4つ年上の友人の姉に筆下ろししてもらった・前編

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俺が19歳の頃の話。
小学校時代からの友人(T)の家が俺たちの溜まり場で、毎日毎日ろくでもない話で大騒ぎをしていた。
その友人Tに4つ上の姉(Nさん)がいたが、いつも挨拶をする程度で俺たちに関心が無い様だった。

ある日、T家で友人たちと酒を飲んでいたところ、Nさんが友人のRさんを連れて帰ってきた。
ちょっとぽっちゃりしているRさんは、初めて会ったにも関らず、あっと言う間に俺たちの輪の中へ入ってきた。
Nさんはと言うと・・・仕方無さそうに弟であるTの横に座り、一緒に酒を飲み始めた。

1時間も経った頃だろうか、トイレへ行ったり飲み物を取りに行ったりで、戻って来た時には席がバラバラになり始め、Nさんが俺の隣へ・・・。
少し酔い始めたNさんはいつもの素っ気無い態度とは違い饒舌だった。

「彼女はいるの?」
「どんなタイプが好きなの?」
「どんなTV番組が好き?」

・・・Nさんの質問攻めは一向に止まらなかった。
だんだんと話も盛り上がったその時、ふと肩と肩が触れ合った。
Nさんのセミロングの髪からは大人ならではの何とも言えない甘い香り。
これだけで心臓はドキドキしていた。

(Tの姉だ!Tの姉なんだ!・・・)と何度も心の中で呟いた。

酒も無くなりその日はお開きになったが、Nさんと急接近出来たことが俺には嬉しかった。

数日後、T家に遊びに行くと、ドアを開けてくれたのはNさんだった。
中へ入ろうと思ったらNさんが急いでドアの外へ出てきた。
そして俺の耳元で・・・。

「俺くん・・・、この前の飲みで私、結構酔っていたんだけど、変な話とかなかった?後でRに聞いたら、『俺くんに絡んでたよ!』って聞いたから心配になっちゃって・・・」

ちょっと上目遣いで心配そうな顔のNさん。

「ちょっと酔ってましたよねぇ・・・かなり際どい話もしてきたし・・・」

なんて話をしたら、Nさんは俺の袖を少し掴み、今にも泣きそうな顔。

「嘘ですよぉ!信じないで下さいって!」ってフォローしたら、「もぉー!絶対遊んであげないから!」とふくれっ面で怒られた。

何度も謝り、どうにか許してもらえたが、「今度何か奢ってもらうからね!」と約束させられた。
それからはT家に行けばNさんとも話が出来る様になり、とりとめのない会話で盛り上がったりもしていた。

あの飲み会から1ヶ月は経っただろうか。
ある日の金曜日、いつもの様にT家へ遊びに行ったがNさんは不在だった。

(まぁ遊びに行くたびにいる訳はないよなぁ・・・)

そう思いながらも、Nさんが帰ってくるのを待っていた。
いつもの様に下らない会話で盛り上がっていたら、Tの携帯が鳴った。
Nさんからで、「飲み会で夕飯はいらないってお母さんに伝えて!」と、ほんの数秒で電話が切れた。
(会えるかなぁ・・・)という甘い期待が脆くも崩れてしまった。

この日はT家で夕飯もご馳走になり、0時を回ったところで帰ることにした。
T家から俺の自宅まで歩いて20分。
いつもの様に音楽を聴きながらいつもの帰り道を歩いていた。
T家から歩いて10分くらいだろうか。
帰り道に交番があるのだが、その中になぜかNさんが座っていた。
交番の中へ駆け込み、お巡りさんに聞いてみたところ、「かなり深酒をしているにも関らず自転車に乗って蛇行運転していて、あまりにも危ないので交番へ連れて来た」とのことだった。

座っているNさんに話し掛けてみると・・・。

「あっ、俺くん!りょうしちゃのきょんなちょころでぇ・・・」

呂律が回っていませんよ、Nさん。

「じれんしゃにのっていちゃらおまわりひゃんにちゅかまっちゃったぁぁぁぁぁ」

もうヘロヘロの状態。
お巡りさんに友人の姉だと伝え、俺が連れて帰ることにした。
まずは自販機で飲み物を買いNさんへ渡したが、飲んでいる半分以上を口からこぼしていた。
ヘロヘロだし服はびちゃびちゃだし、俺もどうしたら良いのか悩んだ。
Tへ電話をして車で迎えに来てもらうのが手っ取り早いと思い、Nさんに「Tに連絡して車で迎えに来てもらうね」と話をしたところ、Nさんは「嫌だ!」と言い、その場に座り込んでしまった。
いくら説得しても「嫌だ!」の一点張りで座ったまま動かない・・・。
埒が明かないので俺もその場に座った。

