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大学のサークルの女の子・・・今時珍しくおぼこい。
セーラー服にお下げ髪が似合う感じの純真なタイプ。
それでいて巨乳の娘だった。
本人の話によると、山奥の過疎の村で育って、あまり村から出ることもなかったらしい。
無茶苦茶好きになって、今年の夏の合宿で告ろうと思っていたら、チャラ男の彼女持ちの先輩にやられてるのを目撃してしまった。
非常に鬱だが、思い出すとオカズにしてしまう・・・。
大学に入って、まず目をつけた娘が、明里(アカリ:仮名)だった。
今時、こんな娘いないだろ・・・と言うような黒髪ロングの眼鏡っ子。
時々髪を二つに分けて括っていることもあり、なんか彼女だけ、昭和の中期からタイムスリップして来たような独特の雰囲気を持っていた。
そんな感じの娘だったので、あまり人の輪にも入って行けないらしく、1人で授業に出ていることも多かった。
僕は、早い段階から彼女に目をつけていた。
地味だけど、目鼻立ちはハッキリしていてかなりの美形だった。
だから、彼女の隣にさりげなく座って話しかけるようになった。
初めは彼女も警戒していたようだけど、だんだんと打ち解けて色々な話をするように。
生まれたのは北関東の山の中で、同級生が2人しかいないような過疎の村の出だと言う。
もちろん彼氏などおらず、それ以前に周囲に男の子がいなかったので(高校は麓の女子高)、まともに恋愛すらした事がないらしい。
僕はチャンスだと思い、「もっと友達を作りたい」と言う彼女に、「じゃあ、ウチのサークル入りなよ」と勧めた。
オールラウンドな体育系サークルで、メインはテニスだけど冬にはスノボに行ったりと、まあ遊び系のサークルだ。
思えば、これが間違いだった・・・。
夏、海に合宿に行った時のこと。
合宿先は小さな民宿を借り切る(昔使われていた民宿を一軒借り切る感じ)スタイルでした。
サークルと言っても遊んでばかりのいい加減なサークルだったので、みんな適当に遊んでいる感じでした。
僕は、海で泳いで疲れたら民宿に帰って・・・、というような事を繰り返していました。
明里ちゃんも友達と一緒に楽しんでいました。
明里ちゃんに友達が出来て本当に良かったと思いましたし、明里ちゃんにも感謝されていました。
ぼぉーっと明里ちゃんの水着姿を見ていましたが、それにしても、あの胸!
トランジスタグラマーと言うのでしょうか、身長から何から小振りで華奢なのに、どうしてオッパイだけあんなに大きいのか・・・。
もっとも明里ちゃんはその事を嫌がっていて、極力胸を隠そうとしていました。
でも、水着になると、隠すことは出来ません。
実際、今回海に来て初めて明里ちゃんのオッパイに気付いた男子も多く、「俺、明里狙い」と公言する奴も現れました。
でも僕は余裕でした。
他の男子の誰よりも明里ちゃんと仲が良く、一部からは「◯◯(俺)の嫁」と言われたりしていましたから。
しかし今思うと、完全にその隙を突かれた事になります。
僕は175センチ、65キロ、中学高校と陸上(短距離)をやっていました。
さして取り柄のない男ですが、女性経験は3人。
2人は彼女で、1人はバイト先の年上女子大生です。
もちろん当時は彼女はいません。
冒頭で“チャラ男”と侮蔑的に書いてしまいましたが、僕はその先輩のことは今でも嫌いではありません。
面倒見も良く、人に分け隔てなく接するので、男女どちらからも人気がありました。
先輩の彼女は同じサークルの部長で、美人でしたが性格がキツく、周囲との衝突の絶えない人で、ボロカスに言われた後輩男子部員を飲みに連れて行ったり、泣かされた女子部員をドライブに連れて行ったり(その後喰っちゃうのが問題・・・)と、何かと気を遣う人でした。
僕は、海で遊んでいる明里ちゃんに声を掛けました。
「晩飯の後、2人で抜けてどっか行かない?」
「えっ?」という表情の明里ちゃんでしたが、ほぼ即答でした。
「ごめんなさい、真紀ちゃん達とお土産買いに行くから・・・」
「あー、じゃあ、いい、いいよ」
身近に見る水着姿の明里ちゃん。
量販店どころかコンビニで売っているようなダサい水着でしたが、飛び出した胸!
しっとりと濡れた髪!
汚れを知らず、引き締まった肌!
形の良い桜貝のような、未だ男を知らない唇!
僕は自分のムスコを大きくしないようにするのに必死でした。
夕食後、明里ちゃん達は買い物に出て行きました。
僕は暇なので、ぼーっと1人で海を見ていました。
30分ほどすると、後ろの方の小さな小屋で、「キャッ、キャッ」と声がします。
(どっかのバカップルか?)
