもなんで祐二と?みたいな感じだった。
祐二のグループたちのところに二人で行くと・・・。

DQN達「ウヒョヒョヒョヒョwwwwなんで一緒いんのwwwwww」

祐二「実はな・・・」

DQN達「ウヒョwまじ?ww」

祐二「隆弘、由里に、こいつと有紀が話をできるように言って来てくれないか?」

隆弘「は?なんでw第一こいつが本当のこと言ってるとは・・・」

祐二「早く行ってこいって・・・」

かなり睨みきかしてた。
こんな詳しく書いてたら終わらんなw

この後、有紀と話すことができ、有紀は半分泣きながら・・・。

有紀「ごめん・・・ごめん・・・」

由里も近づいてきた。
すべての話をする。

話を進めていくと有紀が発狂。

有紀「確かに、俺くんを誘ったのは私だけど、私は悪くない!!!俺くんが俺くんが・・・」

もう何か可哀想でもないし、半分引いてた。

この後、有紀は由里たちからも相手されず、俺は祐二の助けもあり、徐々にみんなの誤解も解けてきた。
有紀はちょっと前の俺みたいに学校に来なくなり、学校を辞めた。
そして無事に平穏な学校生活を送って3年になった。
この間に中学校のときの塾の友達で時々遊んだ女の子に告られたけど、もう女と付き合うなんて無理だった。

その3年の時に次の事件が起きたんだよね。

俺は祐二たちのグループにすっかり溶け込んで、DQN・半DQNとも仲良くなっていた。
俺の笑い方も自然と「ウヒョヒョヒョw」になってしまった。
この頃はもうすでに有紀の事とか思い出すことはほぼ無くなってた。

ある日、学校から祐二と一緒に帰っている時だった。
確かあの頃二人で今更って感じだが、エヴァにはまってたからその話でもしていただろうか。
急に前方左に止まっていた黒いMARCHから金髪のちゃらちゃらした感じの兄ちゃんが降りてきて、俺らの方に向かってきた。
まぁ特に気にもせず横を過ぎようとすると・・・。

金髪「ねぇ、君たち、◯◯高校の子だよね?」

祐二「・・・そうっすけど」

金髪「何年?」

祐二「何であんたにそんなこt」

金髪「うるせぇ、何年だって聞いてんだよ」

正直、祐二も俺もかなりびびった。

祐二「・・・3年」

金髪「おっ、ちょうどいいじゃ~ん、同じ3年にさ、◯◯(俺の名前)ってヤツいない?」

俺「俺ですけど・・・」

咄嗟に答えてしまった。

金髪「・・・お前が◯◯か、ちょい俺と来い」

明らかに雰囲気が変わった。

祐二「お前、何言って・・・」

金髪「お前はいいから帰れ」

祐二「はぁっ?うるs」

俺「祐二、いいから、帰ったらメールする」

金髪に半分引っ張られながら近くの人通りの少ない駐車場に連れて行かれた。
行く途中にMARCHの中を見たら・・・。
助手席に有紀がいた。
俺の大好きなボブじゃなくて、わけわかんない髪型で金髪になってた有紀。
髪型は違うけど、確かに有紀だった。

頭の中が整理しきれなかった。

なんで有紀が?この男何?
なんで俺こんなに殴られてんの??

抵抗したけど、到底敵わなかった。
しばらくサンドバッグ状態が続き、俺がほぼ気を失いかけたところで止んだ。

俺につば吐きかけてどっか行った。

(あー漫画みたい)とか、冷静に考えてたの覚えてるw

しばらくしてから、フラフラで家に帰る。
親がもちろん心配して救急病院に連れて行かれた。
奇跡的に外傷だけで、骨は腕に軽くひびが入っただけだった。
親には喧嘩したとしか言わなかった。

金髪「~~~」

なんか言いながら、ぶん殴って、蹴ってを繰り返してたけど『有紀』ってワードを除いてなんも聞き取れなかった。

有紀の彼氏?
なんで俺が殴られんの?

次の日はとてもじゃないが学校に行く気になれず、家で色々考えながら過ごした。
夕方に祐二が家にきた。

祐二「昨日・・・やっぱボコボコにやられたんか・・・。悪い、俺だけが帰って・・・」

俺「大丈夫だってwってかね、わけがわかんない、車の助手席に有紀がいた」

祐二「有紀が・・・あいつがなんかしたんか」

俺「わかんないけど、殴るときにも有紀、有紀って言ってた」

祐二「・・・陸に相談するか」

陸に電話で事情を説明するとすぐに家に来てくれた。

陸「・・・ひでぇな・・・」

俺「やられたw」

陸「んで、有紀が絡んでるんだって?」

俺「っぽい」

陸「んー、普通に考えたら有紀の新しい彼氏に、前みたいに色々でっち上げて、学校辞める事になったのはお前のせいとか言ったんだろうな」

陸「まぁお前、そんなんにして許せるわけないよな」

俺「でも、到底敵うような奴じゃ、てかどこにいるかも」

陸「年上は年上に処理してもらうんだよw」

俺「どーいうこと?」

陸「まぁそれはいいんだよwそいつの車、普通だった?」

俺「普通?」

陸「うん、改造とかしてなかった?」

俺「んーエンジン音は普通じゃなかったからマフラーとか?あとウイング付いてた」

陸「ウイング付けたMARCHねぇ。引っかかるかな」

俺「??」

陸「まぁとりあえず今日はいいからマリカするぞマリカw」

また徹夜です。

陸は次の日また6時には家を出てた。
俺と祐二は学校休んで寝てた。

そんなこんなで一週間後?くらいだったかな、陸から電話があった。

陸「見つけたぞw金髪ウイング黒MARCHw」

俺「え?」

陸「サッカー部の先輩繋がりで、◯◯車会(覚えてない)の頭の人に連絡がついて、周辺のチーム全体に金髪黒MARCHウイング。あと有紀の事で探してもらったらすぐに見つかったらしいぞw」