何分くらい座り込んでいたのか覚えていないが、「じゃあ、この場所は車が通るから危ないよ。もう少し先に公園があるからそこへ行こう」と話したところ、やっと立ち上がり、フラフラしながらも一緒に公園へ向かった。
自転車を引きつつもNさんを支え、どうにか公園に辿り着いた。
2人でベンチに座り、「吐いた方が楽になるよ、トイレへ行く?」と聞いてみたが、「大丈夫・・・さっきよりは楽になったから・・・」と俺にもたれかかっていた。
30分も座っていただろうか、寝ているのかなぁと顔を覗き込むとNさんが話し掛けてきた。

Nさん「俺くんってやさしいね」

俺「いや、誰だって同じ事をするよ」

Nさん「ん~でも、やっぱりやさしいよ・・・だけど今日はゴメンね・・・いきなり酔っ払いの相手をさせちゃって」

俺「いつもお世話になっているTのお姉さんだもん、気にしないで」

Nさん「Tの姉だからやさしいの?」

俺「・・・」

Nさん「ゴメンね。また酔って変なこと聞いちゃったかな・・・」

俺「ん~・・・聞いちゃったかな・・・」

2人とも黙ったまま沈黙が続いた。
突然、Nさんの手が俺の首に巻き付いて来たと思ったら・・・キスをしてきた。
俺は高校の時に付き合っていた彼女がいたが、その彼女とはキス止まりだった。
俺が経験したキスとはまるで違う大人のキス。
Nさんの舌が俺の口に入って来た時、さっきNさんが飲んでいたアクエリアスの味がした。
舌の感触は温かいと言うかねっとりしてると言うか・・・童貞の俺には刺激が強かった。
俺はされるがままの状態だったが、突然の出来事で俺は・・・。

(このまま抱き締めてもいいのか?やはりTの姉だし・・・ここは強引に離した方がいいのか?)

などと悩みつつも結局、されるがままだった。
俺が両手を持っていく場所を探していたら、ふいにNさんが俺から離れた。

Nさん「俺くん、急にキスしちゃってゴメンね。俺くんの彼女に悪い事しちゃったね・・・」

俺「俺、今は彼女いないし・・・こういうキスは初めてだったから緊張しちゃって・・・」

少しの沈黙があり、Nさんは急に立ち上がった。
でも酔いはまだ完全に覚めてなく少しふらついていた。

Nさん「そっか、俺くんには今彼女いないんだね。ふーん、そぉっかぁ。そうだ!俺くん、車の運転出来るよね」

俺には何のことだかさっぱり分からなかったが、「出来るよ、きっとNさんより運転うまいよ(笑)」と答えた。

Nさん「ねぇ、今からドライブしよ!いいでしょ、ねっ!」

ふらつきながらもNさんは俺の袖を引っ張った。
俺はNさんに袖を引っ張られるの凄く好きで、4つ年が離れているNさんだけど、なんとなくねだっている様な頼りにされている様な、そんな気分だった。

俺「じゃあ少しだけですよ。時間も遅いし」

Nさんは、「じゃあ決まり出発ね。行こう!」と心許ない足取りで歩き始めた。
T家には駐車場がなく、家から歩いて1~2分の所に駐車場を借りていた。
車はNさんが購入した軽自動車で、Tも時々使わせてもらっていた。
Nさんは、「はい、車の鍵ね!」と俺に渡し、助手席に乗り込んだ。
もう時刻は2時過ぎ。

俺「ねぇ、今からどこへ行くの?」

Nさん「まずはね・・・俺くん。とりあえず、しゅっぱぁ~つ」

俺にはもうよく分からなかった。
車内にはNさんが飲んだ酒の香りとセミロングの髪から甘い香りが漂っていた。
すでに公園でのキスからMAX状態だった股間は少しでも触れられたら暴発しそうだった。
Nさんの指示通り車を運転して20分も経った頃・・・。