僕は興味も手伝って、その小屋を覗きました。
しかし、小屋の中は真っ暗で何も見えません。
(困った・・・)
それは小屋の中のカップルも同じだったようで、電気ランタンを灯しました・・・。
小屋は小型のボートを収納する場所で中板敷になっています。
壁板もトタンもボロボロで、中は簡単に覗けます。
その中で明里ちゃんと先輩が親しそうに話してます。
さすがに声は聞けませんでしたが、2人の距離は近く、なぜか明里ちゃんは水着を着ていました。
そのうち2人は海に向かって歩き出しました。
水着を着ていたのは、2人で泳ぐつもりだったようです。
とんでもない青天の霹靂でした。
その時は混乱していて、なんとか先輩を困らせてやろうと思いました。
その場に乱入してやろうとも思いましたが、明里ちゃんが傷ついてしまうんじゃないか?とも考え、別の手段に出ることにしました。
部屋に帰り、以前研修旅行から入れっぱなしになっていたスティック状のボイスレコーダーを持ち出して小屋に戻り、板敷の隅に仕掛けました。
2人は海の方で遊んでいます。
やがて帰って来て、板敷に並んで座ります。
明里ちゃんの肩を抱く先輩。
しきりに自分の髪を触る明里ちゃん・・・。
「それで、お婆ちゃんの代わりにトラクター運転してね・・・」
「ええっ?凄いじゃん!トラクターなんて俺は無理だわ」
「そんな事ないですよー、簡単ですよー」
さすがは名うての女たらしです。
僕が「ふーん」と聞き流すような話も、いちいち大仰しく反応します。
明里ちゃんはそんな先輩に乗せられるように、実に生き生きと自分の実家の話をします。
「でも、良いよな・・・」
ポツリと先輩・・・。
「俺も(大学)出たら、明里ちゃんの家で農家手伝おうかな・・・」
実はこれは先輩の本音で、先輩は事あるごとに農業がしたいと漏らしていました。
「農家なんて良くないですよ」
明里ちゃんは髪を撫でながら俯いたままです。
「でも、明里ちゃんと一緒なら、たぶん楽しいと思うよ」
グッと明里ちゃんを抱き寄せます。
明里ちゃんは少し拒絶します。
「駄目です、(聞き取れず)しちゃいますから・・・」
「俺のこと嫌い?」
「好きですけど、そんな・・・」
「春樹(僕)の方がいいんだ?」
「(聞き取れず)とかじゃないですよ」
ずっと俯いたままの明里ちゃん。
たぶん先輩の口からは、僕に対する攻撃の言葉が繰り出されるはず。
そう思い、少し身構えます。
「あいつは・・・いい奴だよな、優しいし、気遣いも出来る・・・」
(え?)
「俺が女だったら、あんな奴と付き合いたいと思うよ・・・」
僕は呆然としました・・・。
たぶん僕がこの状況なら、きっと先輩を“女たらしのヒドい奴”と罵っていたはずです。
「俺みたいなチャラいのよりも、しっかりしてるよ、きっと幸せにしてくれるよ」
先輩が立ち上がります。
僕は先輩の鷹揚な態度に驚嘆しました。
格の違いとでも言うのでしょうか・・・。
『鬼マサ』とも呼ばれる激しい気性の彼女にシバかれ、揉まれまくって、すっかり角が取れてしまったのでしょうか・・・。
明里ちゃんは、そんな先輩を後ろから抱き締めました。
「春樹くんのこと、好きだけど(聞き取れず)だから・・・(泣き声)」
先輩は振り返って明里ちゃんを抱き締めました。
そして明里ちゃんの顔を持ち上げます。
潤んだ瞳を見つめます。
今度は明里ちゃんは嫌がりませんでした。
「俺が初めてでいいの?」
「はい・・・」
「彼女いるけど、いいの?」
「はい・・・」
「じゃあ・・・」
2人は唇を重ねました・・・。
明里ちゃんが18年間ずっと守ってきた真っ白な純潔が、今から少しずつ先輩の色に染められていくのです。
そして、その様を、僕は黙って見ているしかないのです。
この間、とても長い間、ボイスレコーダーには何も音が入っていません。
その代わり、僕はこの目で見ていました。
少し緊張した表情で目を閉じ、顔を真っ赤にして先輩と唇を合わせている明里ちゃんを・・・。
ショックでしたが、凄く幸せそうな明里ちゃんの姿を見ていると、それはそれで良いのではないか・・・とも思い始めていました。
ただ、こんな事が『鬼マサ』にバレるようなことになれば、先輩も明里ちゃんも可哀想なことになるんじゃないか?
(実際、つい先日まで修羅場でした)
そんな変な心配をしてしまうほど、この状況を俯瞰的に捉えている自分がいました。
夜の闇の中で、豆電球の照らし出す、ぼうっとした微かな灯りに映った明里ちゃんは、先輩のキスに緊張してカチカチになっているのが傍から見ていても分かります。
まともに男性に触れられるのも初めての明里ちゃんが、いきなり男に愛撫されるのです。
「んっ、キス・・・好きです・・・」
「明里ちゃんの唇、凄く気持ち良いよ」
「先輩も・・・」
唇を付け合いながら、お互いに思いを語り合います・・・。
やがて先輩は手練れた男の本性を見せつけ始めます。
明里ちゃんの頭を抱き締めると、ひと際激しく唇を押し付けました。
恐らく明里ちゃんの口に、自分の舌を押し入れたのでしょう。
生まれて初めて自分の身体の中に男が侵入したのです・・・。
明里ちゃんは驚く素振りを見せ、逃れようと足掻きましたが、先輩にガッチリと頭を抱き締められていて、動くことが出来ません。
プチュ、ピチャ・・・。
粘液が合わさる音が周囲に響き、次第に明里ちゃんが脱力していくのが分かりました。
それと同時に、明里ちゃんが完全に先輩のものになったのだということも分かりました。
<続く>
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