大柄な男とホテル街に消えた俺の彼女

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俺と優は同じ高校で、しかも3年間同じクラスだった。
優は身長145センチそこそこで、笑った顔がすごく可愛い美少女。
教科書見せてもらったり、見せたりしたこともある。
俺は優との何気ない会話が嬉しかった。

高2の後半にもなると、付き合いだす奴らも多くなってきていたが、しかし優とは友達以上に発展することはなかった。
見つめあって笑いあったり、顔を赤らめたりもあって、お互い好き同士なのかなと考えたときもあったが、俺はへたれで奥手でだった。
風俗で童貞を卒業したのは大学3年のときで、素人童貞を卒業したのも大学4年という有様である。

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それが、運命のいたずらか、帰省したときに優と飲み屋で偶然出会った。
(ありがちですが、田舎だと実際そうなんですよ)
話すうち、働いている場所が近いことが判明したのである。
4年半越しの再会であった。

俺と優が付き合いだしたのはごく自然な流れであった。
実家が近いこともあり、お互いの家族にも歓迎されて家族ぐるみの付き合いになり始めた。
優のひとつひとつの仕草が愛おしかった。
笑顔を見るたび、俺はどんな辛いことにも耐えられると思った。
体の相性もばっちりで、一日中お互いの体を求めあった。

しかし、神は俺に試練を与えた。
すべては俺に原因があったのかもしれない。

仕事が忙しく残業残業でかまってやれない日が何日も続き、お互い仕事をしていたこともあってすれ違うことが多くなり、どこかギクシャクした関係になり始めていた。
家族ぐるみとはいえ、同棲には抵抗があった。
そのときは“結婚はまだまだ先”という概念があり、それが俺の甘さだったのかもしれない。

そして運命(悲劇)の日は訪れる。
その日、俺は直行直帰の日で、優の会社の近くを通ったものだから、驚かしてやろうと思い、ビルの出口で待っていた。
しかし、優と一緒に職場の仲間らしき連中とぞろぞろでてきたものだからタイミングを失ってしまった。

俺は無意識のうちに尾行していた。
テレビドラマみたく、「あのタクシーの後をつけてください」なんてまさか実際にやるとは・・・。
どうやら飲み会のようである。
2~3時間くらい経っただろうか。
時間は9時半を過ぎていた。
1次会が終わり、2次会のようである。

しかし、そのとき俺は、驚愕の光景を目の当たりにする。
なんと、ほとんどが男女ペアになっており、優は体格のいい男と腕を組んでいた。
小柄な優とそいつは、なんとも言えないエロチックなコントラストを描いていた。

それからは俺にとって地獄だった。
2次会のカラオケ終了して出てきたときには、もう夜はふけこんでいた。
すでに俺は戦意喪失だった。
案の定、優と男はホテル街へと消えていった。

俺は茫然自失で1時間くらいふらふら歩き、ベンチを見つけたので座り込んでしまった。
冷たい汗が流れていた。
しかし涙はなかった。

不意に優が犯られている映像がフラッシュバックのように流れてきた。
しかも音声付き!
優がおしっこポーズで抱えられてバックからデカチンをはめられ、優の小さなオマンコがいやらしく掻き回されている。

「優ちゃん気持ちいい?」

「ハァン、アァン、壊れちゃ、アー、ハァハァ」

実際どうなのかわからないのに男として負けた気がした。
しかし意に反して、彼女が犯られている光景を想像してブッ立てていた。
いつもより数段硬くなっていた。

(俺は変態だ)

優に浮気されたことより、その事実がショックだった。

その後、俺は優を徹底的に無視することにした。
理由は言わなかった。
やがて優はすべてを理解したのか、「◯◯ちゃん、ゴメンネ、ゴメンネ」と言いながら、俺のマンションのドアの前でワンワン泣いていた。
俺も泣いた。
お互いの涙が枯れ果てるまで・・・。

しかし俺は耐えた。
絶対に会わないようにした。
やがて家族まで介入しだしたので事情を説明し、「1年間待って欲しい」と伝えた。
この言葉には様々な意味が込められていた。

・・・やがて一年が過ぎ去った。
色々あったよ・・・ホントに。
生きるって大変だーね。

今、優は俺の腕の中にある。

しかし、トラウマは消えることは無いだろう。
これはネトラレの才能がある私が言うのだから間違いない。
ちなみに、そのときのことを想像しながらやると萌えるのは妻には内緒だ。

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