Nさん「俺くん。そこを右に曲がってくれる?」

俺「はぁい、了解!」

Nさん「OKOK。この道をまっす~ぐ進んで!」

俺「はぁい!」

Nさん「じゃあ・・・えっとね・・・次の横断歩道の先をまた右に曲がって・・・」

俺「はぁい!・・・えっと!・・・ここは・・・」

とあるインターチェンジ近くのラブホテルだった。
車を駐車場に停めると・・・。

Nさん「えっとね、俺くん・・・いきなりゴメンね・・・」

俺「いや、だって、あの・・・」

何が起きて、なんでこうなったのか、この場をどうしたらいいのか、俺はパニック状態。

Nさん「俺くん、エンジン止めて外に出よ!」

Nさんは助手席の扉を開けて外に出たが、俺はマジでどうしたらいいか分からなかった。
戸惑っている俺を見てNさんは運転席側に回り込み、運転席のドアを開けた。
エンジンを止め、「ねっ、俺くん。降りてくれるかな・・・」と、また袖を引っ張られた。
ドキドキしながらも車から降り鍵を掛け、鍵をNさんに渡そうと思ったら・・・。

「手・・・繋いでいいかな?」

俯きながらNさんが聞いてきた。
女性と手を繋ぐなんて何年ぶりだろうか。

(恋人繋ぎかな?)

Nさんは左手の指を開いて待っていた。
けどNさんの右手は俺の中指から小指までの3本を握ってきた。

(あぁ、こんな繋ぎ方もあるんだなぁ)

感心していたら、「この手の繋ぎ方、好きなんだ。でも痛かったら言ってね・・・」って、もう悶え死にそうで、俺の股間は真面目に暴発寸前!

(男だし、しっかりしなくちゃ!)

俺が先導する様に手を繋いでホテルのフロントへ向かった。
だがここでとんでもない出来事が発生!!
なんとホテルは満室・・・。
フロントのおばちゃん曰く、「この時間からは無理だねぇ・・・」といきなりカウンターパンチを食らった気分。
どうしようとオロオロしていたら、「俺くん。満室じゃしょうがないね!行こう!」とにっこり笑い、俺の手を引っ張ってホテルを出た。

車へ戻るとNさんが話し掛けてきた。

Nさん「ねぇ、俺くん。明日は暇?あっ、もう今日だね」

2人で笑った。
携帯でスケジュールを確認してみると、10時~17時までバイトが入っていた。

俺「う~ん・・・10時からバイトなんだよね・・・」

Nさん「バイトかぁ・・・じゃあ仕方ないね」

俺「でも休めるかどうか朝になったら聞いてみるよ」

Nさん「ダメ!ちゃんと俺くんが来る予定でお店はスケジュール立てているんだよ」

俺「・・・」

Nさん「ちゃんと行かなくちゃね!そうだ!俺くんの携帯番号聞いてなかったよね。教えてくれる?」

俺「いいよ。09***・・・」

Nさん「あっ、出来れば赤外線で送って!」

俺「そんなの使った事ないよ・・・」

Nさんは俺の携帯を奪い、あっという間にデータの交換をしていた。
ホテルの駐車場を出発してT家の借りている駐車場まで戻ってきた。

Nさん「今日は本当に有難う。俺くんには迷惑かけちゃったね・・・」

俺「俺こそ緊張しちゃって、ゴニョゴニョ・・・」

Nさん「本当に有難う・・・ねぇ、俺くん、ちょっと目瞑って・・・」

ちょっと期待しながら目を閉じると、今度はやさしいキスをしてくれた。
Nさんが口を離すと、「俺くんが家に着く頃を見計らってメールするね」と言い、もう一度キスをしてくれた。

車を降りてNさんを家まで送った。
T家は玄関の外灯のみで、家の中はもちろん真っ暗。
Nさんは小さな声で、「後でメール送るね。じゃあね!」と家の中へ入っていった。

夕食をご馳走になったT家から帰って、なぜかまたT家の前にいる俺。
突然起きた出来事は自分の中で整理がつかなかったが、Nさんから来るメールを待ちながら歩いて自分の家へ帰った。

家に着き自分の部屋で着替えていると、携帯電話が机の上で振るえだした。
もちろんNさんからのメールだった。
結構長いメール内容だったので覚えていることだけ抜粋。

『今日はありがとうとゴメンね』
『もし良かったらまた2人で会ってくれる?』
『彼女いないんだったら立候補しちゃおうかな』

だったような・・・。

それからと言うものNさんとのメールやり取りは増え続けた。
Nさんは某会社のOLさんだったが、仕事中だと思われる時間にもメールを送ってきた。
T家には今まで通り遊びに行っていたが、もちろんNさんとキスした事はTに内緒にしていた。

<続く>