俺「え?まじ?」

陸「まじまじwお前のせいで先輩に今度酒奢らなきゃいけねぇんだからなwお前半分出せよw」

後で分かったんだけど、この先輩がかなり力ある人で、だからチーム(?)にも話が通じたみたい。

陸「どうする?話してシメてもらう?」

俺「うーん・・・」

答えれなかった。
なんか他の人に・・・ってのもなぁって。

陸「じゃあ、とりあえず会う?」

俺「えっ!?」

正直かなり怖かった、痛かったんだもんw

陸「大丈夫、俺も先輩もいるからw」

俺「・・・うん」

2日後の夜に会うことになった。

その日が来た。
学校で祐二に話すと、ついて行くと言い出した。

夜、前に陸と待ち合わせたコンビニでまた待ち合わせ。
コンビニに着くと、白いシルビアと、イカツイけどかっこいい人、そして陸と、陸と楽しそうに話してるDQNっぽいのがいた。
どうやら楽しそうに話してるのが先輩で、イカツイのが頭らしい。

頭「君がボコボコにされた俺君?」

俺「は、はい」

頭「情けないなぁw一発くらいやりかえさないとw」

優しい感じで言われたけど、ズキっと刺さった。

頭「一応、向こうの頭には話し通してある。俺(頭)がそう言うんだったら、って事でそいつをどうしてもいいだってさw」

俺「・・・はい」

頭「とりあえず、そいつの家いこっか、てかこんな乗れるかなw」

なんとかシルビアは後部座席キツキツだったけど乗れた。
そしてそいつが住んでるアパートに到着した。

頭「着いたね~」

陸「MARCHないっすね」

頭「とりあえず部屋行ってみようか」

とりあえず俺とイカツイのだけで部屋に行ってみたが、出ない。

頭「留守っぽいね~、とりあえず待ってみようか」

俺「はい」

車に戻り、待つことに。

待っている間、車内でみんなにこれまでの経緯を話すことに。
イカツイ人は静かに聞いてくれた。
DQN先輩は爆笑してた。

頭「なるほどね~。まぁどっちにしろ俺君がちゃんとケジメつけないとね~」

俺「・・・はい」

1時間くらい経っただろうか、うるせぇマフラーの音が聞こえてきた。

祐二「来たぞ」

MARCHがクラクションをこっちに向けて鳴らしている。
どうやらここがいつもの金髪の路駐場所らしい。

金髪「どけよ!邪魔なんだよ!!」

頭さんが降りてく。

頭「金髪くん?だよね。ちょいいいかな?・・・君は金髪の彼女?君もいたら早いw」

金髪「うるせーてめー誰だよ!」

頭「あ?俺か?◯◯車会の△△だよ。いいから早く来い」

金髪「えっ、なんで△△さんが」

頭「いいからはよこい!」

頭さんのネームバリューを知った瞬間だった。

頭「俺君」

降りると確かに俺をサンドバッグにした男・・・と、大好きだった女がいた。

有紀「俺くん・・・」

金髪「てめぇ、自分じゃやりかえせねぇからって!あwせdrftgyふじこlp・・・うっ」

頭さんが腹殴ったみたいだ。

頭「俺君どうするの?とりあえず金髪と話つける?」

俺「はい」

金髪「△△さん、こいつが有紀を」

頭「いいから聞いてやれ」

俺「有紀に俺のことなんか聞いたんすか?」

金髪「あ?そうだよ。有紀の将来、お前が閉ざしたんだろがぁぁ!!」

俺「・・・やっぱ有ること無いこと、聞いたんすね」

金髪「有ること無いこと!?意味わかんねぇよwお前が無理やりやらせたのに、周りを言いくるめて有紀が学校辞めなきゃいけない状況にしたんだろうがぁぁ!!」

あぁやっぱりそういう風になってたのか。

俺「違うんすよ・・・こいつは・・・有紀は・・・」

すべての経緯を金髪にも話す。

頭「こいつの言ってる事は俺が保障する、本当だ」

金髪「はぁぁ?ありえねぇぇw有紀、騙されたんだよな?」

有紀「・・・俺くんが、俺くんが・・・俺くんが悪いんだもん、だってだってだって・・・」

あぁなんか前にも聞いた台詞だなぁ。

この後、有紀またもや泣き出す→発狂。
金髪はそれを見て、有紀が嘘をついていた事を悟ったみたいだった。

金髪「・・・わりぃ、殴ってくれ、ほんとに好きなだけ・・・」

俺「え・・・」

頭さんをチラッと見ると。

頭「ん、まぁ俺君のしたいように」

俺は殴ろうと思ったけど、なんかかっこ悪くてできなかった。
全部お膳立てしてもらって殴るとか・・・ねぇw

結局シルビアに乗り込んで、頭さんの奢りで飯食わしてもらって帰って、なぜか頭さんも俺の家に泊まってってマリカ大会して寝た。

オチもクソも無くてすまない。
6、7年前の話をそのまま書いた。